2022/12/31

2022年度没ネタ整理119


めちゃくちゃラッキーとしか言いようがないんだよなぁ、と彼らを見上げる。いやー、人生何があるかわからないものだ、とうむうむしていれば、君が鷹丸くんかーとスーパーレジェンドなケン様が見下ろした。わーー、と目をキラキラさせてしまう。もう少し大人かと思ったよ、と告げた彼に苦笑いした。よく言われることである。しかしながら、あれである。あくまでお友達というていなのだ。
「お会いできて光栄です、鷹丸の友達ですー」
「あぁ、そういうていなのか」
「そうです、今回まさか過ぎてびっくりしてます」
「しかしよく勉強してますね、鷹丸のお友達の……」
「あーー……俺は苗字です」
「苗字くん。東京Vや鹿島とかならまだわかるんだけど、ウチの分析もしてくれて。君のフットボール解説動画は見てるんだけど、勝手にどこかのコーチが何かだと思っていたから」
「大人になったら山形にくるかい?」
その言葉にやったーというが、なりたい人がたくさんいるのだから、じゃあ大人になったら面接受けに行こうかなー、で止めておく。子供だな、私は今子供だ。


手を抜かれるとわかってたので、手を抜かれてる間に相手をぶち抜いてミドル決めてみた。周りが目を見開いて一瞬えっ!?みたいな顔するの面白くて笑ってしまう。まぁ、わーい、と喜んでいたら一歩おくれて、生意気なことしてくれたなぁ!とつぶされたが。
「みなさん油断していたからできた芸当なんで多分次くらいから本気で来る気がしますね」
目の色変わったし、と言えばそりゃあそうなると言われる。
「多分体力持たねーっす。皆さんよりガタイないし、体力もないし」
「まぁそこら辺はうまく監督がするだろう」
まぁそれもそうであるが。それもそうかー、と頷いて、じゃあよろしくお願いします〜、と答えた。これ15分くらいの設定だったけど長く出してくれないかなーー、楽しくフットボールしてーー。

やっぱり判断早いんだよなぁ、と思う。多分絡みはしないがハナちゃんと持田蓮が求めてるのはプレーの質もであるが圧倒的な判断の速さである。テンポあげるかー、と思いながら前を見た。どこまでも遠くを見れる気がするし、視界がとても広い気がする。うむ、今日も視界は良好である。ということで、相手選手からボールを奪い攻撃にでる。見えた場所にパスを通したり、恐らくこの辺りに出てくるだろうという位置にボールを通す。まぁ競り合ったら負けたが。おっしゃオラァ!って言われた。うーん、やっぱり楽しすぎる。意外と体力も持っている。前半終了の笛が鳴ったので足を止める。相手のフィジカルの強さやジャンプの高さとかを思いつつどこを補うべきかを考える。
「競り合うのはやっぱ無理かー、フィジカルだよなぁ」
と言いつつ撤収していれば越後選手が並んだ。
「お前どっか属してんのか?」
「そんな金ないっすねー、独学っす。どうしたら岩淵選手や越後選手みたいに顔が良くて身長高くてフィジカルつよつよになります?」
そう首をかしげる。どうあがいても競り負けるんでフィジカル強強になりたいんですよね、と言えば古谷選手が口を開いた。
「よく食べてよく寝てよく動けばいいんじゃない?」
「顔は?」
「顔は生まれつきかな」
「くっそーー、生まれつきは諦めるしかないよなぁーー」
がっくしと肩を落とす。ベンチにいけば、問題児とか生意気とか言われてペチペチ殴られたりぐしゃぐしゃ頭を撫でられたりしたが。
「お、俺には及ばないがな……」
「花森選手に及んだらやばくないですか?どうあがいても経験もくそもないガキなんで及びませんて」
そう話してたら達海監督が私の頭をペチペチ叩いた。痛い。
「その割にはどぎついことしてんだよ、お前。みて、あっちの監督陣。怖い顔してんぞ」
そう言われて向こうの監督陣をみる。わーー、ダルファーさんが怖い顔してる、と思ったが、私と目があったらそうでもなかったぞ。ブンブン振ったらフッと笑って振返してくれた。怖い顔治ったから、よし!
「というか、どぎついことといっても、アレは相手を含めた皆さんが俺相手なら接待プレーするだろうし油断してるだろうからできたことであって、本気相手ならできませんよあんなこと。まーアレをやった後は全員目つき変わったので、俺的にはめちゃくちゃ楽しかったです!!足引っ張りましたけど!!」
多分これ一生の思い出だわー!と言いながらドリンクを飲む。多分チームにちゃんと属す金もないあたりサッカーできないしな。彼らの後ろ姿はとてつもなく遠いなぁ、と私は思うのだ。
 


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まぁ当たり前に後半は私は下げられるのだが、隣に監督陣とかいう風になっている。そもそも、私は私のリスナーと某掲示板のお祭り騒ぎの投票で選ばれてしまった予定外の駒でしかないからだ。まぁ、サイン書いてもらう約束したからよし。西対東なのでいるミラコビッチ監督が口を開く。
『あそこまで上手いと噂が流れてきそうだが……何処かに属しているのか?』
『あー、いえ、俺は働いてるので。チームに入る余裕とか、お金がないんですよね』
通訳さん返さず笑いながらそう返せば、英語が達者だな、と言われたが。まぁこれは前世(笑)の経験があるからできたことである。英語できる陣がこっち見たけど知らん。平泉監督もこちらを見た。
「……今何歳なんだ?」
「今年で16ですねー」
「中卒で働いてんの?」
「えぇ、まぁ、俺が働かないと家族食っていけませんし……そもそも妹弟にはちゃんと高校とか大学とか言ってほしいので。Vも学費の足しになればいいなって思ってやってるだけですし」
「親御さんは何を?」
そうなりますよねーー、と思いながら、城西さんにキメ顔で秘密、とか言ったら、生意気とか近くにいたアレックスさんに言われたが。うるせーー。
「秘密というか俺も知らないんですよねー。ここ一、二年まともに会ってないんでわかんねーーッス。夜中に帰ってきてるみたいだし。仲悪いし」

8/10



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