赤崎妹と、監督と王子 





#会話文のみ!

「うっまー! ハーゲンダッツリッチミルクうっまー!!」
「静かにしなさい」
「あ、すいません、女医さん。あまりに美味しすぎたので」
「ナツ、いるか?」
「あれ? 何かタッツミーの幻覚が見えた気がする! ハーゲンダッツが美味しすぎるからかな、」
「本物だ、本物」
「えー、だってタッツミーは練習に顔出してるはずだし!」
「お前、アイス食ってるとテンションあがるんだな、大丈夫か? 医者に見てもらうか?」
「タッツミーが見てもらいなよ、」
「何で俺がー。……よっと」
「あ、ハーゲンダッツのティラミス! タッツミー、頂戴!」
「えー、どうしよっかなー」
「あー」
「ナツ、やるとはいってない。口をそんなあけてまつな」
「あー」
「……なにやってるんだい? タッツミー、ナツ?」
「お、ジーノ」
「王子! タッツミーにハーゲンダッツのティラミス貰おうとしてんの!」
「やるとはいってないってー」
「……」
「あー」
「だーかーらー……ってジーノ! 何とってるんだ!」
「はい、ナツ、あーん」
「あー……! うまい!」
「あー、オレのティラミスが……」
「リッチミルクあげるよ、タッツミー」

「僕にはないのかい?」
「一口ならいいよ」
「……(コイツ、18なのに間接キスだとか騒がないのか)」
「……(やれやれ、ナツはこういう分野では鈍そうだ)」
「……あ、遼兄! 練習終わったの?」
「! 何してんだ」
「アイス食ってる」
「見りゃわかる」
「お前ら仲いいよなぁ」
「「どこが」」
「ってか、監督、途中からいなくなったと思ったらここにいたんスか」
「僕もいるよ」
「! 王子まで!」
「遼兄、ティラミスうまいよー、今度ハーゲンダッツのティラミス買って! モンブランでも可!」
「自分で買え」
「厳しいなぁ、ザッキーは。ナツ、今度ジェラート屋さんに連れて行ってあげるよ」
「ジェラート?」
「ヨーロッパのアイスさ」
「いく!」
「王子、コイツにあんまアイス食わせないでください。太るッス」
「! うわー、知らないの? 遼兄。アイスは別腹なんだよ!」
「ケーキとかは含まれないんだな、ナツは」
「タッツミー、私はケーキ苦手なんだよ。だから誕生日はアイスのやつだし! イギリスってアイス、なんかないの?」
「んー、あるっちゃ、あるけどな……」
「どんなの? おいしい?」
「……蛍光色のアイスが」
「……体に悪そうッスね」
「……僕は遠慮したいな、そんなアイス」
「うまけりゃ問題ないよ、王子、遼兄!」
「お前のその思考回路はどうなってんだ」
「え、普通じゃない?」
「太るぞ」
「ははは、あ、タッツミー、ごちそうさま!」
「! 俺のティラミスがない! リッチミルクもない!」
「食べちゃった! だってタッツミーしゃべってばっかで食べないんだもん。タッツミーが悪い!」
「お前が悪い」
「痛い! 遼兄殴るなよ、DV!」
「あ?」
「ごめん! 小突かないで! 地味にいたいから! タッツミーごめん! 今度オススメのアイス買ってくるから!」
「ナツ、僕には?」
「ふつー、ジーノにはないだろ」
「女子高生の出費の多さを考えてよ、王子」
「お前の出費はアイスに消えていくだろ」
「なんだと!」


「静かにしなさい!!!」


「「「スイマセン……」」」


赤崎妹と、監督と王子と兄
(ザッキーのせいで怒られたじゃないか)
(何で俺のせいなんスか)
(タッツミー、何味がいい?)
(一番上手いの)


13

SQUELCH!!