赤崎妹と、簡単な勝負 





「よし、ナツ、勝負しよう!」
「は?」

大阪ガンナーズ戦が終わって、翌日。
大学の授業が終わって、サッカーの練習が終わって、帰りにシグマとケイト、ユキという少し変わったメンバーでETUを訪れると、タッツに言われました。
なんかいきなりだから、ビックリしたじゃないか! タッツ!

「そういう所は赤崎に似てるな、ナツ」
「いやいや、似てないから」
「で、やる? ナツ」
「勝負?」
「うん、」
「する!」
「ちょい待ち、ナツ」

はい、ユキからツッコミ頂きましたー。
そうだよね、何の勝負か言われてないから、こっちが不利だよね。
だが、ユキ!

「タッツがサッカー以外の勝負を私にするわけないじゃん、ユキ」
「けどやなぁ、」
「今日、シグマ連れてきてるし、PKとかミニゲームとかじゃない? 多分」

そう思ってタッツを見る。
セーラームーンとツバさんと、夏木さんと上田君と……
面白い人選だね、罰ゲームとかじゃないか、と4人ではなしてたらタッツに呼ばれた。

「ってことで、罰ゲームな」
「ナツの予感当たったな」
「思考回路にてんのちゃん?」
「そうかもネー。で、詳細は?」
「その名も"高校生から上がり立ての大学生に阻まれようPK"〜」
「阻まれること前提やん」

タッツによると、普通のPKだそうで。
半分以上止めれば、ご飯か何かをおごってくれるらしい!
ハーゲンダッツがいいなぁ、

「頑張れ! シグマ!」
「……アイスのために、か?」
「……いや、大学生の名誉のために!」
「前の沈黙はなんだよ、ナツ」
「俺もPKしたい!」
「フリーキックな感じにする?」
「お、それいいな!」

ということで、フリーキックに変わりましたよ。
シグマはキーパーで私とユキとケイトとヘルパーでそばにいたスギエモンが壁。
キーパーがボールをとる、もしくは私達がセンターラインまでボールを運べば私達の勝ち。
チャンスは一回。

「ツバさん、夏木さん、セーラームーン、私達に止められちゃ恥だよ、恥。上田君は同い年だからアレだけど!」

そういって笑えば、ツバさんが引きつった苦笑いを零した。

赤崎妹と、簡単な勝負
(ナツの奴、椿達にプレッシャーかけてやがる)
(赤崎、止めないのかよ……おい、あのバカたち……)
(どうしたんスか? 堺さん)
(正面から……!)

(シグマ、ナイス! マジナイス!)

((はぁ、))

シグマがきれいに止めてくれました。
勝因:ツバさんと夏木さんのプレッシャー負け。
タッツは爆笑してた。


74

SQUELCH!!