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▼【望むのなら正義ではなく平和を】

◇ルッチ †CP9主

「あら。おはよ」

診療所に飛び込んできた白いハトは彼女の肩に止まった。
彼女は目覚めたばかりのロブ・ルッチの顔を覗きこみ、微笑むわけでもなくただ見つめていた。

「………モンキー・D・ルフィは」
「負けたのよ、貴方は。
任務は失敗したわ。スパンダム私達に責任を押し付けた」
「……この数年間が無駄になったのか」
「えぇ」

ルッチは彼女から相棒のハットリを受け取り、しばしまた黙り込んだが、彼女はやっとそこで微笑んだ。

「でも、いいのよ、もう。
貴方は生きていてくれたんだから」

彼女の目元のクマに、やっと気がついて、彼は苦味の強い苦笑を浮かべた。
ぎこちなく伸びた手が柔らかい髪をひと撫でしていった。


(これからはみんなで、血になど触れずに生きていけたらいい)

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