2018/03/19

ぼつ!!!


・忍者っじゃ主
多重トリップ主。最初が曇天に転生トリップ。風魔一族の一人。モブ。でも白子さんじゃない小太郎とは知り合い。映画版の設定組み込むなら迅影がある意味兄代わり。風車好き。転生主だから感情捨てるのに苦労した過去があったりしたけど今となっては必要なことなので気にしていない。能力引き継ぎ主。でも特殊能力とかはない。
→一つ下記事では死んだと思ったら色々あって宇宙海賊と色々としてた。宇宙海賊内で壮大な話し合いの結果、伊狩風香という名前をつけられ、エンダァァァしたらしい。
→が、二週目曇天(原作)にまたもどったのでナマエ表記に戻る。風香は大切な名前でガイは大切な人だけどもう覚えていない。太陽みたいな人という記憶はある。

==BSRで知り合いに再開した。
・平和時空
・以下で指す『あの人』はだいたいガイを指す。
・転生成り代わりやらトリッパが大量にいる

目の前にいるのは、風魔小太郎、らしい。めちゃくちゃ見下ろされてるので私は見上げているが。喋れないらしい彼の口を読み取るに、私みたいな存在は他にもいるという。他の間者だと思わないのかと聞けば、私が現れる瞬間を見ていたらしい。
ーー他の世界の忍か。
そう動いた口に、いかにも、と答える。
「他の世界の、風魔の一人です」
私の言葉に彼は少し口角を上げた。


この世界は些かおかしい。炎とか光とか闇とかはそんなものだろうとしか言えないけど、それにしたって同時期にいてはいけない武将が同時期にいたり、同時期に並んではいけない勢力が並んでいたりとなかなかおかしい。長の前にいる忍は私を見てそう告げる。俺様とキャラ被らない?と言った彼は武田の忍だろうか。北条様が武田と上杉と云々と言っていた気がするけど。この世界の長はそっと私の髪を撫でる。そこにいた北条様は「風魔とはある意味反対じゃの」と笑う。こちらの長の髪は赤い。燃えるような真っ赤な色だ。一族の他の人にも色がある。それがひどく新鮮だった。私の知る風魔は白の集まりだったからだ。ここの風魔の忍になる過程が少し違うのだろうか。色を宿すことが少し羨ましくもある。
「二人揃うと目出度いのぅ」
そうカラカラと笑った北条様に、こちらの長は私を髪をさらりと撫でた。

風車が好きだ。カラカラと廻る風車は城で働く誰かが作ったものだ。カラカラ、カラカラと風で廻る風車を見つめる。不意に近づいた気配に眉間にシワをよせて風車を投げれば、あらら、バレちゃってたのね、と男が現れた。目立つような緑の柄は、確か、迷彩服と言ったか。
「ここにいるってことは、風魔の部下?でも、見たことないな……風魔とは別の北条の忍?」
風車を持った彼はそう首をかしげる。敵意はないらしい。誰だこいつ、と思っていたら長が現れた。ちらりとこちらを見た長の口が動く。武田の忍だ、敵じゃない。ならば、客人であったのか、と彼を見る。首を傾げた彼に、申し訳ございません、と謝る。目を瞬いた彼は私を見た。
「御客人だったとは」
「あー、気にしてない気にしてない!気にしてないから!風魔、その子は?……へ、一族の子?」
そう私と長を見比べた彼は「こんな目立つ容姿なら噂が立ちそうだけど」とぼやく。ああやっぱり目立つのかと髪をつまんでみるが、長い間この容姿なのであまり気にしない。長と彼の会話は続く。まるで彼の独り言のようだと思わないでもない。彼の手にある風車かカラカラと廻るのを見つめた。返してくれないかな。
「あんまり実戦経験ないの?……うん、だろうね、その髪色じゃ……うん、うん……って、風魔、さっきから風の婆娑羅使うのやめてくれない?俺様吹き飛ばされちゃう」
そうおどけてみせた彼に、長は風車を指差したらしい。
「あぁ、この子のだもんね。ごめんごめん」
はい、と彼は私ではなく長にそれを渡す。長はそれを一度持ってから私に渡した。警戒してるところばれてら。またカラカラと回った風車に、彼は頬杖をついてこちらを見た。
「楽しいの?風車廻るの」
あいにくその答えはないままだから、首を傾げておいた。

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延々と廻り続ける風車を見つめる私、風車を婆娑羅という謎の力で回し続ける長、その長と世間話のように情勢語ったり情報交換をする武田の忍、あらため、かの有名な猿飛佐助である。そこに、金髪美人な女の人が加わったことで話は振り出しに戻る。どうやら長は異世界出身のことは隠しているらしい。
「私は豊臣の石田か竹中の血筋かと思ったんだが」
「ああ、言われてみれば確かに」
「で、さっきから風魔は何をしてるんだ?」
「あぁ、この子が風車みてるから風車回してあげてるみたい」
「……楽しいのか?」
「さっき本人に聞いたら首を傾げられた」
そう呆れたように告げた猿飛佐助は、サスケー!という叫び声にため息をついて消える。女の人もまた誰かを見つけて消える。緩やかに止まった風車に長を見上げれば、長は私の頭を撫でて消えた。子供扱いされている気がする。まぁ、そのあとは一族の人に連れていかれたけど、私が。

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長、曰く、私のような存在がちらほらいるらしい。で、それぞれが結構奇抜な色をしていたりするとか。だから、なんとなしに先程会った二人が私をそういう存在だと認識している。でも、おそらく隠してるわけも知っている。何かあるのだろうか、と問えば同じような人の中で厄介な人がいるらしい。婆娑羅という力を全て持つその人は、各地にいる同じような人にいちゃもんをつけては喧嘩を売ったり攻撃するという。今は帝(話を聞くに足利義輝)と松永久秀、織田信長が手綱を握ってるらしいけど。私をまもる、というよりも、北条を守るために隠してるんだろう。だから、人が集まれば私は風魔一族のいる場所に行くように促された、の、だけど。北条様が呼ぶ声がしてどうしたものかと他の風魔一族を見る。彼らは頭を抱えて、「行っておいで」と私の背中を押した。
「お呼びですか」
そう北条様に傅く。視線が痛い。
「おぉ!ナマエ!今お主の話をしておったんじゃ!」
「私の話、ですか?」
「お主の同郷がいるらしくての!」
そう告げた北条様に立ち上がり、後ろを見る。同郷、同じような色は二人いる。が、驚いているのはその二人ではない。黄色の隣にいる青年と、同じような色を持つ二人の近くに座った少女だ。
「ナマエ?お前、マジでナマエか?」
「確かに私はナマエですが」
私の返答に青年はブルリと体を震わせた。それは少女も同じだ。二人は居ても立っても居られないという風に駆け出すと、私に抱きつこう、としたのでよける。
「でたよ!ナマエの塩対応!感動の再会なんだからいいだろ!」
「そうだよ!ばーかばーか、ナマエのばーか!」
「第一、その髪色と目!イメチェンか!」
「その装束!忍者にでもなったつもりか!」
そう言った二人はあまり記憶にない。誰だろうか、と、首をかしげる。うっすらと会ったような記憶はあるけれど。
「一つ、この髪色と目は好きでこうなったわけではない。一つ、私は忍者になったつもり、ではなく、忍だ。最後に一つ」
首を傾げた二人を見る。恐らくは酷いことを言うのだろう。
「貴方達は誰だ」
固まった二人に、北条様が私を見る。
「覚えておらんのか?」
「はい、わかりません。うっすらと会ったような記憶はあります。しかし、はっきりしていません」
「世界を跨いだショックで消えちゃったのかな?」
同じような色をしたその人が首をかしげる。潤んだ目をした少女が思い出してよ!と私を揺さぶるけど、わからない。もう一人はブルブルと立ち上がると、私の手を掴んだ。
「じゃ!もっかい!ダチになろうぜ!俺は徳川にいる苗字七志だ!で、コイツが俺の従姉妹の苗字華名!お前の名前は?」
その問いに長を見る。頷いた長にまた彼を見た。
「……ナマエ。風魔の、ナマエ」
「ナマエな!よろしくな!」
「それは私ではなく北条様か長に言うべきでは」
「なんでだよ!」
そう突っ込んだ彼に首をかしげる。なんでって敵対したら殺すからだよ。まだワンワン泣いている女の子にとりあえず風車を渡してもう用はない?と長を見る。首を左右に振ったので帰ってはいけないらしい。残念。そこから始まった情報交換会、もとい、茶会は夜まで続くのだけど。

==

半兵衛様?殿?と言われる人を見ると向こうの小太郎様を思い出すな、と思う。ちなみに秀吉様はその隣にいる人だ。でかい。あと家康様が若いし、まぁ、色々総じておかしい。そもそも、忍さえも全部温かいのがおかしい。放って置いても死にはしないのに、長と上杉の忍のかすが、猿飛佐助が私を隠した。どうやら例の人が来たらしい。
「別にいいのに」
「よくないって!婆娑羅持ってたはずのウチの花崖でさえ叶わなかったんだよ!」
「花崖さん、は、真田幸村、の、隣にいた人?」
「そうそう覚えてて偉いね〜って、違う!」
「他にいた奴らもやられた。今のところ立ち向かえたのは七志くらいか」
なるほど、だから長は隠そうとしたらしい。別にいいんだけど。
「他の人は手出ししないのですか?」
「できない」
「どうして?」
「あの子と対面すると、なーんかわからないけど、俺様達動けなくなっちゃうんだよね。動けるのが花崖達だから最初は任せてたんだけど」
「ならば、私が殺しましょうか?」
そう言って長を見る。猿飛佐助とかすがが私を凝視した。私を抱えた長はなにもいわない。無視か。不意に長が止まる。なんだ、と思ったらさっきのところに出たらしい。術、と苦々しくぼやいたかすがさんに、私はただ真ん中にいる女の子をみる。うわぁ、すごい色の髪にオッドアイである。ただ、私はそれを見て半端者という感想しかないのだけど。先程の七志とやらがぼろぼろの状態で刀を支えているのがわかる。まわりは動けないのか助けにも入らない。ちらりと長をみるが、止まったままだ。微かに緩んだ手に長の拘束から抜け出して気配を消す。
「で、いるんでしょ、最後の一人。私が化けの皮はいてあげるから連れておいでよ、七志くん」
「は、しらねぇな」
「いいの?さっさと差し出せば小田原に被害は来ないのに」
クスクスと笑ったその人に、クナイを構える。長を見ればため息混じりに『いけ』と動いた口。その言葉に木の上から気配を消してその女の背後を急襲する。注意が向こうに向いていたからか呆気なく捉えた女の首を撥ねようとしたところで嫌な気配がしたので退く。炎が上がった、なるほどあれが婆娑羅らしい。こちらをゆるりと見た女、七志とやらが「馬鹿野郎、なんでこっちに来た!」という。答えは返さないけど。とりあえず七志とやらの首根っこ引っ張って徳川家康様に投げつけて置いた。
「テメェ!」
「へぇ、見違えちゃったじゃん……その色とか」
「何故私がここにいると?私は隠された筈だ」
「噂で聞いたのよ」
「戯言を。私はこちらに来て間もないし、長――こちらの風魔小太郎は私を風魔一族だと言っている。だから小田原の民に噂が広まったとしても、風魔一族の新しい忍が配属されたとしか噂にならない筈だ。同じ忍の間なら特にな。それに、お前が足利義輝公の元、即ち京から来たのであれば小田原の噂はそんなに早く回らない」
「……へぇ、なに?自信あるの?その色の他に何かつけてもらったわけ?」
「この色は自前だ」
「アンタ、髪色黒かったじゃない」
「ああ、そうだな」
「意味不明。残念だけど、私は色々無効に出来るから意味ないよ」
「無効……なるほど、花崖とやらの婆娑羅が使えなくなったのはそのせいか。ならば何故武将達は動けない?」
「武将達は貴方達に毒されただけだからに決まってるじゃない。傷つける必要はないもの」
何だこいつちょろいぞ。情報めちゃくちゃ吐いてくれるぞ。
「私達を狙う理由は?」
「貴方達が異物だからよ」
「そうか、ありがとう」
「は?」
「情報をありがとう。拷問するべきか悩んだが、こうもホイホイ情報をくれるとは思いもしなかった」
そう嘲笑って見れば、相手は目を見開いて突進してくる。ひらりと避けて鳩尾に蹴りを入れる。その際腕を掴まれて笑われたがなにも起こらないわけで。
「なんだ、」
「アンタ、その色、」
「言っただろう、自前だと」
そうそのままねじ伏せる。首元にクナイを当てる。
「お前は幸運だな。こちらの長は一族以外にも優しい。長の主である北条様もまた優しい。殺せと言われればすぐにでも殺すが恐らく二人は言わない」
そう言って彼女を離す。こちらの長が、戻れ、と、微かに口を動かすのが見える。それを見て長の元に戻り傅けば、彼は口をへの字にした。
「長、ご命令を」
何もしなくていい、と首を振った長は私をまた抱える。またか。
「なんか忍びらしい忍びが来ちゃったねぇ」
そうボヤいた猿飛佐助にもなんとも言えないのだけど。

==

周りをくるくる回る華名とやらにただ静かに座ってカラカラと音を立てて回る風車をみる。また長が回してくれているらしいい。あの女はいなくなった。曰く帝のところが迎えに来たらしい。
「楽しいのでござろうか」
「さっき聞いたんだけど首傾げられちゃったんだよねぇ」
「色は忍んでないんだけど、一番忍びらしいのが来たね」
そんな会話を聞きながす。華名とやらは足を止めて座る私を見下ろした。
「その色、どうやってるの!?染めてるの!?」
「染めていない」
「目の色は!?」
「知らん」
「いいなぁ」
「……いいものか?」
「いいよ、憧れるなぁ」
まぁ何も知らなければそうなのだろう。そうか、とだけ返してまた風車を見つめる。猿飛佐助がそばに寄ってくる。
「でもさ、たしかになんでこんな色なの?」
「風魔は皆そうだ」
「風魔?伝説は赤いけど」
「こちらではない、私のいた風魔は皆白だ」
私の言葉に華名が『まさかの転生多重トリップ!?』と叫んだ。なんだそれは。それを呆れたように見た猿飛はこちらをみる。
「家系の問題?」
「……生まれた時には色があるがそれがなくなるが正しい」
昔はたしかに色があった。だが、色を持つ人は段々と少なくなって、周りは銀糸のような白、もしくは白に似た金のように、似たような色になっていく。色が落ちるたびに、大切なものは手からこぼれ落ちていく。そうして、ただ残るのは一族の同胞だけだ。
カラカラ、カラカラと風車は回る。猿飛佐助がため息をついた。

==

どんちゃん騒ぎを上から見つめる。長も北条様に呼ばれて加わった為に風車は回らないので帯あたりに刺したままだ。
――私は死んだはずではなかったのか。
あの時、長と一緒にあのヤマイヌを掴んで死んだはずではなかったのだろうか。何故生きているかわからない。何故私だけがいるのかもわからない。昔、遠い記憶の中で同じ経験をした気もする。しかし、それがどうなったかも覚えていない。風車をくれた兄はいない。死んでしまったのか、殺してしまったのか覚えていない。同じように風車をくれた長はここにはいない。ここにいるのは同じなを持つ赤毛の男だけだ。
もし、もしもだ。あの長――二人いるうちの、私が馴染み深い方――が現れたのならば、私は彼につく。それはもう片割れでも同じだ。カラカラと風車が回る。下を見ればこちらの長が回していたらしい。

没!!!
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雑多 

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