ネタ帳vol.3
2023ネタ帳78:中華組が遡り
01/14 17:36
李子さんと陸治さんが俺くらいの姿になった。いや、多分李子さんに至っては俺より年下だっおもわれる。縮んだ陸治さんの第一声が聞きなれない言語で焦ったが、すぐにいつもの公用語に戻した。李子さんはぐったりしたままである。
「厄介なことを……李子殿!」
何度かゆすった陸治さんであるが、李子さんが目を覚まさないため息を吐くと、また聞きなれない言葉で口を開く。李章!という声だけ聞こえたが。ゆっくりと目を開いた李子さんは辺りを見渡し、また聞きなれない言葉を話す。項陸?と小さく李子さんがこぼした。ここでやっと聞きなれない言語が日本語におきかわる。
「……ここは……?」
「記憶がねぇのか……悪い、俺を庇ったからだな」
「否……気にしないでいい……」
そう言って李子さんはフードを被る。
「彼らは……?」
「味方」
「貴殿の?」
「いや、俺たちのだ」
李子さんは首をかしげる。貴殿と私、違う陣営と繰り返した李子さんに俺はもしかしてと口を開く。
「噂に聞く二人の敵対陣営時代」
「俺にはお前達の記憶があるが、李子殿にはなさそうだ」
陸治さんの言葉に俺は困った顔をした。周りを見渡した李子さんはフードのようなものを深く被った。
「とりあえずこの年代の李子殿は蜀か魏におけ」
「なんでその二択なんだ」
孫権がそう尋ねる。まぁ確かに何故呉だけが含まれないのかは謎である。蜀、魏、呉、と旗を見た李子さんが陸治さんをみた。
「項陸、劉邦様達は……」
そう言った李子さんに周りは李子さんをみた。劉邦となれば、漢の初代皇帝ではなかっただろうか。
「いねぇよ。ここは先の世だ」
「……先の世?」
李子さんがそう繰り返す。
「お前どこまで記憶あるんだ?」
「……垓下で勝って、落ち着いたから、劉邦様と別れた」
「そこから大体四百年後ぐらいだ。仙人に拾われたりなんなりしたんだよ」
その言葉に李子さんは少し驚いたらしい。少し考えて首をかしげる。
「……項陸はその間の記憶ある?」
「ある」
「……私、記憶ない……困った……」
「記憶がなけりゃそりゃそうなる。一応劉邦の子孫は蜀と魏にいるがどうする?夏侯一族とセットなら魏だが」
「……否、私、皆の記憶ない。迷惑になる……項陸と一緒にいる」
「そうかい。……ところでお前今何歳なんだ?」
「……。成人はしてる」
李子さんの言葉にいやそれは嘘だろと突っ込む。李子さんはぎんぺーちゃんのぐらいに見えるからだ。下手をすれば銀屏ちゃんより幼い可能性はある。
「それ昔からお前は言うけど男でも女でもしてねぇの今の俺は知ってんだぞ」
「……拒否」
「拒否じゃねぇんだわ」
そう言って陸治さんは李子さんの頭をぐりぐりした。李子さんはそれを叩いて交わしたが。
「……」
「……あー、まいったなぁー、ここにいる人達みんなお前のちゃんとした性別知ってんなぁ、成人してるなら婚約云々の話になるなぁ」
陸治さんの発言に李子さんはピシリと固まった。
「お前が望んでなくともお前を嫁にしたい奴はちらほらいるなー?どーっすっかなー?」
「李子さん今いくつ?」
「……。……13……」
category:中華組関連(msu・oa)