遼兄、杉江もん、セーラームーン!
セーラームーン、見直したぞー!
かっこいい! すごい!
よくがんばった!
怪我をしてそうだけど。
セーラームーンって呼ぶの止める!
けど、何て呼ぼう。
とか考えながら、マスコミをさけてタッツの所に行ってたら二度目の絡みをいただきました。
「タオルおとしましたよー」
しかも、またタオルかよ、みたいな。
「……ありがとう、ございます」
「あー、今日のプレーすごかったですよ、窪田選手」
「わはっ」
「わは……?」
おもしろい笑いかただな、この人。
「あれ、ナツちゃん」
「うっ」
その声は、志村さん……!
「さっさと囲み取材行ってください、志村さん。みんな待ってますよ」
「んー? あー……俺は行きたくないなぁ、窪田の友達だったの?」
「いえ、さっき会ったばっかですよ、って窪田選手頷かない。あー、何かガンナーズの人といたら、話のテンポが!」
「ほめられてもなぁ、」
「誉めてません!」
あー、ダメだ。
はやくタッツの所いかないと、むっすーってしてるよ。絶対。
「何してんだ、志村、窪田」
「あ、平賀、」
「……その子は?」
「ん? どうしたん? って、あ!」
「お疲れさまです、じゃ!」
平賀選手と片山選手に二人が注意を向けている間に片手を上げて足早に立ち去ろうとする。
おーと、手を掴まれた!
え、ダブルですか。
「はなしてくださーい。放さないと窪田んとかシムシムとか呼びますよ」
「へむへむやんっ!」
「ツッコミありがとうございます。片山選手」
片山選手にお辞儀すると、「おう」と何か照れてくれました。
とりあえず、は な そ う か。
「えーい、はなせ! シムシム! くぼたん! ストライクアウトの的にするぞ! というか私はETU側だぞ! 離せコノヤロー」
「女の子がコノヤローっていったらダメだよ、ナツちゃん」
着眼点そこかよ! シムシム、ずれてるから!
ちょ、そこの二人、見てないでさー、助けようとはしないのか。
「まぁ、放してやれよ、志村、窪田」
「放したら逃げるでしょ、」
「当たり前ですよ」
「あ、ナツ、いたいた」
ん? この声は……
「タッツ!」
「なんだよー、試合始まる前に来ないし、試合の後に来るかなって思ってたら、ガンナーズと話してるし……ナツ、お前、もしかしてスパイ?」
「な訳ないでしょーが!」
「達海監督、この子は?」
「ウチのバイトちゃん。現江戸代学園大学、去年、帝都高校の監督」
「去年はコーチ」
「実質監督だろ?」
「うん、まぁ、」
「へー、ナツって本当に未来の卵だね。楽しみ」
シムシム、またぐしゃぐしゃする!
あー、それにしても平賀選手といい片山選手といい、この表情はアレだな。
信じてないっていうか、何というか。
(女子だからって甘く見てるなぁ、)
「ナツ、行くぞー。有里が待ってんだ」
「はいはい、……あ、」
「後、ガンナーズ諸君。コイツを甘く見てるといつか痛い目あうぜ?」
ETUの面々みたいに。
タッツ、それ、嬉しいけど余計な一言だよ。
赤崎妹と、大阪組
(じゃーねー、くぼたん、シムシム、カッタン、平賀さん)
(何か俺も変なあだ名ついてるやん!)
(じゃーねー、ナツ、)
(わはっ!)
(……(江戸代学園大学、か。ウチのユースをやぶった))
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SQUELCH!!