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派手な爆発音が遠くに聞こえる。
聖はその音を背に、目の前のアクマたちを真っすぐと見つめ返していた。
ここまでくればユウに追いつかれるはずがない。
…だから、存分に暴れることができる。
目の前にはさっきの2倍ほどのアクマが不気味な笑みを浮かべて浮かんでいた。
それでも聖は不敵な笑みを浮かべて、まっすぐアクマを見つめた。
「イノセンス発動」
―――蒼桜 紅朱長剣
深紅の柄が光ったと思えば、すらりとした長剣が聖の手に現れるのと同時に目と髪が黒に染まった。
この数では一体一体を倒す時間はない。
そんなことをしていれば神田が先にこちらへ来てしまうだろう。
…そうすればこの姿を見られてしまうことになる。
そうなる前に片を付けるには、…第2解放を早々にしてしまうことだ。
「第2解放―――雷剣!」
剣に光が帯びると同時に振り下ろすと雷がアクマ達を貫き、一気に爆発する。
断末魔もあげる暇もなく……アクマたちは跡形もなく消え去っていた。
―――その時間わずか3秒。
3秒で聖は80体ほどのアクマを跡形もなく消したのだ。
「ふぅ…終わりましたね。ユウの方も終わったのでしょうか…風」
“はい”
「ユウの方は終わりました?」
“はい、終わられたようです”
「そうですか…やはりユウも速いですね。…怪我は…されてませんか?」
“されてませんよ。ご安心を”
「よかった。…なら戻った方がいいですね」
すっと元の金髪に戻り、神田がいる方へ向かった。
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