ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳79:隠れ里の人、口寄せされる
08/12 15:23
なんで私を口寄せするんだ??馬鹿かこの人。そう思いながら私はあの子を見下ろす。こんなつもりじゃなかったの、と繰り返しており、後ろにいる神様のふりをした化け物は蠢いている。まぁ私は私の存在がいなくなった後、この世界がどんな未来を辿ったかなんてわからない。でも喚いてるあたりいい結末を辿ったわけじゃないのかもしれない。すん、としながら私は彼女をみる。貴方のせい、と言われても私のせいではない。外がどうなってるか知らないけども。私は何も言わずに彼女をみる。化け物が人の声ではなす。
「贄が足りぬ」
その言葉に彼女は顔を青くした。こいつ喋れたのか……?と思ったが、ここまで肥大化してるあたり多分人を食べすぎて知恵がついちゃった感じかもしれない。カオナシ的な感じで。さっきも云々と化け物と話すそれに、化け物は贄は足りる、と告げた。あの子は私を見る。
「あぁ、こいつで……」
「否。お前で贄は足りる」
そう言って口を大きく開いた化け物は触手のような人の腕のようなものであの子をつかむと、一口でその子を飲み込んだ。うええ。咀嚼音がしないだけマシだが、それでもどうかと思う。そうして化け物は彼女の姿になり変わると、食った食ったと満足したように笑った。
「強欲なものを食べると、やはり満足よ。一体で何千という価値がある」
「おおう、まさに人じゃない感じの台詞……」
そう言って私は引きながら口を開く。相手からは敵意は感じない。
「……人を食べるために願いを叶えてるんですか?」
「だいたいの存在は強欲な人間の魂を喰うためにちらつかせておるよ。善意はすくなかろうて。お主みたいな人間はこのまんがな」
「あぁー、なら、封印するのは悪いことしちゃってますかね」
「構わん構わん、それが弱く下手であっただけよ」
思ったより気さくだなぁ、と私は思う。貴方はこれからどうするんです?と聞けば、満足したから元いた場所に戻る、と言われた。
「お主はこの女を堕とすのに利用した故、悪く思っておってな。コレの最後を見せてやろと思った」
「私を呼び出したのは、まさかの善意……」
そう言って私は考える。いやマジで人外と私たちの感覚って合わないんだなぁと思う。
「貴方達はどこに行くんです?」
「元いた場所に戻るのみよ。これほど強欲な魂なれば数百年は満足に暮らせるであろ」
コロコロと笑ったそれはじゃあの、と、私に告げて消える。どうしろってんだ。とりあえず外にでれば、なるほど世界壊滅状態では。みんな無限月詠くらってないか。これどうしたらいいんだ。ちょっと待て。無理。私は途中で足を止める。これは流石に無理すぎないか。だって、私は私なりに原作に沿わせてなんとかやったじゃん。巻き戻してバッドエンドはなしすぎる。ちょっと落ち着け。とりあえず、ニダイ様と影丸さんを口寄せする。ぽん、と言う音がして現れた彼らは周りを見渡した。私はとりあえず彼らにおこったことを説明する。扉間さんたちは目を伏ふせる。そうだ、感知をすれば、と思った、のだが、影丸さんに止められた、というか気絶させられた。それって答えみたいなものでは。目が覚めたら元の世界である。私はなんとも言えなくなって、丸くなる。こんなのってないよ。なんでそうなった。でもあの神様的なものを呼び出しても食べられるだけだしな、と。
「いやこれ普通にバッドエンドすぎんよ……」
八つ当たりする先がないのもまた胸糞悪すぎるんだよな。最後にみんなが幸せな夢を見れているのがまだマシかもしれないが。
「つらたん」
「何語だ」
「つらいから甘やかしてほしい。こちとらひ孫じゃい!あまやかせ!」
そう言って扉間様に絡みに行く。絞められたけど。ひ孫を甘やかせ!!このやろ!!と攻撃するが普通に返される。ぎゃふん。ハンタがこちらを見た。
「何してんだお前は」
「ひいじいちゃんに構ってもらってる」
「さよか」
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なんか知らないが2回目の異世界である。いや、カムラの里入れると3回目か。まぁ、私が何かして異世界に行ったと言うよりは口寄せされたっぽい。人間を口寄せ獣扱いはよろしくはないわな、と思いながら周りを見れば、なるほど中忍試験会場である。ほら、あの予選のやつ。もう一度ぐるりと見渡せばカカシ先生やツンツンしてる頃の我愛羅くんがいるのがわかる。横にいる子供はまぁ私を見上げたが。
「誰ーー!?」
「いやそれこっちの台詞なんだわ。というか、何出てくるかわからないまで口寄せしたの?」
「うん!」
「いや、あのねぇ、君、自分が良く知らない口寄せの巻物使っちゃダメだよ。罠なこともあるんだから。お姉さんに巻物見せてごらん」
そう言って巻物をみる。パッと見ただけでも、影丸さんたちが使ってる異世界召喚の術式が組まれている。これはいけない。しかも単独解術できない系ではなかろうか。
「……うーん、この巻物は君たちの中の偉い人に渡すとしてとりあえず預かるね。試験は自力で頑張れ」
そう言ってにっこり笑ってサムズアップする。
「ええー!?」
「ええー、じゃないんだよね。あのねぇ、私が手を貸したらズルになっちゃうでしょ」
流石に相手が可哀想である。まぁ回復だけでもしとくか、と、パパッと医療忍術かけて回復なハチミツを飲ませる。これくらいはしてもよかろう、と、私はそのまま観覧席に飛び、巻物をじっくりみる。いやこれマジで影丸さんとかニダイさんが使うやつだな。もしや2人存在してるかした感じか……?他の指定は特にない。自立式が見事に組み立てられてるから解術ができないんだよなぁ。あとあの子の先生誰だ。とりあえず怪しんでくるカカシ先生をみる。生きてる。眠っていない。そして、若い。うっわー、これダイレクトにくるな。とりあえず笑顔を浮かべて手を振っとく。こちらに敵意はないからな。そのまま子供を見下ろす。まぁ回復したからか、おりゃりゃーー!!という叫び声と一緒に相手をぶん投げてた。うん、よくやった。審判の言葉によっしゃー!と喜んでいる子供を抱えてそのまままた観覧席的な2回部分にあがる。
「君の先生誰?」
「アスマ先生!」
そう言った子供に、カカシ先生じゃないんかい、と思う。仕方あるまい。だからお前行け見たいな雰囲気だったらしい。
「はいはいはい、様子伺ってる中申し訳ないんですけど、この子の口寄せ紋厄介すぎるから若かりし頃の上忍師集合」
めちゃくちゃ怪しまれる。
「いやもう探り合いとか面倒くさいから集まってくれません?こっちは敵意ないんですよ。敵意持ってたらこんなゆるゆるしないでしょーが」
そう言えばやれやれみたいな感じでアスマ先生がきたが。
「お前何処かの忍か?」
「お前頭おかしいんじゃねぇかになるんですけど、木の葉隠れの忍でしたね」
「抜け忍か?」
「いや、多分ここには存在も形跡もないんじゃないですか。ま!六代目火影の補佐です」
そう言って腰に手を当てる。
「何か勘違いじゃないの?」
「パッと見、カカシ先生達が若いのと今ここにいる下忍のメンバー、砂隠れが合わさってるのを見ると多分3代目の頃ですかね。色々あったんですよ、この十年というか……二十年くらいかな」
そう言って私はやれやれと息を吐く。とりあえず少年の巻物を広げる。
「ここまでは通常口寄せの文言。本来であればここに場所の指定……忍犬の里だとか蝦蟇の里だとかそう言った別の場所につながる文言が入るんです。で、これを見るに、違う世界に指定が入ってる。そのあとは解術不可、口寄せ対象と術者を切り離す術式が組み込まれてる。で、」
私はそう言って子供の肩を叩く。
「これは私がいたとこじゃ2代目とその奥方が作って禁術指定してる産物さんですけど、君はどこで手に入れたの?順当に行けば、火影様のところにあるはずだしそもそもトラップ仕掛けられてると思うんだけど」
「ナルトとこっそり忍び込んだ時にちょっと……」
あらまぁ、と私は頭を抱える。ナルトくん優先させたからそうなったのか、この子の記憶力がとてつもなくいいかはわかりかねるが。
「記憶力がいいから猪鹿蝶トリオと組まされてんのか、カカシ先生のキャパオーバーを危険視して問題児分散したのかわからないけど、まぁーー私が言うのもなんだけど問題児してんね」
「あんたも問題児?」
「いや私は……」
問題児……問題児か??三人とカカシ先生がうまく行くようにやってたけど。
「問題児じゃないはずなんだよなぁ。いやでも今思うと先生良く受け持ってたな……」
サクラちゃんはともかく、当時問題児のナルトくん、うちはのサスケくん、千手の分家私である。
「……えらく詳しいね」
「だから火影の補佐なんで。色々当時のこときいたし、禁術系管理してるんで」
はたけも千手も名乗ると厄介かなぁ、と考える。
「ナマエです。まーー、説明するより、サクッと頭の中の情報見てもらった方が早いかも」
そう言ってから私は砂をみる。風影はいないし。
「君たちの上忍師に、一回里の周辺見回った方がいいよって言っといて」
と言ったが、この場にあの人いたな。は?みたいな顔してるけど。私はそちらを見て口を開く。
「いや、マジで騙されたと思って」
そう言ってから私はカカシ先生の耳元に口を近づける。
「3代目の護衛を増やした方がいい。あと、ハヤテさんを夜間1人にしない方がいい」
「……どう言うことだ?」
カカシ先生が眉間に皺をよせたような表情をする。oh……推しかっこいい……いやこれ……いいか、と、飛雷神のクナイを取り出して地面に刺してから、カカシ先生とアスマ先生を掴んで火影岩の上にいく。めちゃくちゃ警戒されて写輪眼オンにされたが、私に敵意はないんだよなぁ。
「あくまで同じ道筋をたどるかはわかりませんが。私の世界では、砂と合同で中忍試験が行われた際に大蛇丸が風影になり変わって、木の葉崩しを結構してます。それが本戦時。予選の時までハヤテさんを私は見ていましたが、本戦前にはいらっしゃらなかった。と、なるとハヤテさんはその間に何かに巻き込まれて亡くなった可能性が高い」
私はそこまで言って、アスマ先生をみた。
「木の葉崩しの際、大蛇丸に穢土転生された初代と二代目を封じるために3代目が封印術で命を落としてる。ナルトくんの封印に使われた術と同じものでね」
そう言えば2人は目を見開いた。
「先程言ったように同じになる可能性がないとは言い切れませんし、今現在で貴方に提示する証拠はいまのところない。私がこの世界の3代目と関わりがあるとは限らないので、彼に進言できる立ち位置じゃない」
私はそう言って困った顔をする。カカシ先生が口を開いた。
「……他に何か情報は?」
「あんまり言うと、カカシ先生はすぐ自分のせいだって背負い込むからなぁ……それに私この頃まだ下忍だったし、下忍のフリした砂の上忍とどんぱちしたくらいだったし……でも確か、砂の隠れ里のあたりで風影様の遺体が発見されたって言うことは聞きましたね。あとは我愛羅くんたちも暴れることになってましたが、わナルトくんたちが止めてくれるので、我愛羅くんたちはナルトくんたちに任せていいと思います」
そう言って私はカカシ先生とアスマ先生をみた。
「まぁ、火影様に説明するか否かは貴方に任せます。あれだったら情報班通して記憶見ます?そっちの方が信じられますし」
そっちの方が楽だしなぁ、と思っていれば、カカシ先生が3代目に報告して指示を仰ぐといってた。火影様の部屋なぁ。昔はマーキングしてたんだけど今してないしな。
「とりあえず会場戻りますね」
そう言ってまた飛雷神で会場にもどる。めちゃくちゃナルトくんにびっくりされたが。ナルトくんちっちゃいな。可愛いなぁ。
「ごめーん、ナルトくん、びっくりしちゃったかぁ」
「なんで俺の名前知ってるんだってばよ!」
「火影候補の名前は知ってるよ」
私はそう言えば、パァッと目を輝かせたナルトくんは可愛い。我愛羅くんはツンツンしてんね。
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3代目と会えることになり、3代目のじっちゃんに会えたの大戦の穢土転生ぶりなので感動した。まぁ私はできる忍なので淡々と説明しますけど。
「ちなみに5代目は誰じゃ?」
「綱手様」
3代目がちょっと眉間の皺をほぐす。
「……六代目は?」
「カカシ先生」
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「オービトさん、取引しましょ」
そう言って声をかけたらマジクソビビられた。ごめんて。さっきバリバリだけども。まぁ色々説明しなきゃいけまいと、影丸さんの忍術で色々説明する。で、だ。
category:隠れ里の人たち(nrt/MHR)