詩集

 -想色-

All day's Glad
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ありがとうと言えた数だけ
幸せにしたい
君がいたと 一緒の時間
幸だらけって
さようならと 別れるときに
笑えるように
君がくれた 一緒の日々を
口ずさんでく
  
生まれながら「幸せ」 皆違って
何度も失敗して 何度も壊した
  
「もうやるもんか」って
意地も張ってたよ けど
逃げてたんだ
気づいてた
声に出せずにいた
  
ありがとうと言えた数だけ
幸せにしたい
ボクがいたと 言えなかっただけ
幸せでいて
さようならと 別れるときに
泣かないように
君がくれた 最高の日々を
口ずさんでく
  
伸ばされた手 握れずに叫んだ
「他人になんて」、傷つけたよね
  
「何が分かるの?」とか
「どうせ知らないのに」とか
見ない振りして
遠ざけた
僕を叱ってくれて
  
ありがとうと言えた数だけ
幸せにしたい
ボクがつけた 傷の数以上
笑っていてほしい
さようならと 別れる前に
まだ言い足りない
君がくれた 最大の日々に
「ありがとう」と
  
ここまで来て やっと気づけたけれど
不幸の大きさって 人それぞれなんだね
傷ついたと ボクが叫んだよりも
もっと
ずっと
傷つけたほうが大きくて
  
それでも
  
ありがとうと言えた数だけ
幸せにしたい
君がいたと 一緒の時間
ここに証明(しめ)すよ
さようならと 別れるときに
笑えるように
君がくれた 一緒の日々に
君がくれた 沢山の想いへ
「ありがとう」 to you
  

平成24年10月



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