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▼【彼は守っていたのに】(実写)

◇ラチェット ※TF4

彼が殺されたということは知らされていた。
でも、こんなところにいるなんて、私は考えていなかったのだ。

「……オプティマス、見える? …ラチェットよ」

ケイドと一緒に潜入して、顔パーツだけになった仲間を見て、怒りが湧いたのは私だけではなかった。
通信から聞こえるオプティマスの怒声は珍しくて、私は静かに、目に焼き付けるかのように頭部パーツだけのラチェットを見つめ続けた。

あぁ、本当ならこんな恩知らずな人間なんか全部罵倒して、死んでしまったラチェットに触れたい。

これ以上ラチェットを侮辱するなと、汚い手で触るなと叫びたい。

「………抑えてくれ…」
「…………うん。わかってる」

ケイドに小声で諌められ、小さく頷く。
泣き出しそうになるのを必死に堪え、私は誰にも聞こえないように呟いた。

「……どうか貴方がジャズやアイアンハイドと同じ…、オールスパークの元に無事辿りつけていますように」

(守ってきた者たちに殺された彼へ)

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