ネタ帳vol.3

2023ネタ帳22:三國とあと田中

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李子さんが子供化した。恐らく曹操さんにもあっていない頃だと思われる。軍の兵士をみて怖がりついにはぴえぴえ泣いた李子さんの言葉はなんか違う。なんか違うというのはなんだ……日本語処理はされているが、耳障りがちがうのだ。それを聞いた周りがふむ?と考えた。泣き止ませなくていいのか。将兵がオロオロしている。李子さんは怖くて余計に泣いてる。
「羌系民族の言葉ですね」
「だが、古いな。来ている服も古い」
「まさか本当に李将軍の?」
「いえ、あの服だとそれ以前の……元直は何か聞いていますか?」
「いや、でも、ナマエは野盗に襲われて曹操殿に助けられる前の記憶がないって言ってた」
「私もそう聞いたかな。李子というのはあくまで自分でつけたみたいなことを言っていたから、本来の名前はわからないそうだよ」
「そうだったのですね」
軍師達がそう判断していく中、李子さんはちちうえさまと泣いている。父上様とは?と首を傾げれば、他もそう思ったらしい。賈詡殿が近づいて目線を合わせて口を開く。
「怖がらせて悪かった、この兵はお嬢さんを襲う兵じゃない」
おお、いつもと違う言葉だ。涼州の言葉ですね、とは法正殿の言葉である。しかしながら李子さんはぶんぶんと首を振るだけである。うーん、参ったなこりゃ、と息を吐いた賈詡殿に、賈詡は怪しいからねと言った郭嘉殿は容赦がない。郭嘉殿は兵達に武器を下ろすように告げる。李子さんが統括していた兵達だからか素直に武器を下ろさせると郭嘉さんは近づく。その様子に、李子さんはやっと味方と判断したのだろう。まためぇめぇと泣いた。
「見知らぬしょうのかた、ははうえをたすけてください」
「……母上?母上と逸れたの?」
馬岱殿が涼州の言葉で尋ねる。李子さんは首を左右に振った。
「ははうえは、まだいえにいるのです。りしに、ここからにげるようにつげて……へいたちが、いえのものをとりかこんで……きっとははうえはとらえられてしまいます」
「……どうしてそうなったのかな?」
そう尋ねた郭嘉さんに、李子さんは「わかりません」となきながら告げた。
「わかりません、なにも、しりません」
「父上はどうした?」
「ちちうえさまは、いくさにいくといってそれきりです。ちちうえさまは、くにのためにいくさをしているのに、へいしたちは、ぎゃくぞくだといって」
その発言に、周りは顔を見合わせた。董卓云々では時代が合わない。黄巾もそうだろう。何かを思案した孔明さんが尋ねる。
「父上は漢のために?」
李将軍の系列を考えているのだろう。その問いかけに、李子さんは首を傾げた。
「?かん、?」
李子さんは首を傾げる。その様子に周りは目を見開いた。
「私達はこんなふうに軍隊を率いているけれど旅をしていてね。国のことがよくわからないんだ。母上を助ける前に、色々教えてくれるかな?」
「わたしもよくわかりません……」
「そんなに身構えなくても大丈夫。まずあなたの名前とこの国の名前を教えてほしい」
そう告げた郭嘉さんに、李子さんは目をパチパチすると礼儀正しく口を開く。
「わたしのなまえは、しょうりしと申します。国の名前はーー」
ーーしんです。
そのことばに周りがぴたりとまた動きを止める。三国以前のしんは二つある。新と秦だ。でも、新ではない。前漢と後漢の間にあるから、漢を知らないのはおかしい。ならば、残るは。郭嘉殿が飲み込みが速かった。
「そう、話は聞いているよ。やっとたどりつけたようだ。君の父上は章邯殿かな?」
「!ちちのしりあいのかたですか!」
「そうなんだ。途中で会って反乱をおさめたりしたりしたのだけれど……君を保護するように言われてね。私達も君を探していたんだ」
上手いことを言うな、という印象である。李子さんはその言葉に、本当に安堵したんだろう。
「ははうえさまは、」
「きっと大丈夫。父上が追いついているさ。今はあなたの身が大切だ。逃げてくたびれただろう?おいで、美味しいお茶をいれてあげよう」
そう言って李子さんを抱え上げた郭嘉殿に、李子さんはあわわと声を出す。
「あるけます!たびのかたにそんな……!」
「がまんはよくないよ」
そう告げて頭を撫でた郭嘉さんに李子さんは顔を真っ赤にした。わーー、レアだ。これには郭嘉殿もにっこりである。

「楊戩がいつしか面倒を見ていた稚児ではないか?」
そう言った女媧様に、伏犠が笑いながらつげる。
「ああ、あの迷子の……懐かしいのう。家に帰ると言い出して、こっそり仙界から逃げたんじゃったな」

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