2022/12/31

2022年度没ネタ整理130


「いかん、詰まった」
そう言って教材を見つめる。いやー、久しぶりすぎてわからんて、と思いながら、あああー、とのたうち回ったのだが、よくよく考えればリスナーも大人だし、周りも大人である。教えてほしいとヘルプ出せばいけるのでは?
「わからないところでてきちゃった……なんでそうなるのかわかんないや」
んーー、と迷ってみたが、答えは出そうに無い。答えを見ても答えだけで、その間を見たいのだ。
「んんー、数学得意そうな人に聞きたいけど、今の時間お仕事中かな?このね、方程式のやつがわからなくて。なんでそうなるかがわかんないから答え見ても意味ない気がする」

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「プログラミング楽しいから、セガのやつ貰ったんだけど、よくわかんない」
「セガ?」
「ぷよぷよ作れる……」
「なにそれ!すげーー!!」
「ヤシロさんに聞いてみようぜ!!」
「うーーん、本職の人に聞いたら仕事じゃないのに嫌だってならないかな?」
「俺この前のやつで聞いたら教えてくれた!!」
「じゃあ聞いてみる」
「できたらやりたい」
「うん」



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「鷹丸は何したいとかあるの?」
「メントスコーラやってみたい……」
「ああーー!!」


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「あの三人はね、見てたらほのぼのすんのよ」
「マセガキ三人組とずっこけ三人組だからね、あの組合わせは」
「ズッコケ三人組はなにかと面倒見ちゃうんだよ」

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「定期的に褒められたくてあの三人組と遊ぶ」
「あそこはけものフレンズだから。全肯定してくれるからね」

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「俺にはサンタさんきた試しがないから……」
「マジで!?鷹丸ん家周辺のサンタさんサボってんなーー!!」
「鷹丸は何欲しいの?」
「新しいサッカーボール欲しいです……」
「サッカー好きなの?」
「うん、ボール追いかけるの好きだから、好き」

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「ゲームゲームゲームに対して油絵セット、パズル、サッカーボールだから今の子供と昔の子供感はやばい」

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目の前に差し出されたものにキラキラした目をしてしまったのは仕方がない。たくさんの新品のサッカーボールである。はーーー!!と思いながらもらったサッカーボールの一つを掲げる。
「前大会の公式球だ!!もらっていいの!?」
「いいぞーー」
「やっったーー!!俺ん家にあるボールぼろぼろでもう飛ばなかったんだよね!!これだけ有れば練習し放題じゃん!!」
「鷹丸サッカー好きなの?」
「好き!!!!」
「じゃあやるか!サッカー」
「!!!やったーーー!!」

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「あのね、サッカー解説動画みてるとホントに子供?って思うかもしれないんですけど、鷹丸はホントに子供だから」

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やばい、これ泣く、と思う。今日はアンラッキーデイすぎる。妹が風邪ひいてしんどそうだったから病院連れて行きたくて、母親に連絡したら帰ってきたのはいいものの妹のために貯めていたお金をぶん取られるわ、何回も殴られるわ、嫌なことされるわ、去り際に保険証なんざないとか言われるわ、である。どうすればいいかもはや回らない頭で考えられなくて、とりあえず配信画面には来たものの、泣きそうであるがため黙っていることしかできない私である。リスナーから鷹丸ー?ミュートなってるよー、鷹丸ー?という言葉に、どうにか口を開く。
「無理〜、今日、ほんとむり、どうしたらいいかわかんない」
そう上ずった声で告げる。どした?みたいなコメントを見て震える口を開いた。
「誰が助けて欲しい……」
ぼろぼろと涙が溢れる。
「どうしたらいいかわかんない。どうしよ、ほんと、どうしよ、うう、」
ぼろぼろ泣いてしまう。もうやだ、と言ってひたすら泣いていたらベルさん達が通話繋いできたが。
「鷹丸ー?どうしたー?」
「うう、ベルさん、うう、もうやだ、どうしたらいいかわかんない」
「何、どうしたの、鷹丸。何があったの?」
「妹死んじゃったらどうしよ……」
「物騒なワードきたな……なに、どうしたの?」
「妹、熱出してるから、病院連れて行きたくて」
「うん」
「でも、保険証なくて、お母さんに妹の保険証あるかきいたらそんなのないって言われて、酷いことされて、どうしたらいいかわかんなくて」
「鷹丸今家か?」
「うん……」
「今向かうからじっとしとけ。いいな?」
「ゔん……」
そう言ったベルさんにめそめそしながら待機する。妹ちゃんどんな感じ?と聞かれたので簡素に言えば、まだ大丈夫だよ、と言われてほっとした。

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