2021/12/31

2021年オフラインネタ帳大放出祭90



「足利のおじさまー、家止めてー」
そう言って理事長室に入ったら足利理事だけじゃなく織田副理事と松永教頭他教員がいた。
「お取り込み中でした?また出直します」
「いや?ちょうど終わったところではあるが、どうした?朋よ」
周りの視線そう無視する足利理事の強さよな。私も気にしない。
「足利のおじさんじゃない人がさー?もう待てんってな感じで家なくなったんですよ。足利のおじさまが夜のアルバイト禁止するから」
「しかしナマエよ、その方の身分は高校生。補導されるのが目に見えている。それに今は予は差し違えても教育者なのだ。やっていいとはいえまい?」
「そりゃそうだ」
そう言って足利理事が私のスーツケースをちらりとみる。まー私の荷物こんだけだからな。
「……相変わらずか。どれ、取り返してやろうか?」
「いやいいですよ。これ以上借りが増えても返せなくなりますし。ま、身軽になった、ということで!」
ヘラリと笑えば、そうか、と足利理事は息を吐いた。
「夕餉は奢ってやろう。入学の祝いがまだだったな。しばし終業時間まで待つがいい」
「やったー!飲茶!飲茶でお願いします!」
「わかった」
そう頷いた彼に私は部屋を後にすることにする。いやー、先生たち全員黙ってるからなぁ。真田先生がこっそり私に聞いたけど。
「苗字、足利理事長とは知り合いだったのかな?」
「父さんの知り合い」
みたいな。いやー、父親が足利理事に借金しててその関係なのだがまぁそれは黙る。足利理事から信長副理事(まぁ入学当時は理事長)に話がいき、私が入学したみたいな感じだし。先生達は納得したらしい。信長副理事長にチラ見されたけど。


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めちゃくちゃ葛藤して母親の呼吸器に手を伸ばしたところで、足利理事に止められた。あっぶね〜、普通にあぶね〜。外しそうだった。そちらを見れば松永先生と真田先生もいる。
「ナマエよ、それは如何と思うがな」
「完璧に無意識だった危なかった」
はははと笑いながらそう告げる。足利のおじさまが眉間に皺を寄せてる。私の手をとったままだ。松永先生がチラっと母親をみた。
「君の家族かね?」
「あー、母さんです」
「病気か何かか?時間をずらした方がいいなら出直すが……」
「いや、いつ来ても一緒。起きないんだよ。私が七歳かそこらの時にちょっと色々あって、爺ちゃんが延命望んだからこの管に生かされてる」
そう言って母親を見下ろす。
「……母上に、死んでほしいのか」
「わかんないや。最初は縋っても生きてて欲しかったけどさー。でも、もう、今はわかんない」
昔もそうだったな、と思う。昔もこういう枷があって、無理矢理勢力を移動したりしたっけ。
「ただ、この人が死んだら私はちょっとだけ自由になるようなきがする」

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雑多 

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