ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳39:隠れ里むすめっこが遠呂智
08/12 14:55
やっべ、各勢力に一人ずつ影分身置いて元の世界に帰るための情報探してたけど、多少変化してたとはいえ各勢力の私が集まったし、影分身が消えた。おかげで情報は私の中に集まったわけだが、影分身を消した目の前にいる人が怪しいとしかわからん。まぁ、その人が私を怪しむ方にシフトチェンジさせてるわけだが。強キャラっぽくやれやれするかーと思いながら、ばれちゃいました?と笑いながら天井から地面に降りてみる。「いやぁ、すごいね、私の里とその周辺しかできないからバレないと思ってたんだけど」
「偽物を各勢力に所属させて何が目的よ……!」
「いやそんなの決まってるじゃないですか。どこの勢力が私達を異世界に招き入れたからわからないから、全部から異世界云々の情報を少しいただいてただけですよ。私は帰りたいんです」
そう言って私は腕を組む。
「というか、多分みんな帰りたい、ただみんな仲悪くてその辺りの情報はお互い開示されない。こんなの一箇所に留まっても情報は集まらないんでね。全部に私がいたらなんとかなるってわけ。ま!正直に言った今、全勢力を敵に回してますけどね」
やれやれしながらそう言ってみる。
「別に各国の情報抜きたいわけじゃないから、中枢部の話はしないでって全員に念押ししてますよ。もし話されてても話す気はないです」
「何が目的よ」
「いや、だから、元の世界に戻りますって。本気でやるとみんなの疑心暗鬼招くからやらない。不仲が余計に不和になる」
と、言ってもまぁ興味深々だろうが。やらない。おやおやといってきたのは顔面国宝の郭嘉さんでいい。
「そうする術は後で聞くとして、情報は集まったのかな?」
「まぁまぁね。まぁ私の推測混じりなんですけど、貴方達がこちらに来たのと私たちがこちらに来たのは違う原因でしょう。貴方達は場所と共にこちらに来ていますが、私達は身一つだ。そもそも、あなた方のもとでそう言った術を調べましたが仙人や妖魔はとにかく人間の術は確立されてない」
孔明先生が私をみる。
「貴方達の世界にはあるのですか?」
「いやー、まぁ、うーーん。私の世界には、今人気の宗教として異世界渡ろうぜ!みたいな宗教があるっちゃあるんですよね」
あっははぁ!と笑いながらそう言う。周瑜さんがなんとも言えない顔をしたが。
「それは最初からそちらを疑えばよいのではないか」
「いや、他の可能性消したかっただけです。なにせ、みんな冗談と思ってますからね。そんな方法、私の世界でも普通の人間は術を知らないですし、普通の人間じゃなくてもできないんですよ。対価がすごいことになるから」
私はそう言う。対価?と大殿が首を傾げる。
「あぁーー、私の世界の考え方かもしれない。願いを叶えるにはそれに相応しい何かを捧げる必要があるってことかな。品物にお金を払うのと似た感覚です」
その説明にしっくりきたのか、ああ、と言われた。
「私たちの世界にいる神様は善神だけじゃなく、邪神も神もどきのナニカもいる。善神は日頃の良い行いの対価で人間が手に負える範囲の人の願いを叶えるが、邪神やナニカは違う。対価を差し出せば、なんでも叶える」
「なんでも?」
「そう。制約がないんだと思います。まぁ、要は、その宗教の実際は異界に渡りたい人が呼び出した何かに対価を差し出し、異世界に渡らせてもらうという願いを叶えてもらうってことみたいなんですよね」
私はそう言う。まぁみんな話を聞いてくれることで。
「でも、私は異世界とか興味ないし、他の人にも話を聞いたけど信じてないか、この情報を知らないくらい浅い層の信者だ。聞けてないの、彼女だけなんですよね」
私は彼女をみる。彼女は目を見開いた。
「さて、先程私に投げつけてきた貴方の言葉を聞くに、貴方は神様にあったようですけど、まぁ貴方が異世界に行きたいならどうぞご勝手にってかんじなんで、残ってもらうとして……帰り方ってわかります?」
笑顔を浮かべてそう告げる。知らないわよ、と言った彼女に私は目を細めた。
「神様を呼び出せばいいんじゃないのか?」
「いえ、劉備様。言ったでしょう。対価がいる。対価でもっとも手軽に手に入れることができ、大きな価値があるのはなんだと思います?」
そう言ってから私は裾で隠れて、クナイを手元に用意する。
「人命ですよ。この女は人を殺してこの世界にきた。皆が見た赤や赤黒い何かは、血だ。転がっていたのは人形じゃない。死体だ」
「う、ぇ、」
「私たちはたまたま殺されなかった、それだけです。彼女は自分一人でとは願わなかった。しかし、指定もしなかった。ナニカの対価が目の前にいた人で足りた、から、私は一緒にこの世界にきてしまった。貴方は同志を殺したわけだ。隣にいた人は何かに食べられた。違います?」
彼女の顔色が悪くなる。
「ま、おかげで違う方法で帰るしかないなと思ってる今ですけど」
「ただのヤバいやつだったのかお前……」
category:隠れ里の人たち(nrt/MHR)