げげげ
怒涛の通勤ラッシュに揉まれ瀕死状態で出社して終わりの見えない地獄でオーバーキルをくらいハゲ課長の怒声で死体蹴り。本当に要らんオマケで今日はなんと社内の飲みに連行された。なんで俺だけ直前まで何にも知らない飲みがあるんだよ。一二三への連絡が遅れたせいで一二三の美味い飯が家で冷めちまってるじゃねぇかクソ弊社。俺のせい?俺のせいなのか?俺がキモくて仕事もロクに出来ないアラサーなせいで何にも知らされずこんな仕打ちを受けているのか?俺のせい、俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせい俺のせいだあぁあああぁああ………


『あの』
「ひっ……!?」


クソ上司共の有難〜〜〜い激励という名のdisと武勇伝語りを多量のアルコールと流し込み何とか波を抜け端で1人終わりを待っていると突然隣から女性の声がした


『観音坂さん、大丈夫ですか?』
「あ、ぁ……はい」


重い頭を持ち上げ何とか視界に姿を映し出そうとするも目が霞んでよく見えない。俺そんなに飲んでたか……?


『結構飲まされてたみたいですし、おひとりで帰れますか?』
「……なまえさん?」


そうだこの人は総務の天使なまえさん。美人で笑顔が可愛くて優しくて……ってあ゛ぁ゛ぁ゛あ゛あ゛あ゛! ! ! ! !いつも心の中で勝手に名前呼びしているせいでつい御名前で呼んでしまった!!!!俺なんかが名前呼びなんてキモすぎるだろ!!すいませんすいませんすいません


『ふふ。はい、なまえですよ』
「は、へ……ぇ?」


なまえさんの美しい微笑みに気を取られているとここに来て胃が下から突き上げられてるような断続的な吐き気がやってきた。飲みすぎだ


「ゔ」
『辛そうですね……吐いちゃった方が楽になれますよ。御手洗行きましょうか』


なまえさんに手を引かれ靴をひっかけて座敷を後にする。ちらりと後ろを見遣るも誰も端に座っていた俺達には気付いていないらしい






『観音坂さん吐けそうですか?』


手を引かれたまま男女兼用の個室に連れ込まれ背中をさすられる。どうしてこうなった。ぐるぐると考え込むと吐き気は治まらないのに上手く吐けなくなる。ふと目線をあげると居酒屋のトイレお決まりの吐いたら罰金の張り紙が目に付いた。すいません吐きます


『う〜……辛そうですね……お手伝いしてもいいですか?』
「ぅ゛、ぇ……てつ、てつだい゛……?」


言葉を上手く飲み込めないおれを置いてなまえさんは自身の手を洗うと水でよく冷えた手で俺の顎をつかみ反対の手を俺の鳩尾ちょい下に添えた


『失礼しますよ』
「っ?ぅ゛ゔ!!?ぉ゛ご、お゛げ え゛ぇ゛!!!」


顎を掴む手をそのまま半開きの口に突っ込まれ喉奥を擽られ同時に腹に添えた手をぐっと押されると疼いていた吐き気が一息に襲ってきた。そのままなまえさんの手を汚しながら便器に胃の中身をぶちまけると可笑しいくらいに気分がすっきりした


『気持ちよく全部吐けましたね。よかった』
「か、は……っ、は、は」


俺の口からずるりとゲロ塗れの手を引き抜いたなまえさんは手早く手を洗いレバーを押し下げてゲロを流した。なんだよ、今の。信じられないくらい気持ちよかった。なまえさん御手を汚してしまった。なまえさん笑顔が可愛いな。あ、やばい勃つ。なんでだよ。


『このまま2人で抜けちゃいましょっか』


観音坂さんのお荷物、持ってきたんです。とはにかむように微笑んだなまえさんの声を聞きながら視線を下に降ろすと、最悪だ。


フル勃起じゃねぇか……
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