番外14 「ないものねだりか」 『・・何も欲しいだなんて言ってないわ』 「なら、あまり見続けるのは同性とはいえ失礼だと思うが?」 『今、貴方も同じものを見ているなら、最低ね』 「君の視線の先を見ているだけだが」 『最低』 「君には必要ないだろう?」 『ないわね』 「ないからといって、君の性別を間違える人間はいないだろう?」 『・・・・・・そうね』 「昔より、くびれはできたようだが」 『セクハラで、公安につきだすわよ』 「これは人として善なる行為だと判断されるだろうね」 『最低』 「それはシステムに言ってくれ」 『・・・・・・』 「まぁ、新零には似合わないだろうな」 『そういう聖護は、興味がないのね。男のくせに』 「どうかな」 『・・・・・・・』 「少なくとも、君にあの手の色気があったとしても欲情したりはしないよ」 『・・・・・・・』 「どちらかというと、新零の独特な色気の方が好みかもしれない」 『その発言に、私は身の危険とやらを感じたらいいのかしら?』 「君次第かな」 『・・・・・・・』 ← 目次 |