ネタ帳vol.3
2023ネタ帳110:蛇一家末っ子
01/14 17:49
「いやぁ、普通に考えてさ、逆じゃん」
そう言って向こうとこちらを指差す。血筋上の父親じゃなくて、普通は無力な私を人質にするじゃん。なんで?と言えば近くにいたサムおじが「お前がゴリラなの知ってるからだろ」と告げた。
「は?サムおじ失礼すぎない?私のどこがゴリラなのさ。見てよ、お兄ちゃん達を!」
「安心しろお前もゴリラだ。時期にああなる」
そう言ってサムズアップしたサムおじは余裕である。まぁ奴さんはそうじゃないが。ひどいとメソメソ泣き真似をする。まぁ、多分この配置的には見せ物だが。ほらよ、護身用だと渡されたのは刀であるが、これジョージ兄の刀、共和刀では!?!?
「最後の別れはすんだか?」
「そりゃあこっちの話だぜ」
サムさんがやれやれする。
「この娘が死ぬところを見せ物にしたいようだが、こいつが死ぬわけがないだろう」
「たかが刀で防げると?」
「たかがねぇ……」
サムさんがチラッとこちらを見る。まーー,この人私が五右衛門よろしく銃撃とか車を切れるのとか知ってるからな。でもである。
「いやコレは流石にやったことないな??」
「お父さんとのお別れはいいのか」
「え、まじで?日本の女子高生撃ち殺したら国際問題にならない?大丈夫?」
そう言って相手を見る。相手には鼻で笑われたが。
「えっ、まじか、まじでか。あー、ダッド私は大丈夫だと思うー」
そうひらっと手を振って刀に手をかける。誰か一人が指をかけ、引き金を引く動きを見た瞬間私は刀を抜いて銃弾を切った。まぁ真っ二つに切ったそれは方向を変えたが故に、周りにいた武装している見知らぬ二人に当たったが。すまん。いやでもこんなことしてる人の身内だしな。
撃った人だけが何が起こったか理解したらしい。何度でも切れば彼は次第に顔が青くなり、あああ、と情けない声を出した。私は素早く一歩踏み込むとその銃をきる。そして真っ青になった人を蹴り飛ばしたら、ボーリングになった。そのまままた発砲されたので刀できる。さて、無闇に発砲するから周りの知らない人に被弾しまくっているわけであるが。何が起こっている!?と叫ぶ相手にサムおじがやれやれと息を吐いた。私はそのすきにパルクール利用してお父さんに近づき、近くにいた兵士の服だけ切った。
「やだ破廉恥」
そう言いながら峰打ちをする。倒れたのでよし。周りが唖然としているが知らないふりである。
「これそのまま切ってもいいやつ?」
「……ああ、」
そう頷いた彼に手錠やらを切る。なぜだ!?とパニックになってる相手にサムさんがやれやれした。
「だから言ったんだ、この娘を捕まえないのかと。いいか、こいつは確かに腑抜けた日本育ちではあるが、日本どころか世界で一番剣聖に近い女だ。剣術において右に出るものは今のところいない。剣の頂きに存在する『剣帝』だ」
「そんなこと言われてんの!?まじで!?私強キャラじゃん!」
剣聖あたりはよく言われるが剣帝は初めて聞いた。ひゃっほーい、と喜べば、そんなことしてるからお前は舐められるんだろと言われた。
「いやでもさー、私は未来しかない女子高生なわけだし、こうさ、剣術だって爺ちゃんの相手するために楽しんでやってるわけだし……爺ちゃんが剣聖では?」
「あの爺さんお前と実剣でやりあいたいらしいぞ」
「無理無理、それやったら多分爺ちゃんの咎が外れちゃう。それに私が不殺を誓約にしてるからから人間斬れないからね」
そうひらひらと手を振る。じゃあここからダディと交代!と言えば血筋上の父親がなんとも言えない顔をしたが。
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イーライ兄が多分なんか落ち込んでいるのかなんか対応が冷たいがしらん。イケイケどんどんで絡みにいったら内心では見下してるんだろ,と言われたのでマンティスさんをみる。お兄ちゃん大好きって伝えて欲しい,と脳内でいえば今日も浮いている彼はイーライ兄をみおろした。
「こいつはお兄ちゃん大好きらしい」
なんか今は不機嫌だけどツンデレお兄ちゃん大好き、とまた念じれば多分面白がってるマンティスさんが同じく伝える。その繰り返しである。ちょっと機嫌が治ってきたイーライ兄は私を見下ろした。
「デイビッドとどっちが好きなんだ」
「甲乙つけ難いのがまた……ジャンルが違う。あ、まって、プレゼンするから待って」
そう言って私は近くにあったホワイトボードをガラガラする。はい、ツンデレ部門一位はイーライ兄ですね。可愛い部門一位さお父さんランクインです。デイビッド兄はクールボケ部門、ジョージ兄はインテリ部門一位です。イーライ兄カリスマあると思うんだよなぁ。デイビッド兄は内向的ボッチ気味なのに対し彼は外向的一匹狼気質なのだ。ヤンキーのトップよりカリスマはある。通りかかった未亡人部門一位のオセロットさんが口を開いた。
「何をしてるんだ?」
「私がいかにイーライ兄を好きかイラストを交えて説明してたらイーライ兄が固まってマンティスさんにお前が大好きなのは分かったからやめてやってくれって言われてる最中」
「ほう?」
そう言ったオセロットさんはホワイトボードをみた。
「……まて、何故俺が未亡人なんだ?」
「えっ?色気が凄まじく未亡人だから」
「……」
「諦めろオセロット,こいつは、正真正銘の、バカだ」
そう言ってイーライ兄は立ち去ると私の頭をぐしゃぐしゃしてさっていく。はーー、立ち去り方かっこよ!!!まねしよ!!あと、話を最後まで聞いてくれるあたり彼はかなり面倒見がいいのだ。
「……まぁ内容はともかく、このボスの似顔絵はかわいいな」
「でしょ!」
ふふん、とむねをはって似顔絵以外を消してから似顔絵付け足しておく。
「ナマエ、この紙にも描いてくれないか?」
「いいですよー」
そう言って描いておいたが。ちなみにその絵はオセロットさんのタンブラーに組み込まれることになるし、なんか人気が出たらしい。
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