▼【自主的補習2】
◇スネイプ先生「スネイプ先生、あの、私、わからないことがあって…」
「またか」
「…何度もすみません」
「……いい加減、ここに来る口実にするのはやめたまえ」
「え?」
「我輩が気付いてないとでも?」
(1人の生徒が頻繁に出入りするようになった)
(珍しいというか物好きなようで、その生徒は我輩に恋愛感情を抱いていたようだった)
(最初は無視する気だったのに、最初は、最初は)
▼【自主的補習1】
◇スネイプ先生「スネイプ先生、あの、私、わからないことがあって…」
「またか。我輩の授業をきちんと聞いてるとは思えませんな」
「…すみません」
「見せたまえ」
「え、えっと、この薬草の煎じ方なんですけれど…」
「昨日やったばかりではないか。これは――」
(先生が私のためにわかりやすく説明してくれるこの瞬間が好きで、よくここに来てしまうのです)
(頬に熱が篭り、胸はドキドキと高鳴っていました)
▼【溜め息ひとつ零れた】
◇レギュラス「れぎゅ、むぎゅ」
「何をするんですか、先輩」
「レギュ可愛い。レギュ凄い可愛い。レギュ凄くいい後輩。レギュ好き」
「……先輩」
「? レギュ? どうしたの? 怖い顔してるよ?」
「先輩、僕も男だということ忘れていません?」
「レギュが男の子なのは知ってるよ?」
「………先輩。次の時間空いてます?
少し…、空き教室でいけないことしましょうか」
(再び首を傾げた先輩の手をとってエスコートしようとしたら)
(「レギュ、私より身長小さいね」と言われました)
(先輩には色々なことをわかってもらう必要があるようです)
▼【湖に沈んだお星さま】
◇レギュラス「もし。もしですよ。明日僕が死ぬとしたら貴女はどうします?」
「…急にどうしたのよ、レギュ」
「答えてください」
「べ、別にレギュが死んだからといって私には何も関係ないもん。
私は『あのお方』に付いていければそれでいいし」
「そうですか…」
(良かったと零したレギュラスに嫌な予感がしたはずなのに)
(どうして私はもっとましな言葉をかけられなかったのだろう)
(全てを聞いた私が『例のあの人』を裏切った時にはもう君はいなかった)
▼【だって青春ですもの】
◇学生シリウス「なぁ、」
「なぁに?」
「今度の休み、俺とデートしてくれない?」
「…………別に。いいけれど」
「顔、真っ赤」
「……うん。シリウスも」
(そして顔を赤くした2人がお互いに笑顔を零すのでした)
▼【キスの場所と意味】
◇シリウス「髪は思慕。額は祝福。指先は賞賛。爪先は崇拝。頬は親愛。唇は愛情」
「キスして欲しいのか?」
「シリウスならどこにしてくれるの?」
「……喉?」
「喉は欲求。シリウスの変態。
ばーか」
(罰が悪そうにシリウスは私の唇を奪うの)
▼【似合ってない訳ではない】
◇狼さんの娘「先生! 見てください!」
「……着物。だったか」
「ご存知でしたか。日本の伝統服なんですよー。
あの、似合ってます…?」
答えると顔を真っ赤にして彼女は小さくはにかんだ。
(リーマスさんにも見てもらってきます)
(見せてなかったのか)
(先生に1番に見てもらいたかったんです)
(………)
▼【生まれ変わるなら】
◇レギュラス「私、星になりたい」
「………貴女がいきなりなのはいつもですが、今日はまたどうして?」
「だって星になれたら、もっとレギュラスの側にいれる気がするんだもん」
真っ黒な空に輝くのは君の名前と同じ星!
(『小さな王さま』は苦笑を零して彼女の手を強く握った)
(そんなことしなくても側にいます)
▼【甘いチョコケーキ】
◇狼さん夢主甘いチョコレートの香り。彼女は笑みを浮かべて、リーマスへと振り返った。
「リーマスさん、チョコレートケーキ出来ました!
紅茶いれますね。何がいいですか?」
「ありがとう。うーん、今日はダージリンがいいな。
……それは?」
切り分けられ、ラッピングされたケーキに視線を移す。
彼女はただ恥ずかしそうに微笑んでいた。
「よかったらスネイプ先生にも食べて貰おうと思って」
(いつもよりも苦く作られたそれは何よりも甘かった)
▼【ポッキーゲーム3】
◇シリウス「ねぇ、シリウスさん。ポッキーゲームしましょうよ」
「ポッキーゲーム?
……ポッキーなんていらないだろ? キスしたいなら」
「いえ。それは結構です。遠慮させてもらいます」
「………」
(本当にポッキーゲームがしたかっただけ)