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目が覚めたら、知らないうちに帰ってきていた槙島聖護が寝ていた
何度か間近で顔を見たが普段、随分と上の方にあるため
こう、まじまじと見るのは初めてだ

彼の髪と自分の髪を見比べ、自分の方が白い・・・?
と、比べてみるが確かに似ている
以前に妹と言われたが、瞳の色は違うが
兄と言われれば、納得する人は多いのかもしれない

おそらく、美形に当てはまるのだろう
あまり興味はないが、綺麗だとは思う

睫長いな・・・

立っていても上に高いが
当然のように横にしても長いなと
足先の方へ目を向けた

「・・・・・・・・・・・」

気配を感じて、片目を開ければ
足先の方を見ている新零の横顔がすぐ近くにあった

何をしているのか、わからないが
少し楽しそうだったので
また、目を閉じた


『?』

何か動いただろうか?
再び彼の顔をまじまじと見るが
変わったところはない

ただなんとなく、すでに起きていることはわかった

面白かったので
眺め続けることにした


『・・・・・・・・・』
「・・・・・・・・・」

気配が去らない
この少女は何がしたいのだろうか
落書きでもされるか?

『・・・・・・・・・・』

瞼の下で眼球が動いているのがわかる
先ほどよりよく動く

「・・・・・・・・・・」

なんだか、とても見られている気がする
僕が起きていると知っていてわざと見ているとしか思えない

『・・・・・・・・・・・』

起きているのに、なぜ目を開けないのだろうか
意味が分からない
二度寝でもするのだろうか

・・・そろそろ見飽きてきた



「・・・・・・・?」

寝息?

ゆっくりと瞼を上げれば
白い頭部が視界に入った

それも、それなりの近さに

何がしたいんだ・・・・

うつ伏せに寝落ちている新零を見て
思わず口元が緩んだ


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