赤崎妹と、大学 





「ねみ……、」

昨日、試合が終わった後タッツミーやら王子やらと話していたら遅い時間になっていた。
"え、いたの!? ナツ、僕の華麗なシュート見てくれたかい? "とか"俺の正面にどこのサポーターでもない奴がいるな、とは思ってたけど……ナツ、お前だったのか。"とか。
(あと、遼兄に"ノーコンなのに狙うから外れんだ。"って言ったりした)

学校のグランドの前に立ち、背伸びをする。
今日はポカポカしていて暖かい。
サッカー日和!

「ナツー! せこい! 旦那から聞いたで、ETUのサッカー見に行ってたんやろ!」
「はい、ユキ、離れようか」
「何やってんだ、ユキ。ナツ困ってる」
「全くだよ、アズ」
「あ、ナツ、来てたのかい? 寝坊助だなぁ。どうせなら休んでくれればいいものの」
「一言おおいよー、サトル」
「「ナツ、遅い!」」
「はいはい、ゴメンネ。シュン、ハヤト」
「うわぁぁん! 事故ったかと思って心配したよぅ!」
「ごめんごめん、ユウト」
「……」
「おはよう、シグマ」
「おっはよー! あれ、ナツも遅刻?」
「真の寝坊助だね、キタちゃん」
「おはようございます、ナツさん」

「さん付けやめてよー、ユーシ」
「オハヨウ?」
「あってるよ、リュウ」
「はざいます!」
「はざいます、アキラ。あ、ササ、キャプテンは?」
「あっち」

指を指された方向を見ると、走ってくる奴が一人。

「おはよー、ケイト」
「はよ、ナツ!」
「今日も無駄に爽やかだね」

自分より背の高い頭を撫で、全員揃ったかどうか確認する。

「改めておはよう、諸君」

にこり、と笑うと全員から返事が来る。
ここは学校のグランド、といっても"大学"のグランドである。
そして、目の前にいるコイツ等はユーシとシグマ、ユキ、キタちゃんを除いて同じ高校出身だ。
(しかもサッカー部スタメン)
前途の四人もサッカー部(しかもインターハイで会った)。
大学の入試でもう一度会って、"サッカー部入ってサッカーしよう! "って言ってたらこの大学にはサッカー部がなく、全員難なく入試が受かったので無理矢理サッカー部を作ってもらった。
私は監督だ。プレーもするけど!

え? この前は「華の高校三年生」って言ってたって?
この前は卒業式前だからね。

「新生ETU、どうやったん?」
「んー、まだ何ともいえないね。データはとったけど」
「じゃあ、練習のレパートリーが増えたか?」
「増えたよー。やりたい?」

にひっと笑ってみんなを見るとコクコクと頷いていた。

「じゃあ、アップしておいで」
「よっしゃ! いくぞ!」


赤崎妹と、大学
(ま、大学も楽しくなりそうだ!)



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SQUELCH!!