揄えるならキスできそうな距離
狭く、窮屈な場所で部下と二人きり。
そんな状況に白けるどころか、熱は昂る一方で。
―――チュクチュク
『あっ!…や、ダメ…』
己の中を縦横無尽に掻き回され、名前は背を反らせながら堪らずに声をあげた。
いつの間にか制服のショートパンツは剥ぎ取られ、露となった部分は土方の手により可愛がられている。
そして、先ほどからチュクリチュクリと耳に響く卑猥な音に、羞恥心は煽られて。
『そんな…、しちゃ…ダメ、ですって…ぇ』
両足は左右に割り開かれたまま。
その中心――秘部の中に二本の指を出し入れされ、これ以上は耐えられないと息を乱しながら抵抗の言葉を漏らすものの。
土方が素直に聞き入れるはずもなく。
「駄目っつーわりには、」
―――グチュッ!
『んあっ!』
容赦なく指先を最奥に突き立てられビクリと腰が跳ねる。
キュウと肉壁が土方の長い指を締め付けると、同時にトロトロと愛液が零れてきた。
それが、土方の指から伝って掌を濡らすと、満足したように口角を上げ。
「ココは…悦んでんじゃねーか」
そう耳元で意地悪く囁かれた。
『や、言わな…で、くださ…あっ、んん!』
恥ずかしさのあまり生理的な涙を下瞼に溜めながら止めてくれと首を左右に振り懇願するものの、むしろその反応を楽しむように内壁を擦られる。
しかし気持ちとは裏腹に、反応する身体は熱く絶頂を求めていき。
全身の神経が、自身に入れられた指の動きに集中してしまう。
やめて欲しい。
でも、やめないで。
ーーージュプッ チュプッ
名前の中の葛藤を掻き消すように相変わらず厭らしい水音を響かせ、土方は彼女を追い立てていく。
そうして奥へ奥へと滑らせた指先でグニグニと膣内を強く刺激してやれば、
『っ、奥…あ、ダメ………ッ!!』
我慢できないとばかりに一際高い声を発した名前は、夢中で土方の肩にギュッとしがみつき、同時に腰をビクビクと震えさせ達してしまった。