2021/06/21
飯塚姉弟ネタだし
・タイトル未定
「師匠怪我してんじゃん」
ポアロにきてそうそう師匠にそう言えば彼はこちらを見下ろして目をパチパチ瞬いた。アキと一緒にご飯をたまにはポアロで食べようという話になったのである。いつも通り二人でいつもの席につけば、怪我をしている師匠が注文をとりにきたのだ。アキが師匠を見上げて、本当ですね、と告げた。いや、コナンじゃないから俺はこの人の事情をよく知らないのだ。灰原が一瞬みた人物が師匠とは限らないが、この怪我を見るにそうだったんだろうか。ちょっと事故に巻き込まれてね、と告げた彼に俺はフゥンと言いながら運ばれてきたミルクコーヒーを飲みつつタブレットでニュースを確認する。爆発事故だかテロだかわからないが、原因はまだ不明らしい。続報を待てというやつだ。コナンが言っていたように国際会議が始まっていれば世界の重鎮が巻き込まれたテロだったろうが、警察しか巻き込まれていないのを見ると事故の線が高いのである。アキは俺のタブレットを見て口を開く。
「警察もしばらくはその対応に追われそうですね。はじめちゃんによれば明智警視や剣持警部も駆り出されてるとか」
「でも事故なんだろ?」
「……事故じゃないかもしれませんよ」
アキはそう言ってメニューを広げた。俺は首をかしげる。
「発想の逆転というやつです。重鎮を狙うのではなく、警察を狙って、なら事件性が出てきますね。何より」
「何より?」
「父親が帰国してますからね」
「あー……」
それ以上の落とし所はあるだろう。ありえすぎる。俺は頭を抱えた。師匠がこちらにやってきて、苦笑いしながらスパゲティをだした。
「なんでそうなるのかな?」
「師匠は父さんの事件ホイホイを知らないからそう言えんだよな」
「そうですね、あの人が現れたら事件が十中八九起こります」
「馬鹿みたいにあの人事件に巻き込まれるからな」
「それはそれは……でも、警察を狙った,というのは面白い着眼点だ」
「警察は立場上恨みを買いやすそうですもんね」
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・糸の先の人
「おや?違ったんですか?てっきり快斗くんが噛んでるんだと思ったけど」
そう言って首をかしげる。快斗くんはため息をついて頬杖をついた。
「で?その写真はどこで起きた奴なんだ?」
「シンガポールです」
「は?」
「父親がシンガポールにいるようで。関係ないのに私に来たんですよ。お前の知り合いじゃないのかって」
「はぁ?」
「どうやら、私の父親が快斗くんのお父さんの知り合いだったようで。アレやこれを知ってるんでしょう。で、どうします?」
「どうするって」
「父親がいる時点で厄介な事件が起こる可能性は十分ありますので、行くのはお勧めしません」
「お前の父さん何もんだよ……」
「しがない推理小説家ですよ。運がとてつもなく悪いね」
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「おや?新一くん、奇遇ですね。シンガポールへようこそ」
「マリオットじゃねぇか」
「新一?知り合い?」
「えぇ、以前日本で事件に巻き込まれてだ時にお世話になって。おっと、アーサーくん、こんなところにいたのかい?」
「えっ」
「マリオット、知り合いか?」
「近所に住む子でね、親御さんが日本に行ってるからと聞いていたけど」
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「マリオット、悪いな」
「いえ?」
「キッドの協力者か?」
「特別にね、貸しというやつだ」
「お兄さん、貸しで犯罪行為はダメだよ」
「おっと、それはお互い様だろう?違法入国の小さな名探偵くん?」
「えっ?」
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