2022/12/31

2022年度没ネタ整理74


「は?私と郭嘉殿が付き合ってる?誰ですかそんなろくでもない噂を流したのは」
そう言って資料をまとめる。仕事に追われている。仕事を終わらない。あんた達はかなり仲良しにみえるからな、といった賈詡さんはケラケラ笑った。遠呂智、恐らく3の世界線だろう。トリッパーちゃんが、胸を張った。
「あたしです」
「……兄弟のようだとはよく言われますけど、何がどうしてそうなったんですか。郭嘉殿が好きな女性集団に殺されそうなのでやめてください。というか、多分起こるのでやめてください」
「ちぇー、郭嘉さんのいい人誰ってきいたら李子かな?って言われたからそう聞いてみたんだけどなぁ」
「そういう意味のいい人でなく都合の良い人だと思いますけどね。とりどの、郭嘉殿と喋りたいならこれを郭嘉殿に渡してきてください。これは郭嘉殿の判断が必要な部類なので。私は荀ケ殿に確認が必要な書類を持っていきます」
「あたしが荀ケさんの持って行くから李子さんは郭嘉さんの持って行くといいですよ」
「その本音は?」
「ケ様とお近づきになりたい」
そう言った彼女に、書簡を渡す。わーい、と駆け出した彼女はあれだ、まるでわんこだ。
「李子殿、郭嘉殿には俺がわたしてこよう。アンタはここのところ三国どころかそれ以上の調整をしてるんだ、そろそろ休むべきだね。今日は体調が悪そうだぞ」
実はそうである。今日からしばらく体調はよろしくないと思われる。素直に従うべきか、と頷いてお礼を告げてたちあがる。おっと立ちくらみ、と、机に手をおいて回転を耐える。立ちくらみというかめまいか。
「李子殿?」
「いえ、急に立ち上がったので眩んだだけです」
そう言いつつよろよろと部屋を出ようとしたら賈詡さんに支えられたが。
「アンタは世話を焼く必要はない、と思ってたんだが、どうやら違いそうだ」
「……今日は否定できません。疲労からくる眩暈だとは思うので、寝れば治るとは思いますが」
「歩けるか?」
「少し休めば」
私の言葉に賈詡さんはやれやれとため息をついて、適当な兵士にそれをわたし、私を抱き上げ……は?
「悪いが李子殿の上にそれをおいてくれ」
「はっ、はい、」
「賈詡殿、おろしてください」
「こっちの方が手っ取り早い。しかし、驚いた、あんた思ってたより随分軽いな」
まるで女みたいだ、とつげた彼に馬鹿を言わないでおろしてくださいといえた私はよくできたと思う。まぁ、あの独特な笑い声で終わったが。これバレてるか??私は両手で顔を隠して縮こまるしかない。
「賈詡殿……?何を」
「李子殿の体調が思わしくないんでね、ここで休んでも次から次へと仕事は舞い込む。運んだほうが早いから運んでいる」
「李子殿、大丈夫なのですか!?」
「休めば治ります」
「荀攸殿、悪いが上に乗ってる書簡を郭嘉殿に持っていってくれないか?俺はこのまま李子殿をはこんぶんでね」
「わかりました。李子殿、あとはお任せください」
「……はい」
恥ずかしすぎる。なんだこの羞恥プレイは。とりあえず部屋までついたらしく、寝台の上に寝かせられる。
「ありがとうございます、あとは自分でできます」
「……ま、曹操殿には伝えておこう。アンタには俺も世話になっているんでね」
そう言って立ち去った賈詡さんにはーといきをはく。平服というか、寝やすい服に着替えようかと思ったが世界はまだ回っている。……寝よ。


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「ナマエは大丈夫そうだったかな?」
「いや、多分しばらくは休んだ方がいいとは思うが。真っ直ぐに歩けない程度には辛そうだった」
「李子殿はこのところすごい量をこなしてらっしゃいましたから……」
「それに加えて、最近は李子殿を訪ねて来られる方も増えてらっしゃいましたから気を休めることができなかったのかもしれません」
「意外と警戒心つよいよね、李子殿」
「いつもは私の世話に来た時に適当に息抜きをさせたり休息を取らせたりしていたからね」


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いつもついてる下働きの男性やら女官がいないので、私のあれこれを知る人がいない状態の今である、と思ったらどうやら私の死後別の人付きで雇われていたらしく、すっ飛んで来てくれた。助かる。性別云々わかってくれている日だから非常に助かる。着替えて丸くなって眠ることにする。しばらくは郭嘉さん以外面会謝絶を引いてくれるとは思うのだが。早く戻らないと郭嘉さんが無理するんだよなぁ、丸々と猫のように丸くなる。早くよくなれ、と願うしかないが。

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・別

「李子殿と仮眠を取るのはおすすめしません」
「なんで!?」
「李子殿は眠っていると近くの人に猫のように擦り寄ってきたり、近くにいる人の服を握ったりするし、寝ぼけているといつもよりふにゃふにゃしているからね。気にしなければ大丈夫だとは思うけど」
「我々は心臓に毛が生えている満寵殿と慣れてらっしゃる郭嘉殿ぐらいしかしません。一度体験した陳羣殿が過ちが起こってからでは遅いと別室を手配したため、二人以外はそちらで休みます」
「過ちも何も男同士なわけでしょう?」









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「李子殿は、どれかというと墨子寄りの考えだよね」
「戦争をしないのであれば土地や人の疲労もありませんからね、しないに越したことはないという話ですが」
「不思議に思っていたが、何故赤壁でお前が使者として来なかったんだ?諸葛亮はお前が使者でくることを警戒していたようだが」
「外の対応に赴いていたので。まぁしかし、私がいたとして曹操様が私を赴いたかはわかりませんが」

==5/26



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