赤崎妹と、話の真相 





「こんにちわー! タッツミー」
「お、ナツ来たか……って今日は一人じゃないんだな」

タッツミーは私の後ろにいる奴らを見る。

「手伝いもう2人いるって、タッツミーが言ったじゃん」
「そうだっけ?」
「若年性アルツハイマー?」
「違う」

ケラケラと笑ってると、後ろから体重をかけられた。

「ユキ、重い……」
「ナツ、せこいー!! ETUの監督さんに俺らのこと紹介してーや! なぁ、ケイト」
「ああ、」
「タッツミー、今後ろにいるのが安田ユキヒコ。で、隣にいるのが天城ケイト。ウチのチームのキャプテン」
「今日はよろしくお願いします」

キャプテン律儀だねー。
私とタッツミーなんて、とんでもない出会い方してるよ。君と違って。
それに比べて……

「監督さん、若いなー! けど、新聞で見たで! 35なんやろ? うっわー、年齢詐称やん!」

ユキは突っ込むなぁ。
私と同じこと言ってるし。

「ユキ、お前、相手、年上なんだから……」
「ケイト、固いこと言うなやー、俺フレンドリーに行きたいねん、な? ナツ」
「ユキの趣向なんか知らん」
「厳しいなぁ、」

ニヘリ、と笑うユキと対象的にケイトはため息をつく。
タッツミーは「対象的だな」と言った。否定できない。

「私、タッツミーと二人で詳しいこと話しとくから二人は走ってきなよ」
「えー、」
「えー、じゃない。速く行かないと、スタメンから外すぞ、ストライカー」
「……行くぞ、ユキ」
「んー」

二人が走っていくのを見送ると、ため息をついてタッツミーを見た。

「ごめん、タッツミー。もっと静かな奴つれてこようとしたんだけど」
「別にー。おもしろいな、アイツ等」
「それは否定しない。で、今日、ハーゲンダッツの何?」
「もうそっちか。今日は、んーと……モンブラン?」
「ナイス! タッツミー。食べたことないやつだ」
「なぁ、ナツ、昨日椿と会ったんだろ?」
「会ったよ、ケイトとコンビニ行ったらいた。さっきの静かなほう」
「……付き合ってんの?」
「ないない。帰る方向が同じなだけ」
「なるほど」
「なんで?」
「なんとなく」

ツバさんが何か言ったのかな?
まぁ、昔から多々言われることだから気にしないけど。

「じゃ、椿と50メートル走ったのは天城のほうか」
「そ、ウチのチームで一番速いよ。プレッシャーに潰れないツバさん――椿さんみたいな」
「へぇ、じゃあ、安田は?」
「ケイトには劣るけど、足は速いしテクニックがある。持田選手的な?」
「ふーん」

まぁ、二人とも弱点はあるんだけど。

「今日何するの?」
「グループに分かれてフットサル」
「人数が足りないわけね」
「そういうこと」



赤崎妹の、話の真相
(……恋人つくんねぇの? ナツは)
(パッカ君とサッカーが恋人です。あ、パッカ君はまだ告ってない!)


18

SQUELCH!!