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「みんなのプレゼント、楽しみにしてるね」
「はい!楽しみにしていてください、十代目!」
獄寺隼人、自称右腕くんがあんなに張り切って返事をし、一位を取る!と一人だけ対抗意識をかなり燃していた。
それとは逆に山本武は何にしようかーって楽しそうに考えている。
それぞれ守護者が十人十色の反応を示している中、郁織が、動いた。
可愛らしい笑顔を浮かべて綱吉に近寄り、甘ったるい声で話しかける。
(それを雲雀さんはどうでもいいように、見てた)
「ツナ、私も頑張るね!」
「……あぁ、うん」
「何が好き?って聞いちゃったら面白くないよね」
「…そうだね」
綱吉と郁織の会話に私は思わず眉を顰めていた。
何、これ……どういうこと?どうしてこんな態度なの?
郁織がこんな態度とられるなんて思わなかった。
中学の時は郁織に対してあんなに笑顔で接していたのに何故?…むしろ私には、普通の態度だったのに。
今更こんな冷たい態度を取るなんて…一体どういう心境の変化?
怪訝そうな視線を送ると綱吉はその視線に気づくとニコリ、と笑っただけだった。
…私はすぐに視線を逸らしたけど。まだ許したわけじゃないから。
「翠徠、どうしたんです?」
「…骸……」
とても不機嫌そうな顔ですよ。そんなに参加するのが嫌ですか?
そう問いかけてくる骸に苦笑して小さく首を振る。
そういうわけじゃない。…ただ、小さな変化に戸惑ってるだけ。
骸は本当に心配そうな目で私を見つめてきてくれたけど、何も言わなかった。
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