ネタ帳vol.3
2023ネタ帳104:ヘラクレスとイピクレス
01/14 17:46
真田(高遠)玲
高遠とアキの息子。18歳。した二人に振り回されがち。髪や目の色が高遠。高遠よりはアキに似ているため、特になんともおもわれていない。父親が高遠であることは知っているし、小さい頃に高遠にあった記憶はある。二人があまりにも事件に巻き込まれるので事件を解決するようになった。
↑俺のホームズ。↓僕のワトソン
真田亮
真田一三とアキの息子。17歳。事件ホイホイ。目の色母の顔のパーツは父親似。不器用でマジックの腕はないが、瞬間記憶能力があるため、マジシャンキラーとされる。ワトソン。真田刑事とはマブダチ。ブラコン気味。
⇩シスコン拗らせ気味 ↑心配性の兄ズ
真田沙良
真田一三とアキの娘。10歳。事件ホイホイ。目の色父親、顔のパーツは母親似。母親を写真でしか知らない。真田刑事が初恋なので、真田刑事が現れると顔を真っ赤にする。マジックの腕はいいが、ドジっ子。
真田一三
高遠と別れたあとのアキと再会し、そのまま結婚した。世間一般的に幸せな生活をしていたが、アキが事故死。ただ、秋の死因については疑問に思っている。息子二人に対しては分け隔てなく接する(事件に巻き込まれたら二人を怒ったりもする)が、いくらか沙良には甘い。
星河明日加
幼馴染。星河童吾の娘。
真田/高遠/飯塚アキ(クイーン・ローズ/アルクメネ)
故人。十年前の事故?(火事)で死んだ。火事で死んだわりには燃えた痕跡がなく、「ただ眠るようだった」らしい。誰かに実際は殺されている。というか、息子のために残したトリックノートを盗まれている。
高遠が捕まる際別行動をしていた(その時点では別れて生きていた?高遠が身を引いた?)し、ヘラとは仲が良くない。恐らく高遠がヘラから守るために屋敷を提供し、そこで暮らしていたと思われる。死人に口なし。子供にはとりあえず生きてほしい。
ローズガーデン
真田と再開する前、ひっそりとアキが住んでいた家。今は真田一家が住んでいる。
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おぉ、我らがクイーン・ローズ。その手の栄光を我らに与えたまえ。
「嫌な予感はしてたんだ」
そう言って、ため息をついて弟の亮一をみる。てへっと、笑って見せた亮一に妹のサラが怒ってポコポコとなぐる。まぁ、お誂え向きというか。
二十年前にもこのホテルでは事件があったと聞いたことはあるし、何よりその事件は自分の本当の父親が引き起こした事件だとも知っている。だからこそ、そんな場所で行われる今年のマジック甲子園は見送る報告で父親と話していたのにも関わらず、一番下の妹が善意で出してしまったのである。
出ると言ってしまったものは仕方ないし、出るならばやはり三冠は達成したいものだ。九十九奇術団のショーが近々あるため、せかの準備に父親は追われこのショーの付き添いはできないし、妹のマジックのチェックは忙しい父親に変わって僕が引き受ける約束になっていたから妹も連れてきていたけど。
まぁこの二人が事件を引き寄せるなんていつものことだ。だからこの事件もいつものことだ。
「あれもこれも、りょー兄のせいなんだから!」
母親に似た顔でほおを膨らませた妹に、いやこれは参加ハガキを出したサラのせい、と亮一がぼやきかけたので足を踏んで黙らせる。それはいらない一言と言うやつである。亮一が飛び上がったが無視だ。
「玲〜!」
「君が余計なことをサラに言おうとするからだろ?」
「うぐ、」
そう言葉を詰めらせた亮一は、周りを見ながら、「で、」と俺の肩を叩くと口を開く。
「俺のホームズ、犯人は誰だよ?」
「僕のワトソン、いつも通り、考察からはじめないと」
そう言って二人で容疑者候補を見る。さて,誰がどうだか。
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「大丈夫です!」
そう告げた子供に金田一と明智は目を瞬いた。そこにいたのは小学生くらいの女の子である。その雰囲気はどこかいなくなった人物に似ている。近くにいた金田一の部下である葉山が子供に合わせてすこし屈むと、どうして?と尋ねる。
「お兄ちゃん達は、ホームズとワトソンなんですよ!こんな事件、お兄ちゃん達にかかればパパッと解決!です!」
「お兄ちゃん達?」
そう尋ねた周りに、子供は指差す。確かに二人の男子高校生が事件現場を見て何か考えているのが見えた。まぁ、視線に気づいて、一人は手を振り、もう一人は困ったように笑ったが。その一人が、知っている人物に似ているものだから、二人はエッと声を上げた。イケメンですね、と呟いた葉山に、子供はふふんと胸を張った。
「当たり前です!あの二人はかっくいいことで有名ですから!」
「おや……ではあれくらいの年でイケメンマジシャンといえば……もしかして、九十九奇術団のナイトアンドウィザードでは?」
そう尋ねた明智に子供は大きく頷こうとしてーーやめる。口元にばってんをつくった。
「それは秘密です!」
答えのようなものである。
「ナイトアンド……?」
「知らないんですか!?主任!次代のイケメンマジシャンとそのイケメンアシスタントですよ!ほら、時々テレビにでてる!仮面をつけた!」
仮面つけてたらイケメンかわかんねーじゃねーか、とぼやいた金田一に、葉山がおこる。明智は子供に合わせて屈むと尋ねる。
「……では、あなたがリトルローズですか?」
その問いかけに子供は満面の笑みを浮かべる。なるほどわかりやすい。そう思っていれば、例の二人の青年がやってきたが。
「サラ、他の人に迷惑をかけてはいけないよ」
「かけてません!お兄ちゃん達がいるから大丈夫っていいました!あとはちょっとだけ……」
「ちょっとだけ?」
「リトルローズのこと聞かれました!」
満面の笑みである。ニッコニコの。妹が可愛い。そう兄弟は思いながら口を開く。
「それはよかったね」
「ドジっ子リトルローズっていわれてないか?」
「それをいうのは亮兄だけです!私はドジっ子じゃありません!」
ぽこぽこと怒る妹に、亮一はケラケラと笑う。
「すいません、弟と妹がうるさくて」
「いえ,お気にせず」
「僕は真田玲といいます。こちらは弟の亮一と妹のサラです」
「ご丁寧に。私は明智健吾と申します。こちらは金田一一とその部下の葉山さん」
その言葉に、玲と名乗った青年が少し考える。その様子に金田一は首を傾げた。
「えっと……?」
「いえ……明智さんと金田一さん、ですね。金田一さんは今年のマジック甲子園の主催運営の子会社の社員だと伺っています。お世話になります」
そう告げた玲に、じゃれあっていた二人は声を上げる。
「金田一と、明智!」
「何かありましたか?」
「お話にでてくる、めいたんてーです!」
「マジじゃん!くるもんだなぁー!」
キラキラとした目でサラと亮一が告げる。本?と尋ねた周りに、玲が順番を追って説明しないと、と二人に告げた。
「金田一さん、明智さん、後でお時間をいただけますか?」
「え?」
「特に急ぎではないので,後で構いません。貴方達は探偵のような方と警察だと母より伺っています」
そう告げた玲に、二人は顔を見合わせた。
「貴方たちのお母さん?」
「はい、僕たちの母は真田アキ。旧姓は飯塚です」
玲の言葉に、二人は目を見開く。金田一は叫ぶようにつげた。
「ーーアキの子供ー!?!?」
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金田一が叫ぶのは仕方がない。飯塚アキは高校を卒業するとともに行方をくらました人物である。約二十年、幼馴染の金田一どころか実の弟であるヤマトや両親といった面々もどこにいるか行方は知らないのである。
「はーー、よく見れば確かにサラちゃんなんかはアキにそっくりだな……」
「よくいわれます!サラはねー、ママをあんまり覚えてないけど、そっくりだって言われます!」
「……あんまり覚えてない?」
「母さん、七年前に死んだんだよ。事故でな」
あっけらかんと告げた亮一に、玲が頷く。
「そこからは父が男で一つで僕らを育ててくれましたから。まぁ、僕は彼とは血が繋がっていないんですが」
玲の言葉に二人は動きを止めた。そうなの!?と葉山が声を上げる。
「まぁ、母と関わりがあったお二人なら僕の父親はすぐわかるでしょう」
「……」
「安心してください、僕は父と同じ轍を踏みません。僕は世界で一番のマジシャンになってほしいと母に願われましたから」
血筋とか知りません。
はっきりそう言った玲に金田一と明智がホッといきをはく。
「それはそれは、楽しみにしていますよ」
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「聞いてない」
そうぼやいた玲に、俺だって聞いてない、とかえす。通りで母親の部屋にたくさん著作があるわけだ、とはおもうが、とりあえず。
「「もう一人の爺ちゃんが飯塚龍一だなんて聞いてない」」
そう言って父さんをみる。父さんはやれやれとした顔で俺たちをみた。
「心配するな、俺も聞いてない」
母さんの秘密主義てっていしすぎじゃね??
「父さんは敵前逃亡したから」
「まごうことなくあれは敵前逃亡」
「パパは大切な会議でしょ!嘘はダメ!」
小学生くらいの女の子にそう叱られているのは高校生くらいの青年である。ほぼ固定した面子が集まる中、初めて見る面子だ。今日はこのホテルで別の集まりがあるらしいし、もしかしたらそっちか?と思っていれば、金田一が近くにいることに気づく。
「あれ?金田一じゃねぇか。ここに来るの珍しいな」
そう呼びかければ、金田一と子供がこちらを向いたのだが。姉に似ている。叱っていた子供は日本人特有の髪色や瞳の色であるものの、その雰囲気は行方不明となっている姉に似ていた。そのまま兄と思われる二人をみる。かたや、アキのカラーでどっかで見たことあるようなイケメン、かたや高遠っぽいカラーでこれまたアキっぽさがあるようなイケメン……。
「ヤマト」
「待ってくれ、今、視覚情報処理してるから……アキの子供、か?」
「……あぁ」
そう頷いた金田一に俺は周りをみる。そこに姉の姿はないし、伴侶となった男の姿もない。
「金田一のおじさまの知り合いですか!」
「サラちゃん達の叔父にあたる人だよ」
「!はじめまして!真田サラです!こっちはレイ兄と亮兄!」
ニッコニコで挨拶した子供に、頭を切り替える。はじめまして、と子供に合わせて屈んだ。
「警視庁所属の飯塚ヤマトだ」
「警察!」
「おー!最近明智さんといい、よく警察と知り合うな」
「そうだね」
「……とりあえず両親達連れてくるから待ってて欲しい」
そう言えば二人が見事に固まった。俺が首を傾げれば、サラが口を開く。
「お兄ちゃん達は、飯塚せんせーのファンだから、きんちょーしてるんです」
なんだその構図爆笑じゃねぇか。
まぁーアキの子供となれば周りは注目するのは仕方がない。アキはどこに?と尋ねた新一に、玲は困ったように笑った。
「ええっと、母は」
「六年前に死んだ。事故で,っていう話になってる」
亮の話にぴしり、と周りが固まる。エッと蘭さんが声を上げた。
「消防と警察の話では、イリュージョンの仕掛けが発火したんだろうという結論になりました」
「密室の発火、確かに炎から脱出するイリュージョンのしかけはそこにあった。でも、謎がありすぎる」
「謎?」
「母さんの死因は焼死ではなく二酸化炭素の中毒です。遺体のまわりは焼けていなかった。海外だからなー、当時は神様の奇跡とかいわれてたけど、それはない。多分母さんは近くにあった液体窒素を撒いて時間を稼いだ」
「誰かが殺した、と?」
「いいえ、それはわかりかねます。今は亮が覚えている状況と、父親がおいてある資料しかありませんから。なにより母は準備が良すぎる。僕たちが二十歳になるまで、誕生日に一通母からの手紙が届くんです。あれじゃあまるで死ぬのがわかっていたようだ」
「でも、母さんの手元から無くなったものもあるんだよ」
「無くなったもの?」
「母さんと僕の父のトリックノートです」
そういえば、トリックノート?と周りが首をかしげる。
「見てわかるように、僕と亮やサラは父親が違います。亮やサラは九十九奇術団のスター、真田一三の血を引きます」
「真田さん!?は!?あの真田さん!?」
「九十九奇術団の真田さんなら俺たちの父さん!」
「一方、僕は高遠遙一の血を引きます」
「えっ……!?」
「……聞いていたのか」
「はい、母が生前、僕にきちんと話してくれました。僕は知っておくべきだと。誰かにその血筋を悪用されないように」
「……」
「母はこうも言っています。父はきっかけがなければ善良な奇術師であり、祖母にあたる人も善良な奇術師であったのだと。だから、僕に貴方も恐れなどしなければ善良な奇術師になれるはずだと……まぁ、僕は父と会った記憶などなく、一三さんは僕にも等しく愛情を注いでくれましたし。話がそれましたね。父は母にマジックのトリックノートを渡していたようですね。それごと消えた」
「それがなくなってんだよなぁ。てっきり玲が二十歳くらいの時に誕生日プレゼントでくるかと思ったんだけどさぁ、手紙管理してる父さんとこっそり見てもないし、暗号もないし。誰かがそれを盗んだんじゃないかとか思ってるんだよなぁ」
「は?みた?」
「おう」
「僕への手紙を?」
「うん。俺のも先読みし……いだだだだだ!!」
おおう、仲良いなこの兄弟。玲が亮にベッドロックをきめる。そのまま俺の息子にカウントされているが。慣れているのかスルーしたサラが手を上げた。
「はい!」
「どうした?」
「サラはねー、いろんな人へのお手紙をママから預かる係です!毎年一通ずつ誰かに届けてね!って頼まれてます!グランパ達にもねー、お手紙あるよ!」
そう言っていそいそと手紙を取り出したサラは、これはー、ヤマトおじさんに!これはー、グランパ達に!と手紙を渡す。これは金田一のおじさん!と手紙を取り出しては渡すサラに、確かに準備が良すぎると思いながら開く。
ーー恐らく、ヤマトがこれを読んでいるということは私は死んでいるのでしょう。
そう姉の字で綴られた手紙に俺は泣くのだが。
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「後の一通はねー、玲くんのパパ宛」
「……高遠宛の……?」
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「ああ、大丈夫です。亮はああ見えて、マジックはからきしですが、」
玲はそう言って亮をみた。近くにあった箒で手元のナイフを落とした亮は、そのままその箒で喉元をついた。うえ、あれは吐く。犯人が蹲ったのをみて、亮はそのまま確保したが。
「すっげーー!!」
「このように、フェンシングの腕は超一流なんで。オリンピック選考にも残るくせに、行きたくないって渋るんですよ」
「はー、だからナイトアンドウィザードなのか」
「オリンピック興味ねぇし。後、これ以上モテても困る。父親ばりに顔よし運動神経よしフォローよしだからこれでオリンピックいったら九十九奇術団会員が増えてしまう。モテに磨きがかかってしまうな!!」
「マジックができないのでー、減点!ぶきよーだからー!減点!事件に巻き込まれるからー、大減点!!パパかグランパみたいになってから出直してきて!」
「サラの採点基準厳しすぎんよ」
「そんなに不器用なのか?」
「すっっごい不器用!!」
「家庭科の成績表はなんと2だからな!!」
「胸張って言うことじゃないだろそれは」
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「ママからのお手紙をね、届けようと思って、金田一のおじさまにたのんだの」
そう言って留置所にやってきた子供は、高遠を見上げた。高遠は子供を見下ろす。あの子に似ている顔立ちだ。日本人特有の色ではあるが。恐らく自分とは血は繋がっていないだろう。
「手紙を?」
「うん!毎年誕生日にね、ママが残してくれた手紙を一つずつ読むの。そこにね、貴方に渡してほしいっていうお手紙があったから持ってきたの。あと、玲くんとーママの写真!」
そう言って手紙を差し出した子供に、高遠はそれをうけとる。看守達を見ても,恐らくなんの変哲もない手紙だと判断されたのだろう。開いてみれば、確かにあの子の文字である。
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「貴方のお母さんも、昔は貴方のようにおっちょこちょいでしたよ」
「ほんとうですか!」
「えぇ、よくボールを落としたり、コインを落としたり……」
「なら、サラもママみたいなマジシャンになれますか?」
「……えぇ、きっと」
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「手の火傷」
「アキを助けようとした時にちょっとな」
「助けに入った?」
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「もう無理だ、黙っておくなんて、むりだ!」
「黙れ!」
「だって,あの人はあの時、僕を助けてくれた!僕が殺したんだ、父さんに言われて!」
「ーー!!」
「
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「父さん、母さんのトリックで聞きたいことがあったんだけど……多分父さんのトリック応用したって書いてあったから」
「……どれです?」
「これ」
「ふむ?……あぁ、これは」
・玲
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「うるせー!玲はお前のいう通りなんかならねぇ!なーにがヘラだ!!お前がヘラで、玲の血筋上の父親がゼウスなら、玲はヘラクレスじゃい!!玲は俺の兄貴なんだからな!!」
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「僕は高遠遙一の名にかけてになるね」
「高遠遙一のなにかけてなんで謎を解くんだよ。金田一のおっちゃんみたく、爺ちゃんの名前にしようぜ。飯塚龍一(じっちゃん)の名にかけて!」
「それ俺たちでも成立するから俺たちもやろう。工藤優作(じっちゃん)の名にかけて!」
・しばらく子供組で流行った
category:飯塚姉弟if