▼【偉いね】(実写)
◇オプティマス ※TF4「……オプティマスって偉いね」
小さな身体。彼女の細い腕にはNESTという腕章がついていた。
私と視線を合わせるために、2階の手すりで頬杖をつきながら彼女は淋しげに微笑んでいた。
「人間を護ってくれるのはとても嬉しい。でも、貴方自身のことを考えてもいいのよ」
「と、いうと?」
「『人間を護る』ということを義務にしなくてもいいってこと。
……人間を見捨てたっていいのよ」
「それは出来ない」
私がすぐさまそう答えると、彼女はまた淋しげに笑うのだ。
「だから、貴方を偉いと思うのよ」
「人間を護るのはこれで最後にしよう」
私はケイドにそう告げる。ブレインに刻まれているのは以前淋しげに笑った彼女の言葉。
私は人間を護ってきた。だか、今、私の隣に彼女はいない。サムもレノックスも。
親しかった者達との同盟は強制的に破棄されてしまった。
ケイドはショックを受けた顔をしていた。
やめてくれ。私は偉くなど無いのだから。
(英雄の時代が変わり、彼は犯罪者になった)