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▼【しあわせ】

◇学生セブルス

鼻歌が聞こえる。

目線を少しあげると『彼女』の姿。気になって声をかけた。

「なにか良いことでもあったのか?」
「どうして?」
「鼻歌」
「私じゃないわ」

お前しかいないだろう。

そう言ったらきっと拗ねるから、僕は黙ってまた本に視線を落とす。

また響いてきた鼻歌に、今度はみみをすます。


(きみとふたりでいるだけで)

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