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――――――……
『リボーン!また銃を発砲したって…、…あ』
『(すごい美人…、でも今度こそまともな人…!)』
『誰…?』
『あっあの!これ…!!受け取れません!!』
ずいっと出されたのはお金やワインが入った箱。箱にはボヴィーノファミリーの紋章がついていた。
これは…ボヴィーノファミリーから?ランボがお世話に…、…あぁなるほど!
恐らくランボの10年バズーカがらみで何か巻き込まれたことがあるのだろう。
それは本当にご迷惑をおかけして、と思いながらその箱の中を見る。
あ、手榴弾とかまで入ってる!!
こんなもの一般人にあげるなんて…まったく…イタリアじゃないんだから、ボスも考えてほしい。
でも、迷惑をかけてしまった人に毎回毎回贈り物をするボヴィーノのボスの温かみも感じて、小さく苦笑する。
『ごめんね、ビックリしたよね?』
『は、はい…』
『ん。ちょっと、待って』
箱を探り、入っているものを二つに分けていく。
そんな私の行動に正ちゃんは小さく首を傾げた。
『あの…?』
『ちょっと待ってね。…あ、お名前、何て言うの?』
『入江、正一…です』
『正一か…長いなぁ……正ちゃん、って呼んでいい?』
『えっ!?あ、はい!もちろんです!!』
『よかった。私は美瑠だよ。よろしくね』
『こちらこそ…!』
まともで、こんなにすごく美人な人と知り合いになれるなんて…!
ついてないと思ってたけど、すごくついてる…!!
そう正ちゃんが心の中で喜んでいるとは知らず、私は箱の中から爆弾や銃弾を取り出していく。
『…はい!これ、あげる』
『え!?も、もらえません!』
箱の中に入ったままになっているのはワインやオリーブオイル。
お金や手榴弾などはさすがに危ないのでやめておいた。
…お金をあげるっていうのはちょっとね…どんなお金かわからないし。
手榴弾はもっとダメだからね!一般人にあげること自体ダメだから…!
でも、ボヴィーノのボスの心意気をなくすようなこともしたくない。
だから、せめて、渡せるワインやオリーブオイルは渡すことにした。
『遠慮しなくていいんだよ?元々正ちゃんがもらったものだし!
お金や手榴弾はさすがにちょっと、まずいけど…ワインやオリーブオイルなら消耗品だし。ね?』
『で、でも…』
『大丈夫!はいっ』
半ば強引に箱を正ちゃんの胸に押し付ける。
大丈夫だよ、ともう一度ニコッと笑うと正ちゃんの顔が赤くなった。
その様子に少し首を傾げたが素直に受け取ってくれたので何も言わない。
『この街に住んでるの?』
『はい。一応』
『なら、また会えるかもね!その時は声かけてね?友だちなんだから』
『友だち、ですか…?』
『あっごめん。いきなり慣れ慣れしかったかな?』
『いいえ!嬉しいです!』
『よかった…じゃ、また会えるといいね!』
『はい!!』
――――――……
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