帰らないよ。助けるって決めたんだ!
作品情報
|幻門《ゲート》。現代社会において、それは突如異能を開花した者たちが発した言葉だった。彼らのキーフレーズであり、彼らを象徴する言葉であり、彼ら自身を指した。
その異能たちは、2年前突如としてゲートとしての記憶を失い、普通の人間に戻っていった。犯罪者は呆気なく捕まり、彼らを助けていたヒーローはその面影を失い、世界はただ一時の夢から覚めたように静寂を取り戻した。
そして迎えた春。|万理《ばんり》・N・レーデンは|風見《かざみ》|鏡《きょう》、|白波瀬《しらはせ》|大和《やまと》らと出会う。彼らは、12年前に死んだ万理の兄|海理《かいり》を知っているという。
あり得るわけがない。彼は死んだのだ。異世界に行っている? そんなの、受け入れられるわけもない。
けれど彼らのいう異世界の記憶≠ェ戻った後、友人が失踪した。
失いたくない。誰かが傷つくのは見たくない。そんなのただの我儘でエゴでご都合だってわかってる。
独りにしてほしいと叫びながら、独りで押しつぶされ続けた心が立ち上がる、現実世界へと引き継がれた異能の物語。
※この物語はフィクションです。実際の人物、地域、学校、団体等には一切関係ありません。
また、作品内での内容は犯罪・差別・暴力等の思想を推奨・煽るものでは決してありません。演出上取り入れている範囲であり、筆者の望む意図ではないことをここに明記いたします。
番外編・小ネタ集について
こちらは公開日が古い順にナンバリングをしております。
タイトル横の「:第○話後」はネタバレを防止したい方向けです。直前の内容を思い出したい時にもご活用ください。
どの話数から見ても支障がないと葉月が判断する内容については「:第○話後」の記載がありません。
制作者紹介
シナリオ、キャラクター、世界観構成
▶葉月七歌 & ひなた
Special Thanks
睦月遥歌
(一部キャラクター名、世界観構成)