▼【ここにはたった2人だけ】
◇沖田 †見廻組主ばこんがごんと派手な音を響かせて、その男女は街中を走りまわっていた。
「総悟ぉ!! んなおんな放っておけ!」
「煩いでさぁ、土方コノヤロー。
今日こそこの女は俺がやりまさぁ」
「いっつも信ちゃんばかりが遊んでもらっているから、アナタにはお礼をしなくちゃ」
「なんでぃ、嫉妬ですかい?」
「………今日こそ、ぶっ殺そう。異三郎風に言うならエリート的にぶっ殺そう」
「いつでも、かかってきなせぇ」
「てめぇらァ、本当、ふざけてんじゃねぇぞ!!」
(土方の声など聞こえない)
(彼らは既に2人の世界に入り込んでいた)