ハーフタイムに相手方の弱点やデータ、そして今からどうなるかの予測を伝えた。
面白くないことに、やはり予測していた通りに向こうは修正している。
「あ、タッツだ」
ベンチに座って真っ直ぐスタンドの方を向けば、タッツが見えた。
ワクワクしてくれてんのかな、何て思いながら視線をずらすと、遼兄とセーラームーンとツバさんがいた。
「セーラームーン、相変わらずはしゃいでるなぁ」
まぁ、楽しんでくれていればそれでいいんだけど。
高校の後輩と、同じ大学の人。
みんな楽しそうだ。
うん、良かった。
そんな中、スタンドの上の方に、1人、男の人がいた。
「! かさ――……」
ワァ、という歓声に声がかき消された。
また得点が入ったらしい。
「誰が入れたの? 今」
「キャプテンだよ!」
そう言って笑うユウトの頭を撫でて、もう一度視線を同じ所に向ける。
すると、その席はぽっかりと空いていた。
「話したいのに、何時もいなくなるなぁ、笠野さん」
赤崎妹と、公式戦#3
お陰様で、この試合、0−4で快勝しました。
(皆の共、お疲れー! 楽しかった?)
みんなの返答は全てYESでした。
良かった、良かった。
50
SQUELCH!!