ネタ帳vol.3

2023ネタ帳7:359→turb?

01/14 16:50 


三国世界が前世扱いされているのであるが、とりあえずあれだ。どうやら元の世界に違う要素が足されているようである。隣に座るのは獅子王と呼ばれる人である。何人かで転校してきた彼であるが、私はその実彼が刀だと理解しているのだ。嫌だって私も中国の方の過去改変抑止装置として組み込まれているからな。向こうは人間送り込むし。陸治殿とはまた違うまぁなんだお仲間というわけである。ちなみに陸治殿や寵沙のクラスにも刀剣男士がいたりするし、他のクラスにもと考えると何か起こりそうな気はするのだが。

ということで、陸治殿と寵沙と情報共有する。中国語で。寵沙は無双側と関わりがなかったからかまだあちらには悟られてはいない。放課後の教室である。
『よくよく考えたら違う国でもそんな現象があるんだからこの国でもそういうのはあるよなぁ』
そう言ってお菓子をつまむ寵沙にそれはそうだと頷く。方法が違うだけだろう。ちなみに私の飛翔剣もたまに人の姿になるからちょっと面倒くさい。嫌だって外見があの軍師五人に似てるのもあれば、外見が違う世界の軍師に似ていたり色々して仲が色々悪かったりよかったりするからもっぱら私が武器として使ってしまう。
『でも何で今更?』
『何かが起きるんだろ』
『はい、おそらくは、妖魔軍……遡行軍がこちらに来る可能性はおおいにあります。気をつけた方が良いのは確かです』
『俺たちは身を守れるが、問題は寵沙か』
そう言って寵沙を見下ろした陸治殿に、私もそうですねと頷く。寵沙は表情を曇らせたが。
「陸ー、ここにいたのかぁ、一緒に帰ろうぜ」
「苗字も帰ろうぜー」
そう言って顔を覗かせた刀剣に、私達は顔を見合わせる。ガシガシと頭をかいた陸治は「おう」と言ったので私も大人しく頷いておく。
「治さんに鍛えてもらったら万事解決じゃん?」
「阿呆、一日二日でどうにかなる……か。お前は。お前だけスペックがなろう主人公だもんな」
「スペックが良くても飛び上がる癖を何とかしていただきたいですね」
やれやれしながら寵沙を手招く。帰りますよ、と言えば彼はついてきたのだが。


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「主、あれは浮気だよ。私たちという存在がいながら、日本の刀剣達を懐に入れるなんて」
そうぽこぽこ怒るのは私の飛翔剣のうちの一振りである。私の飛翔剣は五振り1セット、それぞれセットで名前もあるし個別にもある。このぽこぽこ怒っている剣ーー比翼剣ーーは郭嘉さんにもらったもので、そのため容姿が郭嘉さんにとても似ている。性格も似ている。他も貰い物なので同じように私に贈った人にとても似ている。とりあえず、比翼は頭をよしよしすれば機嫌がなおるのでよしよししながら予習をする。他が凝視しているが。
「比翼殿、主が困ってるよ」
「羨ましいならそう言えばいいじゃないか」
「比翼、あんまりそう言ったことをいうなら突き落としますよ」
「主殿、薬を持って参りました」

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物事が動いたのは放課後でも何でもないタイミングである。よくある学園モノホラーだ。何人かに何振りかの刀剣男士が張り付いていたようだ。霊力が高かったり、将来偉い人になったり色々なんだろう。さてはてどうするか、と思う。獅子王達の認識がどうか分かりかねる。ふむ、と考えていれば、御手杵がこちらをみた。
「肝がすわってんなぁ」
「生まれつきです」
「李子さーん」
そう言ってかけてきた仮名殿のそばにはなるほど大包平だ。じいっと見つめていれば、何だ、と言われたが。
「いえ?見目美しい方だと」
そう言えばふふんと鼻を鳴らした。うーーん、推し。ちなみに仮名殿も、わかるー!と声を上げた。まぁ、生徒が叫んだが。
「のほほんしてる場合か」
「焦っていても事態は好転致しませんよ。行動に移さなければまた事態は好転致しませんが。外に助けを呼べるのであれば籠るのもよし、呼べないのであれば現状打破を試みるしかありませんね」
『俺たちの普通のスマホは圏外だな』
ということは、時間云々系で扱うスマホは圏外じゃないということだろう。とりあえず今日の連絡のところに事件に巻き込まれたとメッセージを投げておいたら爆速で返事が来た。授業ちゃんと受けたり、仕事しろ。
「苗字?」
「あぁいえ、国外の方とは連絡が取れるので」
そう言えば刀剣男士達がギョッとし、他は困り顔である。まぁそうなるか。陸治は「海外なら意味がねぇな」と同じようにそちらのスマホを見たが。
『やっぱり反応しないな』
『はい、この国には適用しないというのか……異形の姿を見るに、少し違う性質の持っているのかもしれません』
『さて、どうする?あくまで俺たちだけなら何とかなったとは思うが』
『籠城は得策ではありません。先程告げたように、外からの援軍がないのであればこちらは壊滅するだけです』
そう会話していれば、おい!と知らない叫ばれる。
「日本にいるんだから日本語で喋れ!二人でこそこそと……!」
「申し訳ございません。陸治くんとはこちらの方が手っ取り早く……どなたか外に連絡を取ることができますか?」
そうちょっと匿名殿と一緒に来た陸奥守吉行達を観て告げてみる。彼らは首を左右に振った。
「無理じゃ、通信が安定せん」
「なるほど、援軍が来ないのであれば籠城……ここに籠ることは無意味ですね」
「やり過ごすのは?」
匿名殿の言葉に首を左右にふる。
「索敵をしたわけではありませんのでくわしくはわかりかねます。しかし、窓から外を見る限りおそらく無理そうです。見つかるのも時間の問題でしょう。ここに閉じこもってくるかわからない味方を待つのもいいですが、飲み物も食べ物もありませんのであまりお勧めはいたしません」
「だよなぁ。だが、この人数で撤退できるか?」
「そもそも撤退場所ってどこ?」
「そこも問題ですね」
ふむ、考えることは山積みである。少し考えてから口を開く。
「まぁ定石は誰かが派手に暴れて異形を引きつけ、他はその間に撤退、そこから引きつけた人たちも撤退でしょう。援軍や頭数がが望めたなら本陣を奇襲などができますが、この場にいる人間の安全を考えれば撤退でとどめるべきかと」
そう言えば大包平さんがふむと考える。まぁ合肥形式でもいいが、いかんせん他の生徒の安全を考えるとこういう形がいい。
「……撤退場所の確保が優先か」
「はい、そういうことです。撤退場所さえ決まれば、撤退路は切り開くことはできますからね。わざとこちらをひらき、異形をこちらに引きつけ左右から挟撃としても良いですが、皆様不安なりましょう」
「当たり前だ!」
知らない生徒がそう騒ぐ。うん、だろうから撤退するのである。
「俺は冬季山家の息子だぞ!」
そう告げた彼に、ああなるほどだから既視感があるのだと理解する。彼は政治家、というより首相の息子であったはずだ。まぁ、陸治殿が鼻で笑ったが。まぁ陸治殿はこういうタイプである。
「お前、俺を笑ったな……!」
「親の権力は関係ねぇよ。身内の権力にしがみつくな、みっともない。それは後にお前を苦しめるぞ。お前はお前で父親でもなんでもない。お前はお前が成し得たことを建前にしな。まぁ、そんなこたぁ言わなくても俺たちが守ってやるから大人しくしとけ」
「私の発言で心配をおかけしたのなら申し訳ございません。貴方達の身は私達が保証致しますので大丈夫ですよ」
私も彼の手を取って柔らかく笑んでおく。まぁ、固まってすぐに手を振り払われたけど。なるほど、鍾会くんタイプ。
「李子、水があったら何とかなるか」
「おそらくは。清められた水でないですし、どこまでできるが謎ですが」
「清められた水ならあります」
そう言って、刀剣男士の後ろからひょこりと手をあげた女の子にありがたいなぁと思う。あの子だけがっちり警備なのをみると多分審神者っぽいな。
「助かります」
「いえ、私では力足らずで……」
「いいえ、そんなことはございません。貴方はいち早くこの部屋を守ってくださったでしょう。維持していただくのにも力を使われているはずです」
そう言って透明なタンブラーを差し出した彼女からそれを受け取る。まぁ、仮名殿がノートをちぎって差し出してくれたが。ありがてぇ。まぁその上に水を垂らしながら仙術を扱えば地図とともに扱っていないのに黒い模様が現れる。
「反映在紙上的立楊」
そう告げながら手をかざせばその一部が陣地図になった。
「陸治殿」
「あぁ」
そう言えばかれはジッポライターを判明していない黒い模様につけた。炎が一瞬ひろがり、完璧な陣地図となった。
「すげぇや……」
「陰陽や神術ではありませんね……」
「李子さんと陸治さんだからなぁ」
「それにしても思ったよりいるな」
「はい。闇雲に動かなくて正解でした。撤退場所はこちらですね」
「でも、この狼の印はなんだ?」
そう言った獅子王さんに私はそちらをみる。黒い狼は公達さんの、白い狼は元直の印である。黒い狼がいるというこいつは公達さんがいるらしい。
「私の知り合いが撤退路を確保くださったようですね」
「えっ、じゃあこれ誰?」
「公達さんです。公達さんは日本に出張があると言っていましたので駆けつけてくれたんでしょう。さて、撤退路を確保できたので一部が敵を引きつけ、その間に撤退、引きつけた一部は殿に引きつけつつ撤退という形を取りましょう」
「俺が引きつけるからお前らは先導頼む。何人か借りるぞ」
「はい、それが一番ですね。貴方達の腕は確かですから。皆様、ご武運を」
そう一礼すれば彼はふとわらったが。審神者があわあわしている。大包平さんがぽかんとしてるの可愛い。
「おい、待て!お前は人間……!」
「結城、手を貸せ。アンタもそこのお前らもな」
そう言って陸治さんはジッポライターに火をつけてふった。炎のエフェクトと一緒に現れたのは戟だ。私も残っている水を宙に垂らせば、氷と共に飛翔剣が十振り現れる。さすがに現れすぎである。そんなに現れなくとも。
『賢狼、白狼』
そう呼べば二振りは人型になりかけたので術で狼の姿に変える。うーん、可愛いもふもふである。
『主!無事かい!?』
『……主君、何故です……』
かたや、尻尾ぶんぶん、かたや、ジト目であるが。
『賢狼、白狼、申し訳ないですが、匿名殿に振るわれる形をとっても?』
『えっ』
『嫌です』
我が強い。公達殿に似ているのに。
『後できちんとお手入れしますから』
『比翼殿みたいに一緒に寝ていいならいいです』
『わかりました、考えておきます』
『主、俺も……』
『わかっています』
そうヨシヨシすれば桃の花が舞う。そしてそれは剣になった。
「匿名殿、身を守るくらいは容易いですよね?」
「当たり前にできる。なんなら陸治と行く」
『白鵺、夫諸』
そう言えばきちんと鳥と鹿の姿になって現れるの助かる。
『あなた方は仮名殿に振るわれる形になっても?』
『はい、構いません。お守りいたします』
『主はいいのか、残るのは問題児ばかりだぞ』
それに関しては仕方ないと思っている。一匹と一羽をよしよしすれば、剣になる。それを仮名殿にわたした。
「ふぉぉ、ふぉぉ、これは李子さんの飛翔剣の二振りでは……!?」
「はい、なので大切にお使いください。念の為札をお渡しいたします」
そう言いつつ札を準備して残った剣を一度しまう。いっぱいあっても邪魔だし。まぁいらない意地の張り合いで比翼と臥龍が残りましたけども。

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引きつけも上手くいったし、撤退路の確保もできた。公達さんが完璧に迎え撃つ形で動いているのが嬉しいし、審神者っぽい女の子がお父様!?とか言ってるので親だろうか。まぁ、追って撤退してきた陸治殿達も全員無事で何よりだ。追ってきた遡行軍は審神者の父親の刀剣と公達殿が処理したが。ふーむ、さすがである。飛翔剣も元に戻し影に入れておいた。
『ナマエ殿、ご無事でしたか』
『公達殿、ありがとうございました。早いおつきでしたね』
『寵沙から二人が帰ってきていないと連絡がきたと思えば貴方からの連絡がきましたから』
『……ということは』
『はい、今から俺たちの国であればラグの回収が起こり得ます、が、
「匿名殿大丈夫ですか?」

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