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「千種、これ食べる?」
「…うん。ありがとう」
「おいしい?」
「…ん」
「よかった」
「千種、何一人で幸せで羨ましいことしてるんですか?」
「そーだびょん!柿ピーばっかずりー!」
「心配しなくても骸にも犬にもあるよ」
幸せだった。
犬はいつもいじられていて、その隣で千種はいつも傍観して、骸はいつもいじったり、いじられていた。
そのバランスがよくて、いつだって楽しかったんだ。
でも…小さな幸せはそんなに長くは続かなかった……
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