2021/12/31
2021年オフラインネタ帳大放出祭91
「士元!孔明!」
わーーい!と彼らに駆け寄る。なんか三人くらい知ってるけど知らない人がこっちみたけど無視する。元直!と言った親友達飛びついておいた。
「元直、達者か!」
「達者だよ!」
「まぁ、君なら簡単には死なないとは思っていたけれど、無事そうでよかった」
「元直が無理してないならそれでいいけどな!」
わしわしと撫でた士元と孔明はこれだから好きなのである。存分に甘やかしてほしい。視線が刺さるのでにっこりわらっておく。
「こんにちは、はじめまして」
「ええっと、こんにちは……」
「徐庶ーーー!!」
その声に飛び跳ねる肩。うんうん、やっぱり無双の徐庶殿か。気にしないで、と手を振っておく。バタバタやってきたのは荀荀コンビである。
「徐庶、君、また悪戯したろ!?!?」
「えー?心外だなぁ。悪戯は全部俺が仕掛けてるわけじゃないよ」
そう肩を竦める。荀攸が私をみた。
「……徐庶くん、郭嘉さんの着物の裾を結んだのは?」
「それは俺だね」
「荀ケくんの筆を全て花に差し替えたのは」
「あっはっは!それも俺だね」
「結局君なんじゃないか!!!」
そう言ってバシバシ私を殴る荀ケくんに私はケラケラ笑う。痛くもないぞ。
「落とし穴も貴方ですね!」
「それしたのは俺じゃないよ」
「……では誰が?」
「別世の満寵殿が掘ってたから、看板立てあつその隣に不自然に木の葉をおいてたらみんなそれを避けようとして多分楽しいことになるよとは言った」
「結局原因は!!貴方じゃないか!!」
「いやでも俺落とし穴掘ってないし。提案しただけ。まぁ謝りには行くよ。荀ケさんは最近仕事ばっかで寝てないだろ。あとは俺とフラフラフラフラ遊び歩いてる郭嘉さんでやるから君は寝ろ」
「そんな暇などあるはずが……」
「寝不足で回んない頭で献策してもな。修正の方が時間がかかるんだ。暇がないって言うならこんな問答してる方が無駄だ」
「荀攸くん、徐庶くんのいうことは正しい。君は寝るべきです。大丈夫、俺が間違いなく起こします。一刻ほど眠るべきだ」
そう言った荀攸さんのセリフには素直なんだよなぁ。荀攸が言うならと言いながらトボトボ歩いて行ったけど。
「ありがとう、徐庶くん。そろそろどうするべきかと思ってたんだ……旧友との戯れ中に悪かったね。私から説明はしておくけれど、ほどほどにした方がいい。別世の貴方はどうか知らないが、私たちの貴方は魏の軍師であることを忘れなきよう」
「はいはい、わかってるよ」
私の返事に彼はでは、と周りに一礼して去っていく。いちいち釘刺すんだもんなぁー、とそれを見送る。
「俺ってそんなに信用ないように見えるかな?」
「と言うよりは僕らに釘を刺しただけだと思う」
そんな会話をしつつ何処からともなく巻物を取り出して渡す。
「南に注意してくれ」
「……何かあるのか?」
「さぁね、人じゃないものが最近出入りしている。布陣らしいものもつくられつつある」
「……諸葛亮殿、そちらに報告は?」
「……いえ、何も」
「信じるも信じないも自由だが、まぁ詳しくはそれに書いたから読んどいてくれ。ホントはお酒でも飲みながら信仰を深めたいところだけど忙しいからもう行くよ。中途半端に仕事の気分になっちゃったし」
やれやれと肩を竦める。またね、士元、孔明、と笑って手を振れば、またな、と振り返してくれる二人が大好きだ。
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あー今日はダメな日だ。こう言う日は寝るに限るがこう言う日に限って妲己やらなんやらがちょっかい出してくるんだよなぁ。ヤダヤダと思いながら頬杖をつく。よくもまぁ私やら友人の悪口がたくさん出てくるよなぁ。適当に聴きながせばいいのに、友人やら向こうにいる人が怒っている。
「キャンキャンとよく吠えるなぁ」
私が呟いた言葉は思ったより響いたらしい。タイミングが悪い。向いた視線にヘラリと笑っておくが。
「推し、どうした?今日めちゃくちゃ機嫌悪くない?」
「いやー、今日はどうもそんな日みたいなんだよね。こういう日はさっさと帰るようにして周りに迷惑かけはいようにはしてるんだけど最後の最後にこれだよね」
そう言ってやれやれと肩を竦める。そういうタイミングってあるなといった私が推しらしい伏犠くん(まぁこれは彼が別世界から来て名乗っただけだが)とうさぎちゃん推しらしい青年になってだよねーと言っておく。
「ぶっちゃけ、一応君が近づいたのを見て兵伏せてるからさっさと帰った方がいいよ。俺が合図したら君は矢の的だからね。普通に機嫌わるいからごめんだけど容赦しないし」
そう言えばなんか妖術で消えた。便利だなあの妖術。でもあの子の場合あんまり遠くにはいつも行けないんだよな。
「単福殿、いつ兵を?」
「口から出まかせです。次か次の次ぐらいは実際に兵を伏せますが。今日は伏せてません。彼女、多分一里以内にはいると思いますがどうします?」
「単福殿、なぜわかる?」
「この前からどれくらいの距離を移動できるんだろうと思って有志の部下と楽しく調査し出るんでしす。妲己はつかめませんでしたが彼女はあまり長距離を移動できないみたいです」
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「貴方に頼みがある」
そう言って利休さんをみる。頼み?と困った顔をされたが、まぁ、あれだがガチでこの人しかできないことである。
「……茶人である私にできることなのでしょうか」
「茶人どうこうっていうよりは、貴方にしかできないことだよ。どうやら俺の婆娑羅も貴方の婆娑羅も珍しいものらしくってね、貴方の婆娑羅で私を止めてほしい」
「えっ……」
「あんまりこれ使いたくないんだけど仕方ない。昔からの婆娑羅つかってどうにかなることでもない」
やれやれと肩を竦める。彼は瞳を揺らす。私は広元に武器を渡し、別の武器をうけとる。まー、魏の軍師というより政治家みたいなことしてる広元が目を伏せたが。まー知ってるからなぁと思うけど。
「広元、彼が私を殺すことに失敗した時の後は理解しているね」
「……あぁ、わかっている」
そう言ってグータッチする。笑っとけば変な顔されたが。
「……軍師でどうにかなることではあるまい」
「そうだ、徐庶、いくらお前でが一人でどうにかなるものじゃない」
「いいえ、なります、二人の曹操殿。元直の婆娑羅は他者とは違い特殊な属性です。中原が乱れてから属性を変換できる武器で属性を変えてはおりますが」
ヒュンヒュン振り回して、うんできるなー、と思う。バサラをなじませながら腕に刃を立てる。
「じゃ、またね、みなさん」
ワザと刃をで身を傷つける。バサラを纏う。ああ、狂う。狂ってしまう。意識があるまま前を向く。そうしてその死地に飛び込んだ。
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「遅かったか……!推しがバーサクしてる。周りもバーサクしてるから近づけないな」
「伏犠、何か知ってるのか?」
「多分魏と蜀二つに属してた関係でそうなったんだとは思うんだが」
「推し語りはしなくていいんだよ!いーか!元直ちゃんは相手を狂乱状態にして敵味方関係なく攻撃する様にするか、敵意そのものを他の負の感情で打ち消せるんだよ!こんな乱戦敵の方が多い状況なら間違いなく後者が有効だろ!」
「なおかつ元直ちゃんは自分の婆娑羅を武器を通して自分に向けることで自分もその状態に落とすことできる。理性を捨てた人間は強い。死を恐れないからだ。」
そう言った友人にお前なー!!と怒る。元直ちゃん元直ちゃんいう割にはこういう推しも大好きなコイツはやばいのだ。推しは多分どうあがいてもメリバしか用意されてないだの、推しは闇が深いからどうにかしたいという割にはこいつはその元直ちゃんが狂う様も好きなのだ。高笑いしてるとか枷が外れた推しが楽しそうじゃないんだよ。
「伏犠」
「俺が知ってる未来の分岐だと諸葛亮が部下に命じて元直ちゃんを抑えた上で蜀が首を刎ねたり、元直ちゃんに頼まれた魏の将に首刎ねられてしんだりする」
「あいっかわらずお前の推しは救いがねぇ世界で生きてんな」
「馬鹿野郎、元直ちゃんにとって死ぬことが唯一の救いだよ。でも、俺が推しと話したいから助ける」
「……策はあるのか?」
「あの乱戦だと千利休がおさえんのは酷だろう。全力で婆娑羅ぶち込んで足を取らせてその隙に押さえ込む。その状態で千利休が負の婆娑羅を突っ込めばいい、が、恐らく難易度が高い。推しはどうあがいてもスピードタイプ。無双徐庶と同じ撃剣使うけど接近したら左に隠しもった剣で切ってくるから」
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「なんだ、生きてる」
そう言って天井を見つめる。死んだわけじゃないらしい。寝返りうって寝ようとしたけど激痛である。はーー、生きてても良いことねーー。勢いよく起き上がり、服を着付けて髪を結んでそのまま部屋を後にする。
「ちわーす」と軍師部屋に顔を出せば、は?みたいな顔をされた。
「重傷人がいるように見えるナァ」
「え?何処に?」
そう言ってあたりを見渡す。郭嘉さんかな?と聞けば違うと否定されたが。後ろからきた徐庶さんが私を見てえ?みたいな声を出した。
「重傷人が普通に、え??」
「やぁ、元直殿」
「単福、君、怪我、えっ?」
「婆娑羅者って体丈夫らしいよ」
「……そうなのかい?」
「徐庶、違う世界の自分を騙さないでください。いくら婆娑羅ものだと言っても君はまだ休むべきだ。寝なさい」
「休んでいいけど、手持ち無沙汰だとどーでもいいこと考えるから、気晴らしがほしい。なんか書物か何かない?」
「君、この前異民族の楽器をつくらせていたんじゃなかった?」
「……忘れてた取りに行ってくる」
普通に忘れてた。取りに行くかーとそのままその場を後にする。まぁ徐庶殿があわあわしてたけど。
「俺が代わりに取りに行くよ。君は休んだ方がいい」
「そうです、貴方は女性なのですから、傷が残っては大変です」
向こうの荀ケ殿の言葉にうげぇという顔をする。
「どこまでバレた?」
「双方の魏軍と援軍できた蜀は確実だな」
「うっわーー、最善かなって思った一手だったけど、こっちで面倒だな。なんで荀攸殿隠してくれなかったのさぁ」
「人ばらいの努力はした」
「結果の伴わない努力ほど虚しいものはないけど心意気はかった。ありがとう……でもほら、私、性別:単福ちゃんだからもうそれで通そうかな」
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