ネタ帳vol.3

2023ネタ帳94:中華組とOA

01/14 17:42 


剣舞。と、言われても。
困った顔をしてしまったのは仕方がない。俺は剣舞をちゃんと習っていないのだ。いや、陸治さんや李子さんにできるようになった方がいいとは聞いていたが、俺があんまりにも転戦するあまりちゃんと教わってなかったのだ。師匠の元にいた頃は体弱かったしな。普段こう言うものを引き受ける陸治さんがいないから言ってきたのか、そうでないのか。とりあえず誰かが剣舞を舞わねばこの行商人たちは納得しなさそうだ。ちなみに他の転生メンバーも無理である。持ち帰って検討しますね、と言えばニヤニヤ笑われて終わったが。腹立つな。
「寵沙?どうされましたか?」
「いや、なんか剣舞しろって言われて」
やってきた李子さんにそう告げる。剣舞?と首を傾げた李子さんに俺は頷く。経緯を説明したら、寵沙に恥をかかせたいのでしょう、と言われたが。俺もそう思う。
「しかし、参りましたね。1日2日でどうなるものではありませんし」
「陸治さんギリギリ帰ってくるか来ないかくらいだしなぁ」
ウーーン、と考えていれば、李子さんは仕方ありませんねとため息をついた。
「私が男装して舞います」
李子さんの言葉に目をパチパチ瞬く。そういや、李子さんは男として生きてきたのだから恐らくできる。
「いいの?」
「かまいません。陸治殿よりは下手ですが、まぁなんとかなるでしょう」
ではこれは解決したのでと告げた李子さんは仕事を俺に渡してきたが。ウッ。

「自業自得じゃない」
そう言った星辰に、そうなんだけどさぁ、と言いながら客を待つ。仕事が山のようだった。ハンコ押すだけだけども。剣舞も宴も何も他陣営が集まる中やらなくてよくないか?と思っていたら陸治さんも呉陣営と帰ってきた。タイミング悪い。俺たちの表情をみた陸治さんが首を傾げる。
「どした?」
「いや、あの商人に剣舞やれって言われて」
「え?」
「は?お前できないだろ」
「どうするのよ」
二人の言葉に俺は口を開く。
「陸治さんいないし、どうしようと思ってたら」
「まさか、うちの文官トップ借り出したのか?」
そう聞いてきた陸治さんに頷く。驚いた星辰とあちゃあと頭を抱えた陸治さんに何かあるのか?と首を傾げた。
「阿呆、美男子が剣舞やってみろ。大変なことになるんだよ」
「え、陸治さんも美男子……」
「ありがとよ、でもそうじゃない」
陸治さんはやれやれする。まぁ時間になったし席に着けって言われたので指定された席に着くが。
「ん……?清河は陸治殿ではないのか」
そう告げた劉備さんに、陸治さんは俺は不在でしたので、といった。曹操さんが俺たちの後ろを伺ってから口を開く。
「李子はどうした?」
と尋ねたところに舞い手として男装した李子さんがきた。うわーー!美男子だ!!にっこり笑った李子さんは美男子だ!!
陸治さんが酒を飲みながら口を開いた。
「重大任務についてる」
「重大任務?」
と孫堅さんが首を傾げたのをみて、陸治さんが親指をむける。
「あれ」
「は?」
近くにいた三國君主勢がそんな声をそろえた。
音が鳴れば李子さんはその音曲にあわせて舞う。その姿を見てなるほど理解した。陸治さんはただただカッコいいのであるが、野郎がウオオ!と言う感じなのだが、李子さんのは芸術点が高いというか。曲が終われば李子さんが一礼した。拍手をしてしまったのは仕方がない。商人がワナワナしながら口を開く。
「お前は誰だ!」
その問いに陸治さんは立ち上がると李章、と李子さんを呼んだ。李子さんは叫んだ人から陸治さんにしせんをうつす。まぁ隣に並んだが。はわわ、踵ある靴効果でいつもより高い……。
「悪いな、コイツは口が聞けないんだよ。李子殿の親戚だ。口が聞けないもんで、普段は奥の菴で李子殿を手伝ってるんだ。で?アンタの要望通り舞ったわけだが?」

category:中華組関連(msu・oa)