ネタ帳vol.3

2023ネタ帳140:君僕主if(vtネタ)

01/14 18:08 


「前世に何があったの?って聞かれることが増えたね」
「たまにさー、前世に全員はち会ってたらどうなったんだろうとは思うよなぁ」
「年齢の幅よ」
「これ、あたしが一番年下なんですよね。一番歳が近いのが雪くん、その次が桜くん。享年がはやいだけであたしの生きた時代にあわせたら、二人は30代から40代ぐらいだしあたりだし、あとの三人お爺ちゃんおばあちゃんレベル」
「まぁそうなるな。でも三人で区切るなら俺たちとあの三人。二人で区切るなら雪とお嬢さん、俺と楽園、あの人とヘイティ」
「生まれ年でいうとヘイティが一回り高いもんなぁ」
「全員西側だろう?敵対することは多分ない」
「いやお前同じ西側の国同士のスパイしてたじゃん」
「えっ」
「そうだが?」
「ええっ!?」
「お嬢さん知らなかったっけ?コイツ、子供ん時からそういう施設にいて頭一つ抜きでてたから、監視対象の側に送り込まれて世話しつつ情報抜いてたんだけど」
「情が移った。本来はダメなんだがな。上から命令してくる大人じゃなくて、少し年下の生意気と従順なやつをとった。まぁ?立場を利用して偽の情報流しつつ情報抜いたが?」
「はわわ、そんなのマブダチじゃん」
「だから、コイツが死んだ時にその監視対象がキレてんだよ。病死とはいえアレは政治的な問題があるからな」
「そうなりますよねぇ……!」
「まぁだが要約するとあの人とは違って俺が出来損ないだった,という話だな」
「そうか?人間くさくて俺は好きだぜ、お前のエピソード」
「ありがとな」
「え、雪くんは?」
「俺元々子供兵だしな〜。そんな素敵エピソードねーべ」
「お前の人生で一番笑えるエピソードは、年齢証明するものがないから外国人編成部隊に乗り込んで途中でバレて惜しまれつつ除隊されたこと」
「なにそれ!?」
「国籍欲しかったんだよ」
「もらえたんだっけか」
「なまじ功績立てたから特別にもらった。そのまま東欧行ったけど」
「お嬢さん、なんて言ってコイツは年齢の話題をかわしたとおもう?」
「え、わかんない」
「アジア人の血を引いてるから若く見えるだけなんで!!」
「それは……よく周り信じたね……」
「腕が良かったからな。まー、上官は俺が紛争地帯から来たこと知ってたみたいだしな」
「ただのヤベェやつなんだよお前は」
「まぁ、結局あの人生をあのときはああだったって笑える話になっだからいいんだよ。俺もお前もな」
「そうだな」
「強いなぁ。自分の人生を笑えるってすごいよ」
「そうか?桜はともかく、俺の人生が軽いだけだろ。楽園さんや姉御やヘイティみたいな話じゃない」
「あの三人は重すぎる」
「楽園さんは仲間虐殺されるなか殉死してるし、姉御は国の為に自分の大切な人達と敵対して殺されて死んだし、ヘイティは自分がしたことの自責に耐えられ無くなって死んだ」
「ヘイティさん」
「だってお前できる?あの人の仕事、ほぼ仲間殺しの汚れ役、特殊部隊に呼ばれた後も普通の部隊に呼ばれてはそういう仕事だぜ。そのくせ、自分が親を殺したかもしれない子供引き取って育ててんだぞ。俺ははっきり言って無理。絶対無理」
「多分PTSDもあるだろうがな」
「この前、もうちょっと生きてあげたら良かったとは言ってた」
「なんで?」
「もうちょっと生きてたらあの子があんなことをしなくて済んだのにって。僕が代わりにいけば、あの子は幸せに生きれた。それを聞いて俺は号泣した」
「……後悔後の祭りだな」
「だな。おい、嬢ちゃん大丈夫か?」
「無理〜、みんな幸せになってほしい〜」

「あ、楽園さんからラインきた。次地獄の雰囲気でラジオする俺にもなって」
「悪い」
「ごめんなさーい」


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「そういや俺たちで前世のこと話してなかったな」
「そうだね。あ、マイガールはポストしたように体調不良でおやすみだ。妹を看病していてインフルエンザがうつってしまったようだね君は仲間を虐殺されたんだっけ?」
「まぁな。でもよくあることだろ。虐殺というか、奇襲にあった,それだけだ。理由があってほとんど備えてなかった」
「君、ヘリの運転技術高いのに逃げられなかった?」
「味方の囮になったんだよ。上官が別のヘリで逃げるための時間稼ぎだ。俺のヘリに乗ってるのはそれを覚悟したやつだけだった。全員で歌いながら鉄屑に混じって燃えた。よくある話だ」
「君、正式な軍じゃなかったろ」
「まぁな。いろんな国のやつがいたが、みんな家族だった」

「そういや、クラウディアの仕事内容初めて聞いた」
「僕かい?ああ,言ってなかったかな。処刑人してたんだよね。脱走兵を見せしめに色々する役だね。恐怖で人を縛る。まーー、嫌われたよ。好かれたのは僕が銃を貸した奴と上官ぐらいじゃないかな?」
「で、あの人を拾った」
「あぁ。戦場でね。かわいそうに。逃げ遅れて、一人で泣いてた」
「家族を殺した?」
「いいや?あの子の母親は多分前日の砲撃で死んでるんだよ。だから近所の人は殺したかも。あの子を収容所にいれて、あの子を引き取りに行った」
「父親は?兵士だからいなかった?」
「いいや?あの子の父親は人種的な問題で連れて行かれたみたいだね」
「……」
「僕にはあの子に言わなきゃ行けなかったことがいくつかあって、今話していいかい?」
「俺にか」
「そうだ」
「仕方ないなぁ」
「まず、あの子の父親は生きていたんだよ。終戦後もね。ただ、彼があの子がいた場所を見つけるより、僕が引き取る方が早かった。僕はそれをあの子に隠し続けた。あの子がいなければ、僕は生きていけなかった。あの子だけが、僕の希望だった」
「……じゃあ尚更なんで死んだ?」
「最初に引き取ったとき、僕はあの子に殺して欲しいから引き取った。PTSDでイカれてたのもある。でもまあ僕の元からの性格のせいもあるね。親を殺した仇だと言って殺されるのを僕は望んだ。だから、あの子に僕が持つ技術を教えた。でも、いつからかそれが変わった」
「……かわった?」
「あの子は僕を慕った。父親だと。僕が持つ技術をみても、凄い!とはしゃぐんだ。可愛かった。とてもね。あの子のために僕は生きた。さっき言った通り、あの子は僕の希望だった。でも、ある日、歳を重ねた彼女をみて僕は思ってしまった。この子は僕を殺さない。僕を殺してくれない。仇なんて思ってくれない。それ以外にも自分自身が許せなくなって、自己嫌悪が重なっていたのもたる。だから、死んだ。ひどい父親だろう?」
「ひどい」


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