prolong
「あなたなんて大嫌いっ!!」
そう泣きながら言う姫にオレはその涙を拭うこともましてや抱き締めることもできずにただ拳を握り締めて俯くことしかできなかった。
なぁ……オレは一体どこで間違えた…?
…いや、お前を好きになったことから間違っていたのかもしれねぇな。
光のように眩しいお前を……
(所詮、闇は光を恋い焦がれることしかできないのだから)
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