伊弉冉さん家のお姫様
「さ〜て、俺っちはそろそろ寝坊助なお姫様を起こしてこよっかな〜!」
「もう少し寝かせてやったらどうだ?昨日遅かったみたいだし」
「寝すぎて頭痛くなっちまうのはなまえなんだから早めに起こしてやんねーと」
「そうか、じゃあよろしく」
「ご指名あざーーーーす!」
私の朝はいつも元気な兄のモーニングコールから始まる
「なまえ〜、朝だぞー!
なまえちゃん今日もサイキョーに可愛い♡
早く起きないとお兄ちゃんが抱っこしちゃうぞ♡えーい!」
適当に話す兄に抱き上げられながらゆっくりと意識を覚醒させていく。知ってる天井だ……
『ん゛ーーー……』
「ほいほい起きた起きた」
リビングに連れられると寝室との明暗差に視界がホワイトアウトするのを感じる。兄の肩に顔を埋めて光から目を保護していると私を抱き抱えてる兄の手とは別の手に横から頭を撫でられた
「なまえ、今日は買い物行くんだろ?俺も一二三も休みだから付き合うぞ」
『……ゔーん』
「ほら、なまえ。独歩もこういってくれてっから起きろ〜?」
『……うん』
やっと明瞭になってきた視界と意識で元気な兄と元気じゃない兄の幼馴染を写すと2人して私の顔を覗き込んでいた。乙女の寝起き凝視すな
『おはよう……』
「ん!おはよー!」
「おはよ」
兄に抱かれたまま洗面所に連れられ顔を洗う。
こうして伊弉冉なまえの朝が始まる
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