詩集

 -想色-

卒業
*前しおり次#

明日この扉を 開けたなら
それが最後に なるのなら
  
次に扉を 開けるのは
その次に扉を 閉めるのは
もう 自分ではないけれど
きっと次の手が 来てくれる
  
「おはよう」
「おはよう 昨日ね──」
  
次の誰かを迎えてる
  
君の
次の扉も 待っている
  

平成24年10月



*前しおり次#

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