ネタ帳vol.3

2023ネタ帳138:ユー ノウ マイ ネーム2

01/14 18:07 
==

帰りたいのか、と問いかけられたら難しい問いだ。もとの世界で私はすっかり異質になっている。両親からも以前の私ではないと言われ縁を切られているし、クラスに馴染むこともできかねる。かと言ってここにいたいわけでもない。私がいたかったのは、あの場所だけだ。
「どうした?」
そう言ってやってきたのは、ジエンドさんとは違う人である。確かコードトーカーと言ったか。ああ、確かに迷子の子供のような表情だ、と告げられる。
「ジエンドなら病室よ」
「体調が悪いのですか?」
「いや?定期検診みたいなものだな」
そう告げた彼は隣に座る。最近は随分と人気者じゃな、と告げた彼に首を左右にふる。
「彼らの依代がないから、依代になってるだけです」
「皆いきなり知らない世界。。お前のようにしっかりしているもののそばにいると安心するんじゃろうて」
彼はそこで一拍おくと、私をみる。
「だが、分断するきっかけにもなる」
「わかっています」
恐らく敵意を抱いているクラスメイトのことだ。私がこうなってきたのが気に入らないのである。
「人は誰かを嫌悪することで、現実から逃避することもできるし、一つになることもできる。人間の心理的な防衛反応です」
私はそう答える。現に帰れない可能性を考えたくない人の一部は私を嫌悪している。そうすることで平静を保っているのだ。
「……私を嫌悪することで気持ちが楽になるならいくらでも嫌悪してもらって構いません。それもまたある意味救いです」
「そうじゃな。だが、いつかは皆現実を見なければならなくなる。今はお前を嫌う人間もお前を好く人間もある意味お前を依代にしているといえよう。それは本来大人の役割じゃ」
お前ではない。
そう言った彼に私は目を伏せた。大人に頼れと言いたいのだろうか。しかし、彼らも忙しい。業務外にそれをかすのは気が乗らない。
「……帰りたいか?」
彼は不意にそう問いかけた。
「……ええ。……でも、彼女達といた世界じゃない」
私はそう言って前を見る。海の景色が広がっている。彼女達といた世界ではない?と問いかけた彼に、私は頷いた。
「前に同じような経験をしたことがあります」
「同じような経験?」
彼はそう言ってこちらをみる。
「その世界から帰ってみれば、本来の世界で周りからは意識を失っている間にみた夢だと言われました。不思議な体験です」
「だからあの時……」
「はい。元の世界に戻れば夢になる、と」
「ではお前は知っているのか?戻り方を」
「いいえ。その確証はありません。私はその世界で死んで、元の世界に戻りました」
私は困った顔をする。彼は少しだけ目を見開いて驚いたようだった。
「でも、私の居場所は確かにそこだった」
そう言ってまた景色をながめる。結局はあの世界に戻れないのだと私自身わかっている。そして、それを選んだのも私だ。私がボスの代わりに逝くことを選んだのだ。
ここには違う道を歩んでいる彼彼女たちがいる。私はそこに混じることもできない。『彼ら』と比べてしまうからだ。だから、私はネイキッドという人の近くにできるだけいたくない。それは他も同じだ。ジエンドさんだけが変わらない気がするから、私は彼のそばにいるのである。
「……貴方と話せて,少しだけ頭の中が落ち着いた気がする」
そう言って彼を見る。そのまま何故コードトーカーと呼ばれているのかという問いかけを投げ掛ければ彼は律儀に答えてくれたのだが。

==

コードトーカーの話を聞いていたらしい。でも多分一部だけだ。これは迂闊に話した私のミスである。戻る方法をしってるって聞いた!みんなを騙した!と騒ぐ彼女らに、周りは半信半疑だったり色々するわけだが。ネイキッドさんやオセロットさん、ボスが仲裁を試みる。七篠くんや名寺くん、あとは幸野さんがこちらを心配そうにチラリと見た。コードトーカーは私をみて申し訳なさそうな顔をすると、彼女達に判別できない言葉で謝られた。またあのな,と何か言い出そうとした七篠君を私はとめ、仲裁をとめる。この騒動は話した方が早い。
「ああ、知ってる。何故なら私は同じような経験をしたことがある」
そう言えば彼彼女らはほら!とつげた。周りがざわざわと騒ぐ。
「ただし、それは2年前の夏のことだ」
彼らのざわめきが少し静まる。知っている人と知らない人がいるのだから仕方がない。
「君たちの多くはこう認識しているな。その頃、私は事故に遭って生死の狭間を彷徨ったと。あの世界ではそうだ。私はなにかの拍子で違う世界に単身で行き、そこで死んで元の世界で目を覚ました」
そうはっきりと告げる。
「だが,今回はその時と同じかはわかりかねるから黙っていた。原因が違う可能性もあるし、何よりここで死んで元の世界に戻れる補償はない。君たちの安全を確保する上で、一か八か不完全な方法を頼るよりも、ここにいる人達に任せた方がよっぽど君たちにはいいと思っていたから黙っていた。だが、結果君たちに不安を煽った。ごめんなさい」
彼彼女らは何も返さない。動揺しているのが目に取れる。ついには泣き出した子もいる。だから、私は困った顔を浮かべて目線をあわせるためにかがむ。そうして嘘を交えて彼らに話すのだ。
「私も君たちと同じで早く戻りたい。でも、こういうふうに騒いでも、泣いても怒っても、物事が良い方向に進むわけじゃない。だから、お世話になる限り私達は私達にできることをしなければならないと私は思ってる。それに、何かした方が気も紛れる」
そう言って彼彼女らの頭をなでる。少しだけ考えるそぶりをして、できるだけ明るく口を開いた。
「そうだ、インターンや留学に来ていると考えるのはどうかな?海外みたいだし。マークをみたところ、国連の組織みたいだしね。きっと元の世界に戻っても役にたつ」
とんだ茶番だな,と思う。でも、これが彼らへの最善だ。笑え。安心させるように。
「大丈夫。ね?そうでしょう?」
私はそう言ってネイキッドさんをみた。彼は頷いて、ああ、大丈夫だと同じように告げる。大人たちが彼彼女達に寄り添い、彼彼女達を安心させていく。本当に、とんだ茶番だ。もう一度大人達に迷惑をかけたことを謝っていれば、周りは解散していった。
「……苗字さん、大丈夫?」
「……疲れたから少し休んでくる」
そう言ってその場から離れる。


==

「すっげー、こっち見た瞬間笑顔消えた」
とは七篠くんのセリフだ。私もびっくりした。話しかけた瞬間笑みが消えるとは思わなかったからだ。ということは、彼女は彼らを安心させるために笑いかけ安心するための動作をしたということになる。でも、それは効果覿面らしく彼彼女達は安心したりした様子で他の大人達に心理的にも誘導されていった。思えば、私は彼女が困ったような顔をするのはみたが、あの旗取り合戦の時みたいにケラケラと笑っているのは見たことがなかった。常にいうなれば、わがままを嗜める母親が浮かべる笑みとでもいうのかそういう笑みを浮かべているのである。恐らく彼女を皆依代にするのはだからもある。母性的というのか、わからないが。私たちの中にいない大人の代わりを彼女は演じるしかないのだ。
「なんかもうちょい負担減らしてあげたいけど、あのカリスマ見せられるとなぁ」
私はそう言ってマグカップをつつく。ラップトップの前で頬杖をつけば、近くにいたデイヴィッドさん(恐らく人見知りがあるし子供に近づきたくないがためここにきている)が口を開く。
「あのお嬢さんか?」
「あのお嬢さんだよ。食事に誘ってあげて」
そう私が軽口を叩けば、とっつきにくいと言われた。確かに彼女はクールビューティー派閥だ。あたしは?と聞けば、お前はお前が勝手に懐いた、といってくる。否定はできない。
「彼女、あの子達と同い年には見えないよね」
ハル博士がそう言って私たちが口を開いた。
「他の世界でまぁ歳重ねて戻ってきたら元に戻るから仕方ないんじゃない?多分精神年齢高いよ」
私はそう言って伸びをする。お前もか?と言われたので、私はまあねと頷いた。ちなみに名寺くんや七篠君の仲間も、そういやお前らもみたいな話をしてすぐに彼らは肯定した。「いやだって,こんなことがあったから信じてもらえるけど、普通は信じてもらえないって!」という七篠君の台詞につきる。
「あたしは元々あの子達と一緒。ただ、目が覚めたらアラスカ、そこで暮らしてれば隣にやってきた一人の傭兵、懐いて犬ぞり楽しんでたらある日来るどっがの部隊、そこから巻き込まれてずるずるずると、幾多かの事件を掻い潜ってこうだよね!」
そうサムズアップする。だから度胸があるわけだお前はと言われたが。誰のせいだ、誰の。
「お前ま死んだ?」
「んー、よく覚えてないけど、私は元の世界に戻ってきた」
「死んだ?」
「彼女が言っていた。死んだら元の世界で目を覚ました、と」
「ただ,今回が同じかわかんないんだよね。死んだらただ死ぬだけかもしれないし。苗字さんが言っていた通り、安全に帰れるなら他にないよ」
「それもそうだ」
そう話していれば、ネイキッドさんが顔を覗かせた。
「ナマエが来ていないか?」
「来てない」
即答したデイヴィッドさんに、ネイキッドさんが「そうか」と少し考える。
「またいないのか?」
「あぁ。彼女が隠れるとなかなか見つからない」
「ほっといたら出てくるだろう」
そっとしてやったらどうだ、と告げたデイヴィッドに対し、ネイキッドさんはどうして?と首をかしげる。これがこの二人の差だろう。
「気が済んだら出てくる」
「だが、ほっといたらいなくなりそうじゃないか」
そう言ったネイキッドさんに、じゃあ食事にでも誘ったらいいじゃないか、とデイヴィッドさんが焚き付けた。おっとぉ。
「食事に?」
「あーー、ネイキッドさんはやめた方がいい。やめてあげてほしい」
あたしは慌てて止める。あたしがデイヴィッドにそう言ったのは彼が口だけだから誘わないことや、彼がネイキッドさんじゃないからだ。
「なんで?」
「やめといてあげてほしい。なんか、こう、古傷抉っちゃいそう」
首をかしげる二人に、あたしはそれ以上は言えずに苦笑いをするしかないのだが。
「多分ワニキャップとかチキンキャップ被っていったら喜ぶんじゃないかなぁ」
苦し紛れに告げた言葉を鵜呑みにするなどあたしは考えていなかった。

==

「ふ、は」
そう言って彼女は口元を覆う。ワニキャップをつけたネイキッドさんに、彼女は肩を振るわせる。似合ってるか?と尋ねた彼に、彼女は笑った。それはもう、おかしそうに。なんら子供と変わらない笑顔で。
「あはは、ワニだ」
「あぁ!」
「ふふ、ジャングルでの侵入でもないのに、なんで被ってるんだ?」
そう言った瞬間、私は息を呑む。ああこれは私はいらないアドバイスをしたかもしれない。彼は言葉を続ける。
「おかしいか?」
「おかしい。ふふふ、ワニ男だ。あはは、キメ顔しないでくれ、ジャック、笑い死ぬ」
君はまたそんなことをする。
口から出た言葉に彼女は笑うのをやめる。ネイキッドさんというか,彼らは一度動きを止めた。また,という言葉に引っかかった彼に対し、彼女が彼の愛称を告げたことに対する周りだ。何故なら彼は名前を恐らく名乗っていない。私も知らない。デイヴィッドさんは彼を長男と呼び、多くはネイキッドと呼ぶ。また?と尋ねた彼に、彼女は彼を見上げた。困ったように。
「……別世界の君もそんなことをしていたから」
「別世界の俺」
「私の夢の話です。気にしないで」
そう言って立ち上がる。彼はその手をつかむ。
「気にしないでと言われて気にしない男はいない。お前が俺に線を引くのはだからか?」
「……」
そう言った彼に彼女は困った顔をした。それは答えのようなものだろう。彼は言葉を続ける。
「食事にも誘うなと言われた。恋人だったのか?」
あたしが告げた言葉だ。あとは彼なりの推測だろう。彼女は静かに首を左右に振った。
「……そんな言葉で言い表せない。それに、貴方じゃない」
うっわぁ。私は口を覆う。七篠くんも、名寺くんも、同じように少しだけ目を見開いた。
「でも、別世界の俺だろう?」
「貴方は私を知らない。貴方達は私や彼を知らない。同じように、私もまた貴方達を知らない。彼と貴方は違う人です」
「なら、教えてくれたらいいだろう」
そう言った彼に彼女は彼の手を見つめた。恐らく手を離して欲しかったんだろう。
「私は別世界の貴方に殺されて元の世界に戻った」
彼女の思惑とは違い、彼の手が離れることはなかったが、彼がヒュッと息をのんだのがわかる。
「俺を恨んでいる?」
「恨んでない。私を殺したのは貴方じゃないし、貴方が私を殺すのが任務だったように、私は貴方に殺されるのが任務だった。ただ、それだけ」
そう言って彼女は彼を見て笑う。それは私が見た中で一番綺麗な笑みだった。
「まだ知りたい?」
彼は知りたい、とつげる。その問いかけに、彼女は彼から少し視線をずらした。何かを思いだすように。
「あの世界で、私はユダヤ系ドイツ人と日本人の子供として意識を持った。第二次世界大戦は?」
「こちらではある。ユダヤ系の迫害も」
「そう。父親は連行され、母親は私を連れてノルマンディーへと移った」
彼女はそう言う。彼女と通りでかぶんねぇわけだよな、と名寺君が告げた。そうだ。ビッグボス と呼ばれた彼の話に合わせるなら、彼女の生い立ちはその辺りになってくる。ザボスとこの世界でも呼ばれる女性が彼女をみる。
「……ノルマンディー上陸作戦?」
「それも、こちらにもあるんですね」
苗字さんはそう言って困ったように笑った。
「……私の母はその作戦が行われる前の砲撃で死に、生きながらえて街を彷徨った私は作戦に参加していたアメリカ兵の青年に手を引かれて収容所に入れられました。『嫌悪』と呼ばれる彼は私の世界で、貴方が率いた部隊員の一人だった」
彼女の言葉に少し考える。いない。私達が知るシナリオには。苗字さんはコブラ部隊をみた。
「彼を含めた貴方達はまぎれもなく第二次世界大戦の英雄だった」
「年代がずいぶん違う」
ネイキッドさんはそう告げた。彼女は肯定した。
「そのようですね。でも、私のいた場所だとそうだった。終戦のあと、嫌悪と呼ばれた彼は私を迎えに来て、私を養子に加えた。彼は私にたくさん目隠しをした。日系だから行われる差別、ドイツやユダヤに対する偏見。そして、自分の身の守り方を教わった。まぁ行き過ぎたところもありましたが。その全てを教わったあと、父は帰らぬ人になった」
「戦争でか?」
「いいえ、家に帰ったら死んでた。急に放り出された。父は縁を切っていたから、身寄りがない。そこに父親の友人がやってきて、私は生きるために軍人になった。そこには愛国心なんてないはずだった」
彼女はそこで区切ると彼を見る。
「でも、そこには違う世界の君がいた。入隊式の日、たまたま隣だった」
「一目惚れか」
「いいや、違う。私は覚えてなかったが、のちに君が言った。君がヘマをして私がカバーすることもあれば、その逆もある。私が差別的に扱われると君が怒ることもあれば、君の悪口を言う人に私が怒ることもあった。仲間だった」
彼女は楽しそうにそうつげる。
「違う世界の君とは同じ戦争にいって、同じ日に特殊部隊に加わり、同じ演習に加わった。ずっと一緒だった。まぁ、君の方が先に違う世界の貴方に連れて行かれて、少し遅れて私は貴方の元に呼ばれた。その分、私は貴方と長くいた」
苗字さんはザボスをみる。ザボスもまた苗字さんをみた。
「貴方達は私を迷子の子供だという。私に取って貴方は師であり、いなくなった母親であり、姉のような存在だった。私は貴方達が大切だった。ずっと三人で入れたら私は何もいらなかった。でも、世の中がそれを許してくれなかった」
彼女はそう言って自嘲的に笑った。その先の展開を知っている私は顔を覆った。だって、こんなの。
「何故」
「私の世界は、第二次世界大戦後ロシアとアメリカの仲は悪いんです。ロシアはかつてはソ連と呼ばれ,巨大な2カ国の冷戦と呼ばれる時代があり、世界は二分化されていた。その名残です。冷戦時代には核兵器の所持数を競い合い、お互いがお互いを睨み、代理戦争とも言われる紛争が起こっていた。私達がいたのは冷戦時代真っ只中だった。貴方は宇宙飛行の計画に参加し、ジャックはCIAにいた。私は貴方が目を覚ましたあと、違う部隊に配属された。そんなある日のことだった」
彼女は目を伏せる。
「貴方か私かだった。私は長官の前でそれらしい理由を並べた。愛国心なんて持っていないのに、愛国心を借り立たせている人間のフリをした」
彼女はまた笑う。
「私は。私はただ、最敬な(だいすきな)人を最愛な(だいすきな)人に殺されたくなかった」
「だから俺に殺された?」
「そうするしかなかった。お互い任務だった。私の任務は敵国に擬装亡命し、莫大な資金を君に渡した上で君に殺されること。君の任務は私を殺すこと」
「そんなの間違ってる」
ネイキッドさんがそう告げる。
「お前が死ぬ必要なんてなかった」
「私が死なないと、世界は核戦争に突入する。少数が死ぬか、世界の大半が死に核汚染でなんおくと言う人が苦しむか」
「一緒に逃げればいい」
「できない。君が逃亡すれば、君の友人が死ぬことになる」
「だが……そんなもの……あんまりだ。あんまりすぎる」
彼はそう言ってポロポロと泣いた。
「私は君を嫌いだと言った。そうすれば君は潔く私を殺せると思った」
「そんなことで嫌いになれないだろう?」
「いや?最後の君は冷徹な目をしていた」
苗字さんは彼の涙をぬぐう。
「……でも、私か最後の最後に呪いをかけた」
それが彼の人生を狂わせるなんて思わなかった。
そう言って彼女は力なく笑った。ーー呪い。最後にビッグボス はやっと答えを言いに行けるのだと告げた。それが呪いの返答だとすれば?私はそこまで考えて、気づいたら泣いていた。となりにいたデイヴィッドさんが驚いたように私を見たが。
「だから、はっきり言って貴方と関わりたくない。私は勝手に貴方達と彼らを比べて、もう戻れないあの頃への回帰を願うから。きっと貴方を傷つける。貴方と彼は、貴方達と彼らは違う人。私がいくら望んでも、もうあそこには戻れない」
そこまで告げたからか、ネイキッドさんは彼女の手を離す、が、彼女を抱きしめた。




category:君僕主if(mgs)