ネタ帳vol.3
2023ネタ帳103:転生幼女は高遠に懐く
01/14 17:46
悩んだのだ。幼女たる私であるが、じいちゃんの遺産を相続する気はない。しかし、遺産相続うんぬんに出なきゃ殺すと書かれた手紙がある以上、出る他ないというわけである。まぁ両親ともまともではなく、じいちゃんが親代わりみたいはものではあったがその関係もあるのだろう。これが今生最後のマジックショー……そうしょんぼりしていると、ピエロのおじさん、もとい、ピエロのお兄さん、こと、高遠遙一が私にあわせてかがんだ。彼がマジックをすると毎回いる私である。いやだって、高遠遙一のマジックみたくない??私はみたい。高遠遙一の朗読劇聴きたくない?私は聴きたい。そんなこんな毎回いるものだから多少話してくれるようになったのだ。薔薇をどこから取り出した彼はそれを飴にしてみせる。まじかでみてもいみわからねー!!と飴と高遠遙一を交互に見ていれば、食べていいと言われたのでありがたく受け取ったが。
「ありがとー!」
「元気が出たようで何よりだ。でも、どうしたんだい?君が元気がないのは珍しい」
「うーーん、これが、一生で最後のマジックショーかーって思ってた!」
素直にそういえば最後?と彼は首を傾げたが。
「なんかねー、おじいちゃんの、いさん?のそうぞく?のはなしあいがあるんだけどねぇ、たぶん、そこでうっかりしにそうなきがする!」
やけである。そう言えば彼は一拍おいて、お母さんやお父さんに言って参加しなければいいのでは?と真っ当なことを言った。
「ぱぱとままはねー、多分ねー、べつのおうちがあるとおもうから、私は一人で住んでるよ!それに、参加しないと殺しに行っちゃうぞーって、お手紙がお家のポストに入ってたから!どっちにしろ、死んじゃうと思う!」
そう言えば彼は少し目を瞬いた。ふむ、と考えた彼はその手紙はお家にあるかい?と聞いてくる。
「うん、あるよ!お兄さん、みる?」
首を傾げれば彼はそうだねと頷いた。少し見せてくれるかな?と聞いた彼に、じゃあ家にと思いながらこっち〜と歩き出す。まぁマスク外した高遠遙一に、ピエロのお兄さんイケメンだった……!とぴょこぴょこしたのは仕方ないが。
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「これこれ!」
と高遠遙一に手紙を見せる。サラッと読んだ彼は、漢字が読めるんだね、と私を見下ろした。
「あのねぇ、むずかしー漢字が読めないと、一人で暮らすのむずかしーよ!お手伝いの本とか、困ったさんでねー生活がなりたってるけど!」
そう言って胸を張る。彼は目を瞬いて、あたりをみて、本当に一人なのかと告げた。本当に一人だよ。一人での生活範囲しか綺麗じゃないからあんまり他の部屋入って欲しくない。
「これがおじいちゃん!」
そう言ってお爺ちゃんの写真をみせる。
「たぶんねー、うっかりみちゃダメなものを見てねー、ばっさりされそう!だから、最後のマジックショーだったの!」
私の発言に彼はまた考える。不安ならついていこうか?と尋ねた彼に、いいの!?と返す。彼はにっこり笑って口を開く。
「うん、構わないよ。ただ、お兄さんの顔のことは黙っていて欲しいんだ」
「いいよ!お兄さんの顔はーかっこいいから!ふぁんがさっとうしちゃうもんね!」
そう言えば彼はクスクスと笑ったが。これは、電車のチケット!とチケットをみせる。彼はそれを眺めて、ふむ?と考えた。なんでだ??
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めちゃくちゃ変装した高遠遙一が私に間違えられて、私がその子供扱いされるの謎だな??と首をかしげる。金田一少年(彼がいることで事件は確定したが)がどうしたんだ?と首を傾げた。高遠さんはそのまま黙ってるし、黙ってた方がいいんだろうけども。
「んーー、んーーー??おかしーなー?って思ってる」
そうコソッと金田一少年に耳打ちをする。おかしい?みたいな首を傾げられたが、高遠さんに、おいで、と言われたのでそちらに行ったが。とりあえず勘違いさせたままにしておくらしいので高遠さんが殺されないか確認してから頷いといたけど。
事件はやっぱりおきた。そして、私は梁に宙ぶらりんの巻。あっっぶねーー!!運動神経良くてよかった!!である。しかしこれ落ちたら私死ぬな??なんとかよじ登ろうとする。家事する!幼女の!腕力を!舐めるなァッ!と言わんばかりに頑張ってみたがどうも無理っぽい。これ鉄棒の逆上がりの要点でいけないかな?もうどうせ死ぬしと思いながら勢いつけて逆上がり頑張ったらできてしまった。しかも一回転するわけでもなくちょうどいい場所でとまった。すごくね!?!?と自画自賛しつつ梁的なところに座る。降りられん……どうしよ……と思ってたら、私がいない騒ぎになっているらしい。ようちゃん!と私(ではなく高遠さんの偽名なあのだが、逆の名前になっている)を探す声が聞こえた。下にやってきたのは金田一少年と七瀬女史、高遠さんである。犯人では絶対ないラインナップである。私はブンブンてをふらった。
「ここー!へるぷ、みー!」
「!!ようちゃん、大丈夫!?」
「おりられない〜!!」
立ち上がるのもちょっとこわい。ずりずりしても途中で傾けばアウトだ。金田一少年がつっこんだ。
「なんでそんなとこいるんだよ!」
「あわや!だいさんじ!!だれかにー、背中をー、ドンってされてー、ここにぶらさがった!そこからー、一か八か!誰か待ってても落ちる!鉄棒の逆上がりみたいにしてー、今!」
「滑り落ちなくてよかった……」
ホッと息を吐いた七瀬女史に金田一少年が口を開く。
「というか、どうやってそこまで行ったんだよ」
「ノートルダムのかね!」
「……はぁ?」
「あ、こっちの方がわかるかなぁ。オペラ座のー、ぶたいのうえ!」
そう言っていれば高遠さんが何処からかそこに行けると理解したらしかった。あたりを見渡して、金田一くんはここにいてください、と告げて部屋から消えた。そして私がきたルートを辿ったんだろう。近くにあった縄で安全を確保した上で私に近づき、助けられた。
「あーーびっくりしたーー」
「ここはしっていたのかい?」
「じっちゃんがねー、言ってた!このお屋敷はねー、たくさん何かあるよ!って。楽しいねぇっていうお話してた!」
「……どうしてそんな作りにしたか知ってる?」
「梁のお掃除しやすいからかなぁ?」
と首を傾げる。見つかったか!?みたいな声が聞こえて親族がこちらをみる。
「なんでそんなところにいるんだ!はた迷惑なクソガキだな!!」
「ええっ……んー……なんか知らない!おちちゃいそうになったらー、パパが助けてくれたもん!」
一応父親的な感じで言われたからそう返す。
「どうやって降りてくんのよ、それ」
おや、これここのこと知ってる人少ない感じでは。あと高遠さんは少し考えてエレベーターみたいに降りた。たすかったーー!!でもこれ魔術列車のやつでは??
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高遠さんのそばでぐうすか寝てしまった。いや敵じゃないしな。ずっと手を繋いで移動!というわけだ。
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謎は全て解けた!らしい。結局あの後も被害者はでた。
「そこでアンタは勘違いをしてることに途中で気付いたんだ。だって、大人であるナマエさんを呼び出したところに子供であるようがきちまったんだからな!」
「えっ……」
「言った通り、この張り巡らされた通路は昔、大名だったころの名残で荘坐さんの実子にしか伝わらない道だ。ナマエさん……いや、ようさんは知らなかった」
「ええ、僕は知りませんでした。ナマエがノートルダムの鐘のようなオペラ座の舞台上のような、といったので何処からか入れるのだと理解しただけです。そもそも犯人は思い違いをしています。送られてきた電車のチケットも大人用でした」
「そう、アンタはてっきり大人だと思っていたのさ。こんなに歳が離れているとは思ってなくてな!」
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「ん……ん?そもそも、ナマエのパパとママは?」
category:金田一