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「リナー!」
「レティシア!」
二人で食堂に行くと行列の中にリナリーが並んでいた。
大好きなリナリーを見つけて動かないはずがなく、レティシアはすぐに駆け寄る。…もちろん神田を置いて。
「リナも夕食食べに来てたのね」
「えぇ。レティシアを誘いに行ったんだけど…どこに行ったの?」
「あぁ。実はね、」
レティシアは意味ありげにちらりと後ろを振り返る。
リナリーは頭にハテナマークを浮かべながらレティシアの後ろが見えるように体を少し傾けた。
すると目に入ったのは不機嫌そうな顔をして立っている神田。
リナリーはあぁなるほど、とクスッと笑いながら体を元に戻した。
「遊んでたの」
「神田がお気に入りなのね」
「えぇ。あんなに生真面目でお馬鹿はそうそういないわ。天然記念物並よ!」
「天然記念物は言い過ぎよ」
と言いつつ、リナリーは笑いをこらえることができないのか笑い続けている。
レティシアはそんなことないわ、とふふっと笑った。
もちろん、こんな会話を聞いたら神田が怒ることは間違いないので小声だ。
「ユウちゃん」
「…何だよ」
「そんな不機嫌な顔してどーしたの?もしかして妬いてるの?」
にやにやとあからさまにからかうような笑みを浮かべて神田を見つめる。
もちろんからかっているのだから本気で思っていない。
しかし、それでもムキになってしまうのが単純な神田。
案の定、神田は顔を赤くしながら顔を背けた。
「バッ!んなわけねぇだろ!!」
「ユウちゃん照れちゃってかわいー」
「かわいいって言うな!!」
あははーと手を振りながらジェリーの所に歩いていく。
残された神田はリナリーと二人っきり。
「…神田、あなた気づいてる?」
「あ?何がだ」
「ふふっ、何でもないわ!」
気づいてないなんて…自分がレティシアのこと気になってるってこと!
「鈍チンねぇ神田は」
「どういう意味だそれ」
あははーとレティシアのマネをして手を振ってレティシアの所へ歩いていく。
一方神田は、何なんだと眉をひそめながらその後を着いていった。
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