ネタ帳vol.3

2025年ネタ帳117:名無しの魔女と過去のホグワーツ

08/12 16:08 
それをしたらダメなのでは。一人だけ招待状渡さないとかダメダメ。私はそう思ったので王様達に進言する。彼らは困った顔をして見せたが、私に任せると言って招待状を届けるように告げた。私はきちんとかの妖精女王に渡したし、まぁそこで彼らとの繋がりが作られたのだ。あと普通にマレフィセント様の魔法を教わりたかったのもあるから、私は通うし、そこで向こうからは初対面を決めることになるのだ。
よくよく考えてみれば、5回目の生である。ということは今回も私短命だな。
「いや、多分私長生きじゃないから、あんまり入れ込まない方がいいと思うよ」
私はそう言って彼を見る。まだどこか初々しい彼は目を瞬いた。
「妖精ではないから短命だと?」
「いや、人間の中でも短命なんじゃないかな」
私はそう言って頬杖をつく。積み立てて666年後、なのか、あの時代からの666年後なのかはわかりっこないが、思えば随分先である。
「元気と勉強しか取り柄のない君が?」
「いやまぁそれは正しいから返せないけど……」
「気のせいじゃないか」
彼はそう言って笑う。私はそうかも、とかえす。いやしかし、3回目の時に出会った彼の様子をみるに、多分私は短命である。うん、短い間に魔法教わるっきゃないな!!
ちなみに、だ。5回目の人生はハッピーエンドで終わらなかった。私は異端とされーーそうして私を排除したい人間の誰かに殺されたからだ。ああ、会う約束だったのにな、とわたしはおもう。いやしかし,子供を囮に使うのはどうかとおもう。とりあえず、最後に会いに行かないとな、と私はその人たちをおいてよろよろと歩いて行く。ま、追撃喰らって普通に森に行く前に死んだ。
どうか、かれに、かれらに幸せがあることを願わなければならないのであるが。


と、まぁ、6回目の人生はまた魔法界に生まれることになるのだが。まじかーと思うのは結構古い時代であるし、そもそも貴族の家である。まーー男女の格差がやべえ烏の一族と言えばわかるだろうか。まぁ私は女なので名前は残らないし、そもそも卒業したら別の場所に移り住む気満々なのだ。幼馴染関係のオムニスには悪いが。まぁハットストールの後レイブンクローに組み分けされたため、家族もあんまりよろしくない感じだ。ということで、外面だけは理想の令嬢(笑)をしつつ古い魔法の研究に勤しむために図書室に入り浸ったり、先生の手伝いをしたりする。

「ねぇ、オミニスのことが嫌いなの?」
急に聞こえた声に私はそちらをみる。なるほど噂の転入生だろうか。オミニスとセバスチャンが隠れているのがわかる。私は読んでいた本を閉じた。
「まさか。嫌いになるところがありません。どうして?」
「やっぱりオミニスの考えすぎなんだよ」
「まぁ,彼は悲観的ですからね」


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ゴブリンの扱う古代の魔法なら、それと同じくらい古い、妖精の魔法で打ち消せないだろうか。まぁ、セバスチャン達から話を聞いただけなので。
「実際見てみないとわからないかなぁ……私の家にある魔法に関する書物は全部読んで覚えてますし。なにかとツテはあります」
「本当?!」

と,いうことで、アンに会いにきた、のだが。なるほど?アンにかけられたゴブリンの魔法を紙に転写してみたが、なるほどこれは今の人間がどうにかするのは難しい。気休めの魔法薬くらいはできるかもしれないが。いやこれやっぱり妖精の魔法で上書きした方がいいのでは。たとえば、死の魔法が眠りの魔法に上書きされたように。と、なるとだな、真実の愛を見つけなければいけなくなるわけで。
「ナマエ……?」
「いえ、うーーん、セバスチャンでいける……?まぁいいか、とりあえず先に手紙出すかな……」
私はそう言って魔法で手紙にペンを走らせる。宛先は次期国王……いや現国王な可能性もあるけどマレウス先輩とイデア先輩だ。そのままフッと息を吐けば、手紙は荊の模様を浮かべて消えた。
「なになに今の!?」
「手紙を送っただけ。ゴブリンの魔法って古すぎて人間がもう扱えないレベルの魔法なんだけど、それに対抗するなら同じくらい古い魔法を使える種族にお願いしなきゃいけないからね。その手紙」
そう言ってから、おっといつもの口調じゃないな……と思う。まぁいいか。
「口調……」
「ああ、ごめんね、砕けた口調の方が楽なんだけど、家庭の教育関係。あとは、学校って純潔のお嬢様に夢見る人が何人かいるから」
そうにっこり笑っておく。アンとセバスチャンが目を瞬いた。
「まさか、偽ってたのか?」
「ええ。少なくともホグワーツにいる間は純潔が夢見る完璧なレディとして動きましてよ。オミニスがいうでしょう?私はあんな感じじゃないって。それは正しいのよ」
「お前なぁ……」
「でも何で?」
「ホグワーツにいる間は大人が望む子供であろうと決めたからよ。それが生んで一応育ててくれた純血主義男尊女卑一族へのお礼」
「お礼?」
「卒業したら私行方くらますつもりなので」
私の言葉に、周りにいた人達は目を瞬く。
「行方を……?」
転入生がそう告げる。私は肩をすくめた。
「ないない。あんな一族にずっといるとか、ないないあり得ない。身内に嫁ぐのもないない。そんなことするなら魔法の研究した方が人生有意義」
そうはっきり言えば、オミニスがめちゃくちゃ嬉しそうな顔をした。セバスチャンは呆れてるが。
「ナマエってそんな人だったんだ」
「落胆したんじゃない?」
「まさか。そっちの方がいいわ」
と、アンに言われた。マレウス先輩からはめちゃくちゃはやく手紙が返ってきたけど。見てみれば、やはり荊の谷の古い魔法に酷似しているらしい。妖精の魔法で上書きすればいけると思う、だそうだ。僅差でイデア先輩からも帰ってくる。魔法式乱雑古すぎワロタ、これはこれで研究できるけど異世界だしマレウス氏に頼んだ方がいいよ、らしい。と、なると、だ。
「よし、アン。真実の愛の相手いる?」
「なんだそれは」
セバスチャンがなんとも言えない顔をした。アンは困った顔をする。
「恋人ってこと?」
「恋人とは限らないかな。まぁーー.うーーん、じゃあ、二択になるかな」
私はそう言ってセバスチャンとアン、彼らの叔父さんをみた。
「二択?」
「そう。まぁはっきり言って一つはそのまま。そういうのに詳しい知り合いに聞いたけど、解呪の方法はないみたい」
「……」
「もう一つは?」
「それより強い祝福をぶつけて呪いを上書きする」
私の言葉に彼らは目を瞬いた。
「祝福?」
「私が最初、セバスチャンに話を聞いた時、思い浮かんだ話があってね。死の呪いをかけられた娘に妖精が祝福を上書きして眠りの呪いに変えた話があって。まぁ、それができそうな人に可能かどうか聞いたら可能だと言われたわけだ。ただ、アンは眠ってしまう。真実の愛を見つけ出さない限り、ずっと」
私はそう言って肩をすくめた。
「どっちを選ぶかって話だね。こればっかりは外野がとやかくいうことはないから、本人が決めて」
私はアンをみる。アンは私を見上げた。
「あなたの運命だもの。あなたの人生はあなただけの人生。双子だろうが親戚だろうが学友だろうが、関係ない。あなたが一人で決めて、あなたが責任を負う。そうしないと、周りは唆しただとかなんとかいうからね」
「……」
「私はどちらに転んでも貴女に協力する。ちょっと一人で考えてみて」
そう言ってセバスチャンの首根っこを掴み、反対でオミニスの手を掴み、叔父さんに目配せする。おじさんも頷いて外に出た。


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「真実の愛ってなに?」
「メルヘンチックに歌ってあげようか?」
転入生の問いかけに私は揶揄うようにつげる。歌ってみて、といわれたので歌うが。妖精やら鳥が集まってくるのわかる。
「セバスチャンが大変なやつだ」
「まぁ、青い鳥みたいなこともあるかもだけどね」
私はそう言って鳥をオミニスの手に乗せる。青い鳥?と首を傾げたけども。

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舐められとる。他の学校の生徒に。




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「あたたかなゆりかご、星の光よろこびよ。いまも見つめた ひとみ、ともにいよう、おそれず夢からさめても。眠れや眠れ、愛し子よ。おまえがどうか夢の中、導く光へと歩むように」
そう言って小さな背中を撫でる。くうくうと寝息を立てたのは彼だけでなく


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「いや,謝っとこうと思って」
「約束をすっぽ抜かしたことかい?」
「いやー,言い訳にしかならないけど、行こうとはしたんだよ。行こうとはしたんだけど……」
私はそこで言葉を途切れさす。コレ言ったら多分キレる気がするな、この烏さんは。だから。事実だけを話す。
「ただ、その人生では行けなかったんだよね」
私はそう言って彼を見上げた。彼は息を詰める。
「待たせてごめんね。妖精の人生は長いから長かったよね」



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