2019/10/07

創作キャラをぶっ込んで遊ぶ


「ナマエのとこ悪属性関係しかいないね」
「あぁ、おれが思うにあれは本人の性質が出てるね」
そう言ったのはケイマである。マテリアルと呼ばれる画面を見ながら私が告げた言葉であるが、いまいちあの子と悪属性が結びつかなくて首をかしげる。はて。まぁ、あんまり関わりがないからもあるだろう。しかしながら私がよくみる姿はコウヘイくんとやりとりしている姿だし、その姿はあまり悪属性と結びつかない。人見知りすぎてあまりサーヴァントとも話したりしないらしい、とは誰の言葉だっただろうか。それでもサーヴァントからは不満が上がらないあたり、仲が悪いということでもないらしい。
元々私とマシュの他に助かった五人は同じグループで仲も良かったらしく、しかしながら私やマシュが加わっても邪険に扱うことは決してない。良い人ばかりが集まるグループというイメージだ。
「その顔は良い人ばっか、って思った顔だな?」
ケイマはケラケラと笑って頬杖をついた。
「違うの?」
「物差しの差し方によるな」
「なにそれ」
「わからないならそれでいいさ。リツカの物差しで測れば俺たちはいい人ってわけだ」

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「ナマエを見てないか」
「ジャックちゃんと寝てたよ」
そりゃあもうスヤスヤと。珍しいなぁ、とも思ったが近くにエミヤオルタがいるあたりは抜かりないとは思う。コウヘイくんは辺りをみて、それはどのへんだ、と尋ねる。どのへん、と言われてもいつもの場所ーーと言おうと声がした場所を見れば、コウヘイくんによく似た誰かがいた。新アサさんかな?と思ったが、彼は今日ケイマとレイシフト中である。彼は私を見下ろす。
「ナマエは何処だ?」
「あーえー、と、というか貴方は?」
「おい、フジマル、ここに俺が来なかったか!」
飛び込んできたのはコウヘイくんである。あれ?と思っていれば、彼はコウヘイくんをにらみ、コウヘイくんもまた彼を睨んだ。意味がわからないよ。
「何、何、どういうこと?」
「……サーヴァント・アヴェンジャーだ」
はっきりと名乗った彼に、私は二人を見比べる。俺、という発言をみるに彼はコウヘイくんなのだろう。何がどうなったか、は、わからないけれど。

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「……誰だこいつ」
二人のコウヘイくんをみて、当のナマエちゃんがこぼした言葉である。私達はといえば、どっちがどうだとか、マテリアルを見ながらああだこうだ言っていた。エミヤ達は何処か分岐した未来のコウヘイくんと結論づけ、呼び分けが面倒だからイタリアのアヴェンジャーだとかいっていた時だ。
ナマエちゃんは眉間にシワを寄せると口を開く。
「コウヘイの偽物?サーヴァントが化けてる?」
「違う違う、このサーヴァントが未来のコウヘイなんだって。クラスはアヴェンジャー」
「みんな騙されてない?」
ナマエちゃんはサーヴァントをちらりと見てそう言った。彼はそんな彼女をみて、少し口元に緩やかな笑みを浮かべる。穏やかな、嬉しそうな。
「あぁ、間に合ったか、よかった、お前はまだ子供だな」
そうこぼされた言葉に、私は未来のナマエちゃんに何かあったのだろうか、と思う。それは他も同じらしい。しかしながら、彼は瞬時に姿を変えた。長い槍のようなものを作り上げた彼は、それをナマエちゃんに向かって投げる。私達が何かを言う前にサーヴァントが動く前にナマエちゃんがそれを避けた。コウヘイくんが令呪を使う声が聞こえる。ナマエちゃんといえば何か納得したように突き刺さった槍のようなものを見つめた。
「ちょっと、ナマエ!?なに納得してるの!?」
「や、未来のコウヘイなんだろうなぁって」
何で判断したんだろうか。コウヘイくんが眉間にシワを寄せたのに対し彼は強化をとくと、近づいた彼女を見下ろした。
「君は確かにコウヘイなんだなぁ」
彼女はそう結論づけると、また首をかしげる。
「でもなんで、アヴェンジャー?」
そこか。殺されるとこじゃなくて。

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「で、結局どうしたんだ」
「令呪でとりあえず人理修復終わるまで殺すなと言っておいた」
そう言ったコウヘイくんは困り顔である。ナマエちゃんといえば、未来の彼に懐いた、というか、彼がナマエちゃんの世話を焼いていると言うか、まぁ、そんなだ。
「どうであれ、アイツは俺だろう」
「え、コウヘイくんはナマエちゃん殺したいの?」
「俺は殺したくないが、アイツにはそうなんだろ。まぁ俺の姿であれ、アイツは大人だからな、ナマエを大人になれさせるいい機会だ」
彼はそう言ってため息をつく。
「大人になれさせる?」
「ナマエは大人が嫌いな上に一切信頼してないからな。だから年下に見えるサーヴァントとは仲がいいが年上に見えるサーヴァントには寄り付かないだろう。自分のサーヴァントは信用はしているようだが」
その言葉に、すとん、と腑に落ちる。ああだから彼女はジャック達と仲がいいらしい。
「でもなんで大人が嫌いなの?」
「……アイツにも色々あるんだ」

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転がってきた銃を手に持つ。そのまま引き金をひけばいとも簡単に目の前の命は消え失せた。そのまま照準を他にずらす。低い音、命を断つ音。それが神の祝音であれ。
「ナマエ」
そう手を掴まれる。もういい、もういいんだ、と言った彼は何処かの世界の彼の未来らしい。

==やっははーい!

「いや、俺ホームズ派だとかモリアーティ派だとか言う前にルパン派なんだよな」
ケイマが二人を前にそう告げる。
「残念ながらフジマル以外の四人もな」
「私達はケイマにすすめられて読んだだけだからノーコメントで」
そう苦笑いと共に告げたユカに、私も苦笑いをする。ムッとしてみせた彼は子供っぽい一面があるが、この二人の論戦に対応できるぐらいには頭がいいし、頭の回転が速いのだ。だから恐らくどちら派かという話になったんだろう。
「えー、なんだい、それ。君と私の仲だろう」
不満げにそう告げた教授に、どんな仲だよ、と彼は少し不満げに告げた。
「一緒に悪巧みしたじゃないか」
「あれは悪巧みというかただの小手先運試しだろ?」
「……何したの?」
「いやぁ、ちょっと……」
「宝物庫をどれだけバトルなしでチョロ任せるかという話じゃなかったかい?で、結局君はバトルなしで隠しQPをちょろまかしてみせた」
そう指摘したホームズに、ユカちゃんが、何やってんの!と声を上げた。
「いやぁ、暇だったからつい」
「暇だったらのレベルじゃないような……」
「見た目に騙されちゃいけないよ、マイガール。彼はなかなかに悪い」
「教授が悪属性付与されたのでは」
「そうともいうね」
さらりと自供してみせた教授にため息をつく。ユカちゃんもため息をついた。
「うーるーさーいー」
そう声を上げたのはアポロンさまを枕にしていたナマエちゃんである。ドゥムジといい新宿のアヴェンジャーといい、赤兎馬といい、動物をまくらまたは布団にする彼女であるが、まさかアポロン神を枕にするとは思わなかった。開けば、アポロン神もまんざらではないらしい。パリスくんのアポロン神が分裂したらしいけど。
「ケイマがどっち派とか心底どうでもいい」
「何も騒がしいとこで寝なくともマイルームで寝たらどうだい?」
「どこでも一緒」
「ありゃあ半分寝ぼけてんな」
ケイマくんの言葉にナマエちゃんをみる。アポロン神に顔をまた乗せたナマエちゃんはウトウトとしているらしい。
「ていうかケイマはモリアーティとホームズを足してロビンフッドを混ぜた存在でしょ」
「それをルパン派だというんだぜ」
「あーはいはい、アルセーヌルパン派、アルセーヌ派」
「今日はヤケに饒舌だね、お嬢さん。普段はこちらを見向きもしないのに」
「眠ぼけてるからだろ。新宿のアヴェンジャーのとこで寝てきたらどうだ」
「えっ?」
「……そうする……」
「えっ?」
ちなみに数時間後ナマエちゃんは新宿のアヴェンジャーのもふもふを堪能していたらしい。

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「ドゥムジさんだ!!!!」
ここ最近見ない喜び様である。もふもふのアポロンを抱いているのにこの対応だ。
「イベント中、ここに住む!」
「ドゥムジの邪魔だからやめろ」
「いえ?特に構いません。邪魔はしないでしょうし」
そう告げたドゥムジにナマエちゃんはほら!というように嬉しそうな顔をしたが周りが許すわけもなかった。
「営業妨害だからやめろ」
「ナマエがいたらガチャガチャできないでしょ」
「ふわふわ羊ならアポロン様いるじゃん」
「あー、そうか、ナマエちゃんのところサーヴァント少ないからもう全部やりくりできてるのかぁ」

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「哀れな人の子よ、どうかこのひと時だけでも安らかに」

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「ふつうのひとのこにもどれるおくすり、ありますか」
そう問いかけたのは小さな子供の姿になったナマエちゃんである。医療系サーヴァントはどういうことだろうか、と首をかしげる。
「元の年齢の姿に戻る薬のことかな?」
「ちがいます、みんなみたいに、ふつうのひとのこにもどれるおくすりです」
どうも意味が繋がらなくて首をかしげる。頭の処置が必要か、といい出すかと思えば違うらしい。アレクピリオスはナマエちゃんに合わせて屈むと、なんでそう思う、と彼女にきいた。
「おとなが」
「あぁ」
「よくわからないけど、おとなのひとが、わたしからいろいろ、しゅじゅつして、とりあげていきました。わたしはにんぎょうらしいので、ひとのこにもどりたいんです」
「手術?」
「おなかのなか、しゅじゅつして……よくわかりません……あの子はよく『ないたり』、『わらったり』、『おこったり』ますが、わたしにはそれがりかいできません、だから、きっと、しゅじつしたときに、おとながとりあげていったんです」
「ナマエ」
コウヘイくんが顔を出す。
「なにしてるんだ?」
「おいしゃさんがいるって、きいたから、なおせるかなって……」
「……それ、は、……そうだな、だが、ナマエ、先にパンケーキを食べてからにしよう。みんな先に行ってる」
「ん」
「先に行っててくれ」
そう送り出したコウヘイくんに彼女はおとなしく頷いてかけていく。彼はそれを見送って私達を見た。
「何も聞かなかったことにしておいてくれ」
その表情が縋るような表情で私は口を閉ざす。
「しかし、患者は治すように頼んできたが?」
「アンタ達でも流石に治せない」
「おい、ここにいるのが誰だと思っている?」
そう尋ねたお医者様にコウヘイくんは息を吐いた。こうなったら彼は症状をみせろ、だとか、うるさいのだろう。
「アイツはあの頃、いや、あの頃になる前からずっと訓練を受けてきた」
「訓練?」
「感情の殺し方だとか、そういうものだ。だから、理解できない。パンケーキを好むのも、そういうものが子供が好きだと大人に教え込まれているからだ。今でもアイツの喜怒哀楽の多くは振りだ」
彼はそう告げてイスに腰掛ける。
「……だから、自分を人形だとおもってるのかい?」
「あぁ」
「だが、手術だと言っていたが」
「……アイツは元の性別はあるだろうが、今はない」
そう言って彼は困ったように笑った。私は理解できずに彼を見る。
「そんなものも大人が取り上げていったらしい」
「……あの子は去勢を施されたと?」
サンソンさんの言葉に私は動きを止める。彼は自嘲したように口を開く。
「アイツに与えられた名を知ってるか」
「ナマエではないのかい?」
「ナマエは幼い俺がつけた名前だ」
「じゃあ、なんて呼ばれてたの」
「エンキドゥ」
「えっ、」
「正式には『13人目のエンキドゥ』。大人達(神々)に作られた人形だ」
「罰当たりな。自らを神だと奢ったか」
「子供にとってはどうであれ大人はそうなんだろう。特に世界が狭い子供にとってはな」
「君は平気なのかい?」
「俺は違う。俺は…….何もない」
「……カルテはあったな」
「いや、あの子、医務室にこないからね。ないんだ。昔の記録を漁ってもね」
「ならば確認するだけだ。連れてこい」

==

ぽとり、と、抜け落ちたようだった。それはものが落ちるように、彼女(もしくは彼)から一瞬にして表情が消えたのである。そして、刺すような殺気がくる。怖かった。それが子供から滲み出るものなんだと認めたくなどなかった。その原因はわかる。コウヘイくんが大怪我をして帰ってきたからだろう。それも、意識がないような。
「ねぇ、誰がこの子をこうしたの」
「ほぅ、誰がこれを出してるかと思えば」
そうやってきたのは李先生である。慌てたようにケイマがかっとんできて、彼女の前に出る。
「ナマエ、落ち着け」
「……」
「ナマエ、ここに敵はいねぇよ」
「殺す」
「あー、変なスイッチ入ってんじゃねぇか。ちょっと李先生見張っててくれ」
「構わんよ」
そう言ってケイマはサーヴァントにコウヘイくんを医務室に運ぶようにいう。スタッフが動けないのを見て、だろう。彼は喉元を触り、何かを試してから髪を乱して違う風に整えた。
『サーティ』
その声にナマエちゃんは反応する。ふっと和らいだ気配に、私は息を吐いた。
『サーティ、ダメだ。習っただろ?君はもっとも完全な個体なんだ。こんなことをしてはいけない』
「トゥウェン……?」
『何より子供はこんなことをしない。お気に入りのおもちゃを壊されて癇癪を起こしたわけじゃあるまいし。いいね、サーティ。13人目のエンキドゥ』


==


「ナマエがドゥムジを信仰し始めそう」
「というかむしろ恋仲になりそう」
熱心にドゥムジといるナマエちゃんを見ての言葉である。どうやらボックスのためにというかドゥムジに抱きつくためにくじ引きを集めているらしい。
「そんなに私が好きですか」
「うん」
「なら結婚でもしますか。私は貴方がなんであれ構いません」
そんな発言に、私達が固まる。ナマエちゃんはドゥムジさん優しいなどと発言している。
「oh……これはジョークと思われている予感がします。わりかと私は本気なのですが。どうですか。貴方の望むもののそこそこは渡せると思いますが」



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雑多 

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