僕はもう君のために歌えない

◇リンクの幼馴染み兼親友が闇落ちしちゃったら。

女の子主人公で友情以上恋愛未満の死ネタ予定。
ネタバレですが主人公は死にます。慈悲なければ救いもないです。(続編が出るのでもしかしたら復活があるかも?)
あと所々捏造してます。
以下、話の設定などのメモ。ネタバレ注意。

主人公は代々王家直属の近衛騎士の家系で、物心付いた頃にはもう剣を握ってた程剣術の鍛錬を積み重ねていた。
けれど、毎日毎日朝早くから夜遅くまで続く拷問と言えるほど行き過ぎた厳しい指導は、まだ幼い彼女にとっては耐え難く人目につかない場所に隠れてはいつも一人で泣いていた。女だからといって甘く見ずに「ただ強くあれ」と教わった。
城下町の子供たちのように友達と走り回って遊びたかったし、たくさんおしゃべりもしたかったが厳しい両親はそれを許してくれなかった。
しかしそのお陰か主人公の戦いの才能は開花し、周りからは「退魔の剣の持ち主候補者」などと言われ称賛された。その頃、同時期にリンクも同じように「天才剣士」と周りから持て囃されていた。

そんな2人は、同じ近衛の家系からか幼馴染みのような感じで、気が合う2人は訓練場で模擬戦闘をしたりお互いに励まし合い高め合う良きライバル関係であり親友となっていった。ときには休憩時間になるとこっそり城を抜け出して馬に乗ってハイラル草原を走り回ったりした。
リンクは主人公のことを初めてあった時に男の子だと勘違いしていたが、しばらくした後で女の子だと知る。でも主人公が女の子でも扱いは変わらなかったし、変えたら主人公に失礼だと思い変えなかった。むしろ主人公のことは親友だと思いつつ、もう少し発展した付き合いになりたいという感情が芽生え始める。
しかし、リンクが主人公との勝負に勝ち、晴れて退魔の剣の持ち主になり英傑に選ばれたことをきっかけに関係が少しずつ変化して行く。

ゼルダとの関係は、まだ小さい頃同い年のゼルダ姫に話しかけられ、そのことがきっかけで次第に仲良くなり秘密の友達となる。他の人がいる時は姫と騎士の関係で、2人だけの時は気さくにお茶したりおしゃべりしたりして楽しんだ。主人公にとってそれが唯一の癒しの時間。
ゼルダはどこに行く時も主人公を自分の側に置き「きっと将来彼女は自分の専属騎士になるのだ」と信じて疑わなかった。それだけ主人公のことを信頼していたし、彼女の力を認めていた。ゼルダとの良い関係をしった王が主人公を「ゼルダの専属騎士」として任命した。だが、リンクが英傑になりゼルダの専属騎士がリンクに代わったことで交流が次第に減り、英傑同士の親睦を深めるためと主人公自らゼルダに相談しに行き和解した後、お互い会っても軽い会釈のみとなった。

英傑や退魔の剣に選ばれなかった主人公は近衛兵士に戻り、たまに古代研究を手伝いながら王やゼルダ姫を守っていった。交流の少ない主人公にとってリンクとゼルダが数少ない唯一気の許せる相手であったため、忙しい2人の側を離れていく内にどこか寂しさを感じた。
そんなある日。変な眩暈と頭痛に悩まされる。自己管理はしっかりているつもりなので風邪などは滅多に引かないが、それとは違う違和感が襲う。激しい頭痛は彼女を苛つかせるのに時間はかからなかった。幾ら薬を飲んでも医者に見てもらっても原因は解らず、黒い靄のような何かが心の中で渦巻いていた。
突如、頭のなかで「殺せ」と低い地響きのような声が聞こえ始めると同時に、稽古相手を本気で殺そうとしていたことにハッと気づく。そんな近頃様子のおかしい彼女に周りは休めと言うが、彼女のいない所では「厄災に取り憑かれたようだ」と懸念を抱き陰口を叩くようになる。

耐えきれなくなった頃に厄災ガノンが復活し、ガーディアンは乗っ取られるし厄災は主人公を器として取り憑く。その時リンクたち英傑を襲い、現れた魔獣と共にハイラルを支配した。

実は、ガノンの他に「厄災の器を持つ者、黒き魔獣と共にハイラルを支配する」と予言がよまれていた。器はその身に厄災の力を取り込むことができ非常に強力な魔力を宿す。退治する方法は厄災を倒す他にない。厄災と器は心は違えど一心同体に近く、どちらかが倒されれば残されたもう片方も死んでしまう。同様に厄災が封印されれば器は死ぬ。

主人公は厄災の器になってしまったので、封印されれば死ぬ運命に定められている。それを知った上で主人公や英傑たちはどうするのか?……という話を書きたい。

最終的には全部が終わった後にリンクが主人公のことを思い出す予定。せっかく思い出したのに主人公は厄災と共に死んでしまったので既に手遅れ、というオチ。

◇設定
・主人公
名前:ナマエ
ディフォ名:ソフィナ
ハイラル王家直属の近衛騎士。元ゼルダ直属の騎士だったが英傑結成後王の近衛騎士に戻り、古代技術の仕事を手伝ったりしている。その後プルアからレプリカのシーカーストーンを貰い受ける。厄災の器。

・黒い魔獣
名前:エク・マ・ドゥーク
愛称:エク
厄災復活後、主人公の前に現れた魔獣。主人公の命令に従ったり従わなかったり自由な性格だが主人公を守ったりする行動も見られる。主人公を背中に乗せて移動する。最終局面で主人公を最後まで守り抜き死亡。
エクの正体は主人公が小さい時に助けた黒い犬が魔獣化したもの。一人ぼっちになった主人公を僕が助けたいと願い魔獣となった。

・レプリカのシーカーストーン
主人公がプルアから受け取ったシーカーストーン。本来のシーカーストーンとは違いマップと写し絵以外は使えない。厄災復活前ゼルダに自分のシーカーストーンを預ける。主人公が厄災の器になった後、シーカーストーンはゼルダからインパに託された。
100年後リンクが記憶を全て思い出したときにインパから受け渡された。しかし、シーカーストーンは起動しなかったがすべてが終わった後に起動した。写し絵は風景やゼルダ、リンクたちの楽しそうなものばかりで主人公は一枚も写っていなかった。
最終決戦前にリンクがプルアにこの事を持ちかけると、削除されたある一枚の写し絵を復活させてくれる。
そこには主人公が写っている写し絵で、この絵を見た後に厄災ガノンを倒すとリンクは主人公のことを思い出すことが出来る。

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