ネタ帳vol.3
2025年ネタ帳121:名無しの魔女と過去のホグワーツ
08/12 16:11
「なんで転入生じゃないの?」
私はそう言って転入生をみる。転入生はナマエだしなぁ、しか言わない。アンがレストレンジ家だからじゃない?と告げた。
「周りが夢見るプリンセスの優等生と、優等生だけど問題児の差じゃないか」
オミニスのセリフに私はうぇぇという顔をした。マジでやめてほしい。
「もう一回直訴するかぁ」
「『ブラック校長、女である私は相応しくございませんわ。皆様から慕われる転入生こそ相応しいのではありませんか?』って言って拒否られてんだから無理だろ」
「本当に嫌だ」
「その心は?」
「こっそり他校の先生に他校にかかってる魔法聞きたかった」
そう言って肩をすくめる。魔法馬鹿だよな,と言われたが、それはただの本質である。
「多分他の教員は校長とうまく間を持たせてくれるって思ってるんだろ」
「本気で嫌だ。ちょっとなんかあったときようにゴースト界隈、絵画界隈、ゴブリン界隈、人魚界隈、妖精界隈と話してくる」
「笑った、魔法使い界隈とも話してほしい」
「ナマエは人間界隈に関わらなすぎだ」
オミニスの言葉にそれはそうかもしれない,と思うが。
「いや、人間界隈色々と面倒くさすぎる」
「素のナマエをみたらみんな驚くだろうね」
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マジでやりやがったあの校長。他校からのヘイトをかうんじゃない。その上で私に振るんじゃない。やめろ。こっそりとため息を一つつき、私は壇上に上がり優雅に一礼をする。
「申し訳ございません。他校の方はご存知ないことですが、ブラック校長は少々口下手なところがございます。でもああ見えて、愛する奥様にはとっておきの素敵な言葉を告げられるのですよ。要は恥ずかしがりやなのです」
ふふ,と笑っておく。ブラック校長が何か言いかけたが、とりあえず私は目配せして笑う。お前は黙ってな。
「……ブラック校長の代わりに私達一同が皆様をおもてなしさせていただきます。そうね、こういう時は堅苦しい挨拶よりも、大事なのは食事と飲み物、華やかな飾り付け、音楽とーー少しの魔法かしら」
そう言って杖を取り出して、杖を振る。まぁ嫌な予感してたし、お願いしてたとおりだ。絵画とかいっぱい現れましたけど。各員に目配せをする。
「皆様、今晩貴方達をお迎えできたのは、私達にとって誇らしいことであり、喜ばしいことです。さて、それでは、どうか、リラックスして。さぁ、素晴らしいゲストを迎え、我らホグワーツに住まう者たちが誇りを持ってお届けいたします。あなた方のーーご夕食です」
あとは参照美女と野獣である。私使えのゴブリン達が給仕したりもするし、絵画の人達が音楽を奏たり歌ったりゴースト達が踊ったりもする。まぁ、私は指揮するみたいに杖を動かしてひたすら魔法を展開するのだが。食事用のナプキン動かしたり、お皿動かしたりタイミングよく出現する指示出したりするから。歓声あがったり、みんなワクワクした感じであるのでいいが。
「再三になりますが、教職員・生徒・ゴースト・絵画・ゴブリン・妖精達・人魚……我らホグワーツに住まう者一同、貴方達を歓迎いたします」
そう言ってにっこり笑って一礼する。歓声が上がった。あとは手伝った方々にもお礼言わなきゃな。
「また、他校の方々を迎えるにあたり、このようなことにご参加いただいたすべての皆様に感謝いたします。ありがとうございます」
そう言ってお礼を言えば絵画やゴースト、人魚達がいいってことよ!みたいな感じなのに対しゴブリン達がギョッとして、お礼なんて言わないでくださいみたいなこといった。
「いいえ、貴方達にはいつも良くしていただいてるわ。貴方達がいなければ私達は綺麗な校舎で勉強することも、美味しい食事をいただくこともできないのよ。何かしていただいたなら、それにお礼を告げるのは人間として当たり前のことです」
「し、しかし、」
「それに我らは純血と言われる貴族であるならば、マグルと呼ばれるあなた方に馴染みない方の手本となるべきなの。私達の他の方々への扱いを見て、彼らは他の方々への接し方を学ぶのよ。だから、このお礼の言葉はどうか受け取ってちょうだい。これからの未来のために」
そう言って彼の手をとって微笑んでおく。まぁ何回も頷いて消えたが。私はふふ、と笑ってから、皆様食事を楽しんでね、と普段より少し砕けた口調でつげて席に戻り、そのまま綺麗な所作で食べる。アミットがはわわみたいな顔してる。転入生が口パクで「プリンセスだー」と告げたので魔法で転入生のご飯を激辛に変えておいた。
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ドラゴンって歌声の魔法でいけるかなー、と、思いながら歌声に魔法をのせる。トロンとした視線になったドラゴンをちょっと離れて眺める。確かに恐竜っちゃ恐竜なんだよな。なんか離れてぎゃおぎゃお言ってるけど。訳:妖精の歌を久しぶりに聴いた、らしい。
「私は妖精じゃなくよ。妖精の魔法は昔教わったけれどね」
「ぎゃ?」
「ええ、そうね。教わっただけ。貴方達も昔は妖精と呼ばれていたから、この魔法が対応できるかなと思ったの」
「ぎゃう」
「貴方達と人間が上手に生きる時代ではもうないものね。ごめんなさいね、人間って基本的に傲慢で、未知なものには畏怖して排除しようとするの」
近づいてきたドラゴンに悲鳴が上がるが、別に食べる意志はなさそうなんだよなぁ。私に顔擦りつけてきたので撫でて祝福をかけておく。
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女は黙ってろ界隈うるせーーと思う。笑顔貼り付けてるけど。男ならいいなら男で応戦するぞ私は。だって私はたまに魔法で男になって外に出歩いてる。
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