ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳97:大神妹とあるじゅな

08/12 15:51 
「えっ、」
私はそう言ってあらわれたその人を見上げる。彼はこちらを見下ろした。おそらくはアルジュナさんである。アルジュナさんではあるのだが、どうも様子が違う。はて?と首を傾げていたのだが、どうやら彼は私がレムレム?して倒れてしまっていた先にいた異聞帯にいたアルジュナさんらしい。ナマエちゃんの呼びかけにならくると思った、と告げたリツカちゃんに私は首を傾げる。よかったね、アルジュナオルタと告げたリツカちゃんに、私はさらに困った顔をしてアルジュナさんと彼女を見比べた。まぁ、彼からの返答はなかったが。まぁ、人間らしさが失われているようではあるが、根っこの方はアルジュナさんのまま……なのかもしれない。

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ふわふわと浮いているアルジュナさんが、だんだんと元の彼に近づいてきたように感じる。それ以上にどこか子供っぽくも感じる。だから子守唄なんぞを歌ってしまうのだ。どうか彼が穏やかに休めるようにと願って。彼の苦しみを痛みを私は取り除くことはできないし、彼はそれにもう何もかんじていないだろうが。

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「一緒に寝てる……?」
やってきたアルジュナさんが少し顔を顰める。リツカちゃんはえーー!と言いながら口を覆った。私は首を傾げる。今日もふわふわと浮いているオルタさんは不思議そうにしているが。奏くんがないないと告げる。
「お前らが心配してるようなことはないから大丈夫。妹ちゃんは甥っ子くらいの感覚だろうよ」
「甥っ子」
奏くんの言葉に、マシュちゃんが繰り返す。いや、新次郎くんとはまたちょっと違うような、と思っていれば歳の離れた甥っ子と奏くんが言い直した。それはそうかも。
「何か問題が」
「いや気にすんな、オルタが自分がしないことしてるから面食らってるだけだろ」
しない……と繰り返して私のそばに顔を出した彼の頭を撫でる。
「マスター、何故?」
「えっ、私が緊張するから……?」
そう私が返せば、彼はまたキョトン顔で私を見たが。
「うーん、オルタさんは神様なので……」
「人は違うのですか?」
その問いかけに私はアルジュナさんをみてからオルタさんをみた。
「私の国では、というより私の周りでは、ですね、あまり未婚の人が婚儀もない男の人と一緒に眠るのはよろしくないと言われていまして。オルタさんは神様でしょう?」
「そういうものですか」
「妹ちゃんの中ではな」
奏くんはそう言って紅茶を飲む。近くにいたマシュが困った顔をして、リツカちゃんが口を開く。
「そうだけど、神様って結構人間とそういうことするイメージあるけどなぁ……あ、イメージ的にね!」
あっけらかんと告げた彼女に私とオルタさんは首を傾げる。あ、これダメだ、とリツカちゃんが告げる。オルタさんは少し考えてでも接吻はします、と返した。勘違いが加速するからやめてほしい。アルジュナさんがいくらか真顔でというか怒った顔で「は?」と口に出す。
「頬にですよ。あれは寝る前の子供にする感じで……」
「ほら見てみ、やっぱりオルタは大人の男って考えてないんだよ。アルジュナでできないのは大人の男って考えてる証拠」
投げやりにそう告げた奏くんに、私は苦笑いする。まぁオルタはふよふよして、では別の私と変わりますか、と変な提案をした。
「私はしばらくリツカと周回します」
同じことをされるべきでは。
変な空気になるからやめてほしい。


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「あのですね、あの、」
そう言って顔を覆う。寝台の上で、壁に追いやられてるいまだ。何か?と尋ねたアルジュナさんに、私は慣れてないんですと萎むような声で告げた。
「あの、まったく、そういうけいけん、なくて、」
「……」
「あの、怒って、ます?」
そう言って指の隙間からアルジュナさんをみる。彼は目を細めた。あ、これダメだ逆効果のやつだ。昔でいう黒い面が顔を覗かせてるらしい。彼はそっと私の手をのけた。


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