原作軸から何年経っているとか、正直よく分からない。なんせ、読んだのは10年以上前だ。話なんてうろ覚え。他校のキャラなんて濃い奴以外覚えていない。
まぁ、その代表が入学式早々にやらかしてくれた跡部君なわけだけど。
あとは髪がカラフルでイケメンな奴らが主要キャラと思っておけば間違いないだろう。

「「「キャーッ!跡部様ァァァアア!!!」」」
「「「忍足くーん頑張ってぇー!!!」」」

高校一年になって数ヶ月ほどが経った。殆どが中学からの持ち上がりらしく、外部からの生徒は少ない。どうやら試験が物凄く難しいらしいのだ。私は受けていないので分からないけれど。トリップしてきた時から、勝手に学校は決まっていた。珍しがられたけれど、それも今は昔の話だ。

そういえば、今は体育の授業中だ。二組合同、男女に別れて同じ体育館でバスケットをやっている。それだけなら何ら問題は無い。しかし、我がAクラスには跡部君、Hクラスには忍足君がいるため、授業をキチンと受けている女子はごく僅かなのだ。

「…6人でバスケしろってか。」
「うーん、しょうがないかなぁ。3、3に別れてやろうか。」
「う、うん。」

ジャンケンをして別れる。あれ、なんか向こう経験者ばっかりっぽくない?

「えー、なんかコレ不利じゃない?」
「ジャンケンなんだからしょうがないでしょ!さっさとやりましょ!!」

プイッとイラつきながらコートに行ってしまったのはHクラスの美人さん。その後に続く派手めの女の子二人。

「彼女、女バスのエースって言われててバスケ凄いらしいよ。雑誌とかにも載ったことがあるみたい。」
「美人だもんねぇ。」
「け、けど高飛車なところは好きじゃないかな…。」
「ハッキリ言うねー。ま、私もだけど。後の二人も経験者だし、コレ勝てる気しないんだけど。」

でも負けたくないー!!と叫ぶのは同じクラスの佳菜子。もう1人のオドオドだけど意外と毒舌なのは美樹。大体いつもこの三人で行動している。中等部からの持ち上がりの彼女達は、イケメン集団のテニス部よりも野球部を推している氷帝では珍しい人種だった。

「集まったのはこれだけか…、しょうがねーな。ほらジャンプボール行くぞー。」

伊藤先生の合図でボールが上に投げられ、身長の高い佳菜子によってボールが弾かれ、私の手元にきた。
自分の才能に奢り、他人を見下し笑う彼女。それを見て私は口角を上げ、ボールを一度弾ませた。





これはバスケ小説ではない。因みに野球でもない。